読書な日々

読書をはじめとする日々の雑感

黄砂=中国公害の襲来

2009年03月16日 | 日々の雑感
黄砂=中国公害の襲来

今日はまたひどい黄砂であった。今日の大阪は朝のうちは北のほう、家から見えるところでいうと生駒山地の北のほうが黄色くかすんでいるだけで、東や南はそれほどでもなかったが、昼過ぎからこちら方面もかすんできて、夕方になると、いつもきれいに見える二上山、大和葛城山、金剛山の稜線がまったく見えない。空も晴れているのに、曇っているときのようにぼんやりしている。

黄砂をたんなる春の風物詩と思って、黄色くけむる山々をのんきに眺めている時代は終わった。工藤静香のように「黄砂に吹かれて」なんて暢気に歌ったり、「やすやすと天山越ゆる黄砂かな」なんて優雅に歌を詠んでいる場合じゃないだろう。黄砂は数万年前からあったという。まぁ中国奥地の砂漠がそんな数千年でできたわけではないだろうから、それもそうだろう。かつての黄砂はまさに砂だけだったが、いまや中国の工業化にともなって、怖ろしいものを付着させて日本にやってくるようになった。

このあいだテレビでやっていたが、黄砂には、細菌、硫黄酸化物、窒素酸化物など付着して、いっしょにやってくる。そして日本まで来る黄砂はそうとうの遠距離を飛んできているので、粒子が非常に微小で、肺の中に簡単に入ってしまう。それに細菌が付着していたら、その結果、肺炎になったり、そこまでいかなくても、花粉症や喘息になることは容易に考えられる。

マスクなんかやすやすと通過してしまう。まぁマスクもしないよりはしたほうがいいから、今日出かけるときに私もマスクをしたけど。なんか気持ち悪くなる。そのために、喘息の原因になるという。日本では公害反対運動によって空気がだいぶきれいになっているのに、まったく公害対策をしていないで金儲けのことしか考えていない中国が発生させた公害物質がはるばる日本にやってきて、日本人の健康を蝕むなんてことは、まったく納得できない話である。

その因果関係だって、最近になってごく一部の研究者が調査を始めたばかりで、それだって、多くの犠牲者を出してからでないと、その因果関係を科学的に明らかにするのはなかなか難しいだろう。結局、中国はけっして自分たちのしたことを認めないだろう。それ厚労省なんてまず動かないだろうから、結局多くの日本人が訳の分からない病気で犠牲になってしまうことは十分考えられる。

昨夜テレビで今日は黄砂がやってくると放送していたので、ロードバイクに乗ろうと思っていたけど、やめにした。わざわざ黄砂を吸いに出かけることはない。でもみんなは仕事やらその他の用事で出かけなければならない。

黄砂の健康被害については、こちら
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『赤鬼』 | トップ | 『下妻物語』 »
最新の画像もっと見る

日々の雑感」カテゴリの最新記事