ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

そうだったんだ…11

2015-09-15 14:04:28 | 日記
『パンクという第一印象を飛び出して
音楽としてのモッズを展開する』ことに
『黒くてトガッたこれまでのモッズ』ファンの方からは

『ポップになるのは、ロックとしての後退だ』
…との声も上がったそうですが

森山達也さんの出演された映画や
ソロアルバムを見聞きされたとおぼしき
『モッズ・ファッションじゃない』フツーの(笑)男性や
さらには女性客がライブ会場に足を運ばれるようになったらしい

以前にも触れましたけど…奥さんの友人Uちゃんは
ずっと甲斐バンドのライブが見たかったのに
あまりのファンの熱さに恐れをなして(笑)
とうとう言い出せないまま解散を迎えてしまった人です(苦笑)

ともあれ、エンターテイメント性を重視された森山さんは
曲のアレンジだけでなく、メンバー全員のステージ衣装も変更(笑)

このライブの観客は、森山さんが序盤に曲を途中で止めて
『Hey、Hey』と煽らなければならないほど
その変化に呆然としていたんだとか…(笑)

ライブ終了後に森山さんいわく…すっかりフッ切れたっちゃ
20代の俺は『闘うマシーン』やったけどね
よく『大人になりたくない』ってロッカーがいるけど
俺はカッコいい大人になるよ

ちなみに、この数日後に30歳になられたらしい…って、カッケー♪

その『森やん』に『モッズのステージ時間を割いて貰って
照和に出演した』と話されていた陣内孝則さん

アマチュア時代は北里晃一さんと
『シューティング・スター』というバンドを組んでいらしたそうだけど
レコードデビュー自体は、モッズより
ロッカーズの方がやや早かったことについて…

『俺たちって、目一杯煮詰めて出て来たバンドじゃなかったから
こっちへ来て煮詰めなきゃなんないのは
結構ツライもんはあったね(苦笑)』とおっしゃってますが

甲斐バンドには、ドラム歴2ヶ月のドラマーの方や
エレキ初心者のリードギタリストの方がおられたんですよね(笑)

『もっと期を待つべきだったかも知れないけど
俺たちが出て行かなかったら
あんなムーブメントはなかったかも知れないし
切り込み隊長って感じだったのかな』と
『博多めんたいビート』と呼ばれたことに触れられ

『まあ、あのまま辛抱強くやってれば
ARBやモッズとタメ張れるくらいやれてたと思うけど(笑)
ロッカーズは間違ってなかったと思うよ』と話されてます

ただ、活動は短期間でもその2年間にライブと並行して
5枚のアルバムを発表なさってるし、内容は濃かったんじゃないかと…

余談ですが…ロッカーズの曲は極端にビートが速くて
1~2分という短い曲がほとんどだったらしく
ジョイント・ライブに参加された際に

35分という持ち時間に合わせて
6~7曲をリストアップするバンドが多い中
陣内さんが23曲(爆)を書かれたリストを出されたら

スタッフの方いわく…この中のどの曲をやるんですか?(笑)
『いや、全部やります!』と言われて驚かれたでしょうね(笑)

それはさておき、ロッカーズについて小島智さんは…
表向きはバンドブームに乗り、その終了と共に解散してしまったが

ARB、アナーキー、モッズなどと同じく
後続のバンドやミュージシャンに影響を与え
現在の音楽シーンの礎になっている

ただ、雑な言い方を許して貰うと
上記の3バンドが男性に向けた音楽を提供していたのに対して
ロッカーズは非常に『観せる要素』を大切にしていた

ロックの持つ暴力的なパワーと赤いバラが似合うような色気
この両者が見事にマッチしたステージに
目を潤ませて茫然と立ち尽くす女性の姿が多く見られた

『聴けるだけでなく観れるライブ』は
今でこそ当たり前になっているが
ロッカーズは当時から無意識の内に展開していた訳で
それだけ独自の活動形態を持っていたのだ…と記されてます

昔、女性客ばかりだったという甲斐バンドのライブで
茫然としていたであろう一人(笑)によると…

男性が来場されるようになった当初は
野太い声で『甲斐~!』と叫ばれたり
大森さんの前でシャドウ・ギターを弾かれたりしてる様子に

同じ『男』として『憧れてるんだなあ♪』と思ったらしいんだけど
その後『女性目線で見てるんじゃないか!?(笑)』と
感じることもなきにしもあらず?なんだとか…

まあ、甲斐さんご自身も
クリエイティブなことをやるには
どっか精神的にホモの部分がないと…っておっしゃってましたしね(笑)
コメント
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