外人部隊が息を殺している、
「かわいいだけの少女が さまざまの試練を経て 一人前の女性になる」
「これこそが 錬金術なのですよ」
「ニッポンには 女性がいいない」
「・・・」
「ニッポンのムスメは たちまち母親になってしまうからです」
「あれやこれや指示する 面倒をみたがる そう 母親なんです」
「おとことおんなの緊張関係 相手をおもい事実を見つめ会話を楽しむ これがない」
息を殺している、外人部隊の面々、
「だから ニッポンのオンナほど政治的なオンナはいない つねに盲目的な支配力が働いてしまう」
「自分の夫の世話をする 傍目(はため)には美しい光景だ しかし 夫はそれに慣れ わがままイッパイになる」
「夫が家族を支配しているように見える」
「・・・」
「このオトコ 自分勝手が骨身に徹してしまう」
「・・・」
「だから」
「どうなんですか」
「他では通用しない人間になる 誰も相手にしない 相手にできない」
「つまり そのオンナしか相手にしてくれない」
「・・・」
「そう 実はそのオンナにコントロールされているんですよ」
「こうなるともう成長はムリ 精神の自立はムリ ただ歳をとっていくだけなんですよ」