超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

けいおん!! 最終回(第24話)「卒業式!」 感想

2010-09-15 02:34:30 | けいおん!&けいおん!!




大好きを、ありがとう。






朝からなんだか騒がしい空気。
いつもの如く唯が遅刻。
いつも通りの風景。
けど、寝坊とかそういう理由じゃなくて。
本人はギー太をいじくってて、って言ってたけど、そこには感傷もあったのかもしれない。

この日も軽音部は、ドタバタしている。
これもまた見慣れた風景。
でも、それも、他の生徒たちにとっては、多分この日が最後。
そしてそれは梓にとっても。
不注意で頭をぶつける梓。 きっと考えていたのは-。

卒業式、といえば。
在校生に花を飾ってもらったり、卒業証書を貰ったり。
でも、彼女らはただもらうだけじゃなく
担当の先生だったさわ子先生に、寄せ書きをプレゼントしようと。
が、律が後で渡すはずの色紙を間違えて持ってきてしまって。
それは唯がお腹に入れて、隠し通す事に。
当然その様子に気づいて心配するさわ子先生。こういうところも、やっぱりいつもの軽音部。
真っ先に生徒を心配してくれるさわ子先生も、やっぱりいつも通り。


和が、卒業生代表の言葉を述べてから。
いよいよ教室で別れの時です。
解散の宣言をしたさわ子先生。
その時、例の寄せ書きを・・・最後まで持っていた唯が渡す。

「ありがとう。大切にするね。わたし・・・わたしこそ、本当にありがとう。
 初めての担任がこのクラスで良かった。
 卒業しても、また遊びに来てね。」
と、感謝の言葉の後に。

「お前らが来るのを待ってるぜーっ!!」DEATH DEVILプチ復活。
でも、これもまたさわ子先生の本心の言葉。
後に、黒板にも書かれた寄せ書きを見て涙ぐむさわ子先生。
立派にお勤めごくろうさまでした。
生徒が鏡、ですね。


在り来たりの卒業式の風景。放課後ティータイムのファンだったクラスメイトからの励ましの言葉。
それは、とても心地の良い風景。
とても大事な風景。
 一方、梓は梓で気が抜けていた。
決心して部室に向かうも
空元気でかえって心配。
だけど・・・先輩たちの貰った卒業証書。これを見た瞬間に。
梓の口から、

「卒業しないでよ・・・」

それは、今まで無理をしていた、押し殺していた梓の本当の気持ち。
最後に口に出してしまったわがまま。
思わず床に泣き崩れてしまう梓。
そりゃ、当然こうなるに決まってる。一人になってしまう以前に、あまりにも思い出が大きすぎた。
ある意味視聴者の気持ちを代弁しているかの発言。

そんな彼女を励ます為に、
先輩たちが
絆創膏を渡し
写真を渡し
花を渡し。

そして・・・最後に、梓の為に、そして多分自分たちの、この日の為にも作ったであろう
とっておきの新曲を披露する。
それは、お世辞にも上手いとは言えない演奏。
やはり練習する時間・場所の問題だったのか。
ただ、ここで重要なのは決して上手い/下手などではなくて。
気持ちがこもっているか、どうか。
素朴なメロディ、一生懸命の演奏、代わる代わる歌うボーカル。
それを見て、聴いて、感じて、感極まる梓。
卒業してしまう先輩、としての
精一杯の餞。

物語の終わりには、さわ子先生と和も登場。
最後の最後は「ふわふわ時間」を演奏する所で、終了。余韻を残さず、スパッと。
それは潔い、と同時に
彼女らのラストは放課後で、という事だったのかもしれない。
卒業式の日だから、実質的な放課後ではなかったけれど。
ありがとう。の気持ちを伝えて
本遍は閉幕。

20話とは違い、今度は唯たちが涙を堪える番でした。勝手な想像だけど、頑張ったんだろうな。
お疲れさま。
そして、おめでとう。







ってな訳で。
なんかいつもとは違う書き方で「けいおん!!」最終回の感想書いてみましたよ。
最終回って事で趣向変えようかな、と。

学校は卒業したけれど
でも、きっと、会いに行こうと思えばいつでも会いに行けると思うし
なによりこの4人は一緒だし。
いつか、梓も再びそこに加わるかもしれないし。
そう考えれば
悲しいのは一時だけで、きっと大丈夫です。ええ。
と言いつつ自分は再び泣いたがな・・・!
いやもう、そりゃもう、ビックリするくらい自然に。ので感想もちょっと恥ずかしい感じになっちゃったかな。
でも、もうそれでいいです。最後まで楽しませてもらったし。
本当は細かいとこ拾いたい気持ちもあるけれど、感想はここまでにしときます。

来週からは番外編!ですね。
後2週も感想は続けて書いていきたいと思います。
最終回を観てたらかつて夢中になってたアニメと同じくらいのカタルシスを感じる事が出来て
それがなにより嬉しかったです。





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