仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

謹賀新年

2021年01月01日 | 日記

謹賀新年

 

あけましておめでとうございます。

本日の午前4時、深夜便。

 

河崎啓一さん(89)のインタビューでした。川崎さんは新聞に投稿した記事から、それが本になり、映画にもなったという。次の投稿から始まり、大反響になったという。

「感謝離」ずっと夫婦

 妻が3月に亡くなった。世帯をもって62年、かけがえのないパートナーであった。ともに暮らした老人ホームの収納棚に残された衣服の整理を始めた。つらいな。

 「断捨離」という言葉が世に喧伝(けんでん)されてからずいぶん日がたつが、いまだに衰えを知らない。なんのかんのと言っても、そう簡単に捨てられないからであろう。

 寂しさを吹っ切らねばなるまい。妻の肌を守り、身を飾った衣装たちに「ありがとう」と、一つ一つ頭を下げながら袋に移していった。「感謝離」という表現が頭をよぎった。うん、こいつはいい。

 それにしても、よく着たもんだ。すっかり貫禄がついて古びている。ほら、このパジャマなんか襟がすり切れているじゃないか。捨てるのは切ないが、私が天国に行ったら一緒に新しいのを買いに行こう。新陳代謝だ。ああ、これは「代謝離」だ。

 気持ちが晴れた。棚から袋へ運ぶ手の動きがリズミカルになった。62年のパートナーだった、と考えたのは誤りだった。2人の間に終止符は存在しない。これからもずっと夫婦だ。どこまでも。いずれ会える日が来る。会えば、まず出かけよう、ショッピングに。

(5月19日付朝刊リライフ面に掲載)

現在午前5時、元旦の朝は、例年の如く、6時から勤行、世話人の車に同乗して手賀沼へ。6時50分手賀沼にて日の出をみて、そこから丁度一時間、ウオーキングにて帰宅です。後の、日の出の写真を掲載します。

AM8時5分帰宅。写真は今朝AM6時53分の柏の手賀沼です。ちなみに沼というのは深さ5メートル以内の湖です。

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