ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

そうだったんだ…14

2015-09-18 16:56:24 | 日記
前回は『メッセージ』に力が入ってしまいましたが(苦笑)
なにぶん『奥さん越しの甲斐さん』についてのブログですので…(笑)

ともあれ、エコーズ・辻仁成さんのインタビュアー・山本智志さんは…

以前からエコーズは『テクニックをひけらかすのではなく
歌そのものを聴かせるようなバンドになりたい』と述べていたが

彼らの考えるロックとは
スポーツで汗を流すことの『代用』でも
退屈な生活の単なる『うさ晴らし』でもない
聴き手の内面に向かおうとする『歌』なのだ

だから、彼らは観客が総立ちにならなくても意に介さないし
全ての人が握りこぶしを突き上げる必要もないと思っている

それよりは、それぞれ家に帰っていく人たちが
その道すがら、さっき聴いた歌のメロディや歌詞の一節を
ふと思い出してしまうような、そんな音楽をやりたいという…と書かれてますが

かつて、甲斐さんも『ライブが終わった後に
説教たれられてる訳でもないし
泣き落とされてる訳でもない

だけど、ナンか判んないけど血が騒いでしょうがなくて
次の駅やバス停まで歩き越しちゃったっていう
ヤバーイ世界を作りたかった』とおっしゃってました(笑)

もっとも、奥さんによると『泣き落としはないけど
説教はよくたれられた(笑)』そうだ(笑)

それはさておき…辻さんが
ライ・クーダーの【クロスロード】のPVをご覧になって

『ロックは十字路から生まれるんだって思ったんです
色んな方角から集まって来た人々が生み出すものなんだ

僕らの音楽も東京の街路から生まれて来たものです
僕らはストリートを歌って来たし
これからもそれは変わらないと思うんです』と話されたことに

山本さんは『辻のロックに対するこうした直観は
佐野元春のそれと通じ合うものがある』と記されてますが

かつて田家秀樹さんも『甲斐バンドのラブソングには
「路上」がある』との記事を書かれたことが…(笑)

確かに、甲斐さんの曲には『街』や『街角』『舗道』といった
単語やタイトルが多く見受けられるし
『ガラスの動物園』で『都会との遭遇戦』を描かれたり

『都会の雑踏の中にいないと詞が書けないもんね
何故かって言うと、生きてる人間と生きてる風景、生きてる情況がないと
熱い思いがポロポロこぼれ落ちてこないんだよ』とか

『ある街を歌うとするじゃない?
その時にね、今自分たちが見てる「等身大の街」を直視して歌わないと
ただのコピー、街の物真似をしただけの歌になっちまう』とおっしゃったり…

ただ『虜』を作られた頃には
『街はずれからも街を思えるし、街にいても荒野を思える
新宿の雑踏にいて新宿を歌うって時代は朽ち果ててるよ』とのお言葉も…(笑)

でも『嵐の明日』で『日常』を書かれた際には
『渋谷のスクランブル交差点あたりを車で走ってる時に思ったんですよ』

『疲れたサラリーマンやひたすら楽しそうな若いコ達や
電話ボックスで電話してる奴とか並んでる奴の中には
大笑いしてる奴もいれば、怒鳴ったり泣いたりと様々な人間関係がある

現代社会の縮図というか、あの光景を見た時に
そういうことをチャンと描きたかったんですよ』とおっしゃってるし

『ロックって結局、いつもストリートにいないとダメな訳じゃない?
最初に歌はないのよ、ストリートの物語があって
ガキ達が存在して、ファッションがついてきて
それでやっと歌になる』と話されてます

BIGGIGでは『街』をカンバスになさったし
昔は『サウンド・ストリート』で(笑)
今は【Blood in the Street】ですもんね…スミマセン!

ちなみに…辻さんは、詞を書かれるのも
屋外や広い場所だそうですが

甲斐さんは、以前は『ツアーをやりながら
夜汽車や旅先のホテルで寝る時にインスピレーションが湧く
ホントに疲れてる時って、意外に正直になれる』と話されてたけど

その後『そのやり方が単調に思えて来るほど
ツアーが習慣的になっちゃって(笑)
刺激が足りなくなって来たのね』と変わられ
引っ越しグセも収まって来られて(笑)
今は『バー』でお書きになってるんですよね(笑)

『街を歩いてきなよ』とおっしゃいつつ
『だけど、最後に叩くドアはこの俺の胸だけさ』なのは
奥様の心情を書かれたんでしょうか?(笑)
コメント
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