法話メモ帳より
甲斐和里子さんの述懐
「私はご信心を頂こう、ご安心を貰おと、長い間悩み悶えて苦しみましたが、仏さまが、和里子にご信心持 せたら怪我するから危ない、だからご信心はくださらなかったが、かわりに南 無阿弥陀仏のお六字さまをくだされた。…」と、喜んだとありますが、南無阿弥陀仏に腹のふくれた姿が、ご信心をいただいた姿であります。
真宗の教義についての非難。
1. 往生浄土、これには現実性がない、苦悩の人生からの逃避ではないか
2. 他力本願、これでは自主性がない、自律性がないではないか
3. 悪人正機、これでは倫理性・道徳性・社会性がないではないか (以上)
法話等で「浄土真宗の三本柱」が語られることがある。往生浄土、他力本願、悪人正機だ。その三本柱を語るよりも、上記のような「三つの非難」という語りかけの方が、興味を持って話に接することができる。それは「私の生活」という部分が重なるからだと思われます。
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