仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

自宅葬が増えつつある

2014年01月29日 | セレモニー
一年ぶりにご自宅での葬儀。自宅葬は、親族や会葬者と導師との距離が近いので、ご法話が、話の間まで伝わる感じがして、狭いゆえの良さを再確認しました。

門信徒の方で、葬儀業者の東京の中野にある会社でした。葬儀が始まる前、葬儀社の女性スタッフと少し話をしました。

私「入社して何年目ですか」
スタッフ「はい、5年になります」
私「自宅葬って珍しいでしょう」
スタッフ「いえ、最近多くなってきているみたいで、今月に入って5件ありました」
私「えー、そうですか」
スタッフ「はい、葬儀の参集者が家で施工しても良い人数になったことと、貸会場ですと20~30万の費用が掛かります。特に東京で多くなってきています」

私は、新しい葬儀式の流れが聴けて参考になりました。自宅から葬儀会場への変化は、大きい方はバブルにより弔問客が多くなってきたことと、逆に少人数の方は、隣近所に迷惑をかけず、こじんまりと送りたいという意識からでした。

ところが、ここに来て自宅葬が多くなったということは、死という出来事さえ、隣近所とは一線を引いてプライベートな出来事として施工できる状況になったということでしょう。

これは私の独断的な見方です。
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