青春の終わりに・・・。 今週の「けいおん!!」の感想です。
台風の目、的な話でした。
具体的に言うと、卒業の直前。これってある意味あんまやってるアニメないと思うので
新しいなあ、と思いつつ。直前だけで1話、という贅沢な尺の使い方。
ただ・・・観てるとやたら悲しくなってくるのはなぜでしょう。
切ない、とも言うべきか。
なんかモヤモヤした。
でもこの感覚って、何となく分かるよな、って。結構前ですけどね。自分のは。
ちょっとあの時の感覚を思い出したりなんかもしました。
そんな23話。沁みたね。
話は卒業式の前日。
制服にアイロンをかけている唯。
そこに律からのお誘いが。
それは、学校に遊びに行こうぜ、ってもので。
最後の放課後を過ごそうと。
まるで、普段通りの朝の風景。
でも当然もう授業なんてなくて、暇をもてあます面々。
ポッキーでゲームをしたり
人生ゲームをやろうとして失敗したり
誰も居なくなった教室に行ったり。
唯の机の中に入っていた律が描いた落書きを、ムギが欲しがったり(笑)。
なんとなく、喪失感が漂っていたような。
途中、生徒会室に行く途中の和に会う。
彼女は唯たちとは違って、書類の整理と、卒業式で読む原稿のチェックに来たらしい。
そこで彼女がメインで映っている生徒会記録のアルバムを見たり
見られて若干和が照れていたり(笑)。
確かにレアかもしれんね。
レアと言えば、メガネ掛けてる唯もね。
そんな一時が終わった後、楽しそうにクスッと笑う和。
このシーンなんか余韻があって良かったですね。
あずにゃんに購買のパンを買ってきてもらう。
お昼用意し忘れたからと。
この・・・購買ってのは中々忘れられない味ですよね。食べたくなるのも分かると言うか。
今でもメニューとか思い出せるもんな。
アニメほど大げさじゃないけど、すぐ売切れてしまうメニューなんかもあったね。
それを手に入れることが出来たあずにゃん
先輩たちにどうぞ、と。
でも、憂たちにも分けてあげてたのが、それもまた思いやりがあって良かったな。
こうやってどんどんと、最後の日の前日は過ぎていく。
「何かやり残した事はない?」と。
澪はトンちゃんのえさやり
律は残った部費(5円!)の使い道
紬は買っておいた掃除用具で窓拭き、から部室の掃除にまで発展。
1期から観ている身からすると、本当御馴染みの場所だったもんねえ。
それを最後にキレイにしてあげる、
ってのはそれだけで感慨深いものがあった。
最後のチャイムが鳴った時に、慌て出す唯。
最後のチャイムで本当に終わりだって事を実感したのか。
この時、唯に落ち着いて、と促すムギ。
微妙に保護者みたい(笑)。
で、何かを残そうと。
最後の記念に。
さっきの生徒会室の件がヒントになったのか。
でも写真は、自分たちだけじゃ様にならないって事でNG
机に彫る、ってのも当然NG。
じゃあ・・・最後に録音をしようと。私たちが創って来た楽曲を。
という訳であずにゃんを加えての、軽音部最初で最後のレコーディングがスタートです。
途中、さわ子先生も加わって。
レコーディングは夜まで敢行。
終わった後にはもうヘロヘロ。
でも・・・これで、次の軽音部に向けて先輩の音源を残せた、って訳です。
ムギちゃんの曲は面白いから色々と参考になるだろうよ(笑)。
最後に映し出された、白い黒板。
これを観た時
ああ、本当に終わりなんだな、ってのを視聴者的にも実感してしまいました。
そして
次週いよいよ最終回。本遍はね。
最終回の感想・・・微妙に書きたくないけど(終わっちゃうじゃん!)、きちんと書きたいと思います。
ってな訳で今週はここまで、です。
律が言うには、放課後は「人生の無駄遣い」だったという。
でも、それは、とっても大切な無駄だったんだな、って観ていて思いました。
だって、やっぱりみんな楽しそうなんだもん。
意味があることだけが全てじゃない。
教室にせよ、活動にせよ、部室にせよ、すごく色々な物が詰まっていたんだな、って。
だからこそ、手放すのが惜しい、みたいな部分もあったのかもしれないですね。
先輩たちは先輩たちで、固執していた部分があったと。
でもそれも、来週で遂に、終わりです。
今週、さわ子先生に荷物運び云々を手伝って、と言ってたのも、本当は甘えたかっただけなのかもね。
まあグダグダと書いてきましたが
来週で2期も一旦ケリが着きますよ。楽しみに待ちたいと思います。
余談。確かに録音、録画した自分の声を聴くと、気が滅入ります(笑)。思ってるのと全然違うんだよね。
文化祭ライブ後のような強烈な感情はなくても、
何となく切なくて、何となく喪失感があって、
何となく悲しくて、でもやっぱりHTTらしく温かい・・・
そんな回でした。
この回があるのとないのとでは、
最終回での気持ちの入り方が全然違ってくると思います。
最終回が楽しみです。
このコメントで更に浸れた気がします。
こう、はっきりとしてない感じがリアルで良かったですよね。
布石としては相当良い感じの回だったんじゃないかと。
自分も、卒業前に校舎を見に行った事があって(笑)。
あとはなんとなくメロウな音楽を聴いたりととか。
その時期の事を思い出したりしましたね~。
「けいおん!!」って、流行り云々で語られる事も多いんですけど
実際はこれ以上ないくらい丁寧なアニメですよね。
それを伝えようと頑張りました。
読んでいただけで、しかも同意まで!嬉しいです。
>この回があるのとないのとでは、
正にその通り!ですね。
これで来週は思いっきり感情移入出来そうです(笑)。
>文化祭ライブ後のような強烈な感情
あの回はちょっと水準以上過ぎましたね・・・。
今でも思い返して泣きそうになったり。