読書な日々

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『チーム・バチスタの栄光』

2008年12月05日 | 日々の雑感
テレビドラマ『チーム・バチスタの栄光』(フジテレビ)

原作の面白さを映画とかテレビで出すという意味で決定的なのは、やはりなんといってもキャスティングだろう。映画は田口公平役を女性にあてることで、原作を変えていたので、あまり好きになれなかったが、こちらは原作に忠実に作ってある。

桐生が伊原剛司、鳴海が宮川大介、氷室が城田優、大友が釈由美子、稲垣が辰巳真吾、そして白鳥が仲村トオルに田口公平が伊藤淳史だ。おまけ藤原看護師が名取裕子というのがたまらない。ほんとに最高のキャスティングでしょう。

桐生役の伊原はどんなことがあってもぶれない、責任感あふれる役を好演しているし、まぁだれもが思っていることだろうけど、宮川大介のイメージチェンジがけっこういい線いっているし、辰巳真吾は脇を上手にかためている。

しかしなんと言っても、驚きなのは白鳥役の仲村トオルだ。慇懃無礼、傲慢、そのくせ人の心理の奥をよく見ているよくできた厚労省の役人って雰囲気がプンプンしている。田口役の伊藤淳史と対照的なやり取りがじつにうまい。

物語ももうあと2回程度を残すところまできて、原作の犯人であった氷室は死んで、別に犯人がいるという展開になっている。これはきっと原作で読者に犯人だと思わせていた鳴海を実際に犯人にするというようにできているのだろうと思う。

昨年の今頃は、「のだめ」が毎週楽しみだったけど、今年は「バチスタ」が楽しみ。

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