超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ちはやふる 第20話「くもゐにまがふおきつしらなみ」 感想

2012-02-22 01:50:57 | アニメ





帰ってきた新マン。





やりたいことをやるために、やりたくないこともやる。真理ですね。
やりたいことばっかやってると人間破滅しますから。
教訓としては正しい。
ぶっちゃけその辺に関してはあまり掘り下げられないだろう、って半ば思ってただけに
最後の方になってその重要性が駒野くんの口によって語られたのは嬉しい誤算ではありました。
スラムダンクとかでも赤点で試合に出れないどうしようとかありましたけど
千早のようなタイプが赤点って何気に珍しいですよね(笑)。
普通に考えりゃ何でもこなせそうな外見してるのに
かるたに夢中過ぎて学生の本分を忘れていたと。駒野くんの存在感はここでも大きくなってましたね。
でも西田くんも数本赤点あるっていうのも何気に意外だったかもね。
なんかみんなそれなりに成績良さそうなイメージでした。
まあ、でも赤点で出れない~っていうのはある種スポ根の通過儀礼でもあるので
それをやるとしたら千早の他に西田くんしか駒がいなかったのだろうか。
でもやれば出来る所がいかにも彼らしいですけどね。
この辺の描写は色々感心ものでした。

で、そんな千早をかるた狂にした張本人の帰還、しかもここでも負けを期すのがこの作品らしい(笑
まあブランクがあるので微妙に当然ではあったのかな。今までは恐怖の対象でしかなかった新の存在
彼のメールが来る度に色々な意味で不安になってた太一
でも、確かに恋敵ってだけでなく
共に幼少時代を過した友人でもあった訳で、正直嬉しい気持ちもあった、と。
太一も太一で新に触発されてた部分は絶対ありましたからね。
千早にとっては神様が帰って来たような感覚
だけど
太一にとっては・・・?いや、複雑ではあるし恋敵だし目の上のタンコブだしやっかみもあるけれど
やっぱり、それでも幼少時代の思い出は太一の中でも色濃く残っていて
それがフラッシュバックしてしまったという事実もあって。
それでもまだ強烈に意識しちゃってるあたり
男の子の揺れ動く心境をよく描けてて立派な脚本ですなー(笑)。卑怯者の名で視聴者にインプットされてた、
そんな太一もここまで努力家でいじらしい奴になるとは思いもしなかったよ。
負けても負けても這い上がって、完璧な勝利を目指して。
目つきも心持も別人なんだけど
それでも壁が存在するあたりが妙にリアルですね。でも、イケメンキャラなのにここまで頑張れ、って
そういう風に思えるキャラも希有と言えば希有な気はします。二重の意味で大変ですけど
いつかは太一が本当の意味で日の目を浴びるといいですね。
期待させて欲しいと思えるようなラストでした。当然、新の活躍に関しても期待です。

千早にとって新はヒーローのような人間だと思うんだけど
後半の描写を観る限り、
その気持ちが恋慕に変わるって事もあり得るのかなあ。ただ、今はかるたに夢中でしょうけど。
色恋沙汰に関しても微妙に観てみたい気はしますね。
勿論かなちゃんもね(笑)。
駒野くん、怒りつつも太一の心配、かなちゃんも太一の心配。
昔とは見違えるぐらいにチームになってますねみんな。良く出来たストーリーに脱帽ですね。今週も。




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