日本農業新聞e農ネットに「有機稲作拡大しよう 生物多様性の意義確認 栃木県で国際会議 (2013/8/11)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
有機稲作の情報交換や普及を狙った「アジア環境創造型稲作技術会議」が10日、栃木県小山市で開かれた。
日本と中国、韓国などの研究者らが取り組みの現状や成果を報告。
有機農業で保全できる生物多様性が、持続的な農業経営につながることを指摘する声が相次いだ。
会議は11日まで。
主催は小山市と特定非営利活動法人(NPO法人)民間稲作研究所などでつくる実行委員会。
各国の研究者と生産者ら500人が参加した。
農業環境技術研究所の桐谷圭治名誉研究員は基調講演で、生物多様性が持つ病害虫抑制の機能を紹介した。
害虫を捕食するクモは、害虫を食べるだけでは十分に生育せず、他の虫も餌にする必要があることを例に挙げて、「害虫でも益虫でもない『ただの虫』がただならぬ役割を果たしている」と強調した。
中国の元江蘇省鎮江市農業科学研究所所長の趙亜夫氏は、同省の有機栽培水田の調査で、クモの生息数がウンカに対して数倍から最大52倍に達し、病害虫が抑制できていることを報告した。
新潟県佐渡市のJAファーム佐渡の板垣徹代表は、市とJAが連携して、トキの餌となる水田生物確保の取り組みを米のブランド化につなげた経過を紹介。
「農業・農村と生物多様性の結び付きを大切にする取り組みは、地域活性化の重要な鍵になる」と指摘した。
というもの。
有機農業は大切であることに間違いはない。
しかし、有機農業=無農薬という考え方は、まず間違っていると考えた方が良い。
その部分だけを言い始めてしまったら、日本での農業は不可能となる。
日本の農業で必要なことは、今も昔も、環境との共生だろうと思う。
環境を無視して農業をすることは出来ない。
それでも実行しようとしたとき、最初に「旬」という言葉が消えてしまうだろう。
そして「地域の特徴」も失ってしまうだろう。
そうなって行ったときには、自然・野生からの復讐が始まるだろう。
内容は以下の通り
有機稲作の情報交換や普及を狙った「アジア環境創造型稲作技術会議」が10日、栃木県小山市で開かれた。
日本と中国、韓国などの研究者らが取り組みの現状や成果を報告。
有機農業で保全できる生物多様性が、持続的な農業経営につながることを指摘する声が相次いだ。
会議は11日まで。
主催は小山市と特定非営利活動法人(NPO法人)民間稲作研究所などでつくる実行委員会。
各国の研究者と生産者ら500人が参加した。
農業環境技術研究所の桐谷圭治名誉研究員は基調講演で、生物多様性が持つ病害虫抑制の機能を紹介した。
害虫を捕食するクモは、害虫を食べるだけでは十分に生育せず、他の虫も餌にする必要があることを例に挙げて、「害虫でも益虫でもない『ただの虫』がただならぬ役割を果たしている」と強調した。
中国の元江蘇省鎮江市農業科学研究所所長の趙亜夫氏は、同省の有機栽培水田の調査で、クモの生息数がウンカに対して数倍から最大52倍に達し、病害虫が抑制できていることを報告した。
新潟県佐渡市のJAファーム佐渡の板垣徹代表は、市とJAが連携して、トキの餌となる水田生物確保の取り組みを米のブランド化につなげた経過を紹介。
「農業・農村と生物多様性の結び付きを大切にする取り組みは、地域活性化の重要な鍵になる」と指摘した。
というもの。
有機農業は大切であることに間違いはない。
しかし、有機農業=無農薬という考え方は、まず間違っていると考えた方が良い。
その部分だけを言い始めてしまったら、日本での農業は不可能となる。
日本の農業で必要なことは、今も昔も、環境との共生だろうと思う。
環境を無視して農業をすることは出来ない。
それでも実行しようとしたとき、最初に「旬」という言葉が消えてしまうだろう。
そして「地域の特徴」も失ってしまうだろう。
そうなって行ったときには、自然・野生からの復讐が始まるだろう。