超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

君と僕。2 第7話「Sweet sweet,bitter」 感想

2012-05-15 03:34:45 | アニメ





千鶴の告白。






バレンタインの思い出なんて学生時代は全くなかったですね。
いや、っていうか今も(略
それは置いといて、春ちゃんが普通に断ったのには驚きました。若さ故のモラトリアムなのか
まだそこまでの勇気がないのか、それとも友達と過ごす時間を優先してるって事なのか。
でも、そこに至るまでの繊細な表情の数々は
そんな彼の苦悩を表すには十分で。
そんで、メリーの気持ちを折るのにも十分で・・・。

今回のお話、途中まで名作「mary's Christmas」の焼き直し?って思ってたんですが
最後まで観てみると・・・見事な告白回でした。彼女を支えて、彼女を励まして、それがきっかけになって。
確かにチャンスがあるとしたならば、あそこだとは思ってましたけど、それにしては
自然体で堂々としていて男らしかったなあと素直に思えるし
ああいうテンションも千鶴らしいし
何より普通にお似合いだとも思えたし・・・勿論素直な意味でね。一度抱きしめた事実があったお陰で
吹っ切れたのか、腹を括ったのか。何にせよとても清々しい表情で気持ち良かったですね。
また同じ結末か?って途中まで思ってたのでグッと進展したのにビックリ、
でもこれでますます関係性が面白くなりそうで楽しみです。
夢の中のメリーも大胆で可愛かった(笑)。
男子ならエロい夢の一つや二つ平気で観ますよね。んで、いいとこで目覚めるのもまたリアルな話だなと(笑)。
夢の続きを見る機械をどっかの会社が発売してくれればいんですけどね。高くて買えなそうだけど。


こうして観てみると改めて思春期性の強いお話だなあ・・・と色濃く思えました。
まだまだ踏み出せない一歩だったり、大人になる前の微妙な心境や心情の表現だったり
その繊細な感情の織り込みや再現は観ていて実直に気持ち良くて
でも今週はそこからの一歩もちゃんと観られたので
普段のお話とは若干毛色の違う、特別な印象のお話だなあ、とも観ていて感じられたのもありました。
ここまできっちり結果を出す話も珍しいなっていうか、これもまた一つ大人の階段を上ったって事なのかな。
この恋の結末も変遷も大いに気になるので
この先の描かれ方にも是非注目していきたいものですね。
ダイレクトの恋心が伝わるお話、今週も素敵な観心地でした。

ついでに言うと、要の「子供なんだよ」ってツッコミも相当上手いと思いました(笑)。
なんか普通に要ママとの禁じられた恋愛もアリだなと思えてくるから怖いッス。
でもちょっと可愛いですよね、彼女。





それにしても、やっぱり見た目淡白でも悠太も祐希もちゃんと友達の事考えてて
そういう細かい描写を観るのも実に楽しみな一作ですよね。






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは~ (isa)
2012-05-22 03:26:15
西京BOYさんこんにちは、どうもです。

君と僕でコメント出すのは初めてですかね。

もちろん1期から見てましたけど。

このアニメって、叶わない恋や、双子の絆など、甘酸っぱくて心があったかくなる話が多いですけど。私も大多数の方の意見と同じく、千鶴とメリーの話が一番好きですね。

「mary's Christmas」の話(特に自分が買ったプレゼントのリボンをメリーのプレゼントに付けてあげる辺りなんてもう…)も良かったですが、今回も面白かったですね。

別に春ちゃんの事が嫌いな訳では決して無いですが、千鶴の想いはホントに応援してあげたくなりますね。

でもメリーにしても、春ちゃんにはチョコを作ってて寝不足なのをバレたくないのに対して、千鶴には寝不足なの…って普通に言えるんですよね。それって千鶴には良くも悪くも気を許せてるんだと思います。

ラストシーンの影の身長を自分が後ろに下がって合わせる辺りなんか、ホント千鶴っていいやつだなって思いましたね。



それにしても妖狐×僕や夏目友人帳とかにも言えるんですけど、掲載誌がLaLaやGファンというだけで敬遠しがちになってしまう男性諸君がいるとしたら勿体無いです。
男女関係なく純粋に楽しめる作品って多いですよね。

君と僕なんて本当にそう思います。

長々スイマセン……
返信する
絶対に返信するので大丈夫です! (西京BOY)
2012-05-24 03:04:04
むしろコメントは長文のが読んでて楽しいですよ~。では今回も返信させて頂きますね。


君僕でコメントもらったのは初めてですね。
でも多分あの夏や花いろ観てた方ならきっと共感してくれるアニメだとは思ってました。
だからコメントもらえて嬉しいですね。

>私も大多数の方の意見と同じく、千鶴とメリーの話が一番好きですね。
普段千鶴はお調子者キャラだからこそ、そのギャップで面白く感じるのと
その繊細な感情の描き方が上手いから人気高いんじゃないかなって思います。
普段明るい人ほど苦悩してたりしますからね~。

仰られるとおり、リボンの部分は私も好みの演出でした。
いつもは無神経極まりない性格なのに茉咲関係になると途端に健気に映るのが面白いです(笑)。
それもまた恋の力ってやつなんでしょうね。
自分も茉咲とは千鶴のが似合ってると思いますよ。皮肉ではなく、素直に。

>それって千鶴には良くも悪くも気を許せてるんだと思います。
で、そう思う理由として挙げてもらったこの部分が強くありますね(笑)。
他のメンバーと比べると明らかに千鶴との接し方がよりナチュラルで等身大に映ってる感覚なので
変に理想を抱えた相手よりも自然に過ごせるんじゃないかなあ。
憧れの相手って最初に好意がある分、少しでも理想と違うと幻滅しちゃうけど
普段から側にいる、距離感の近い相手ならばそんな事にはならないですもんね。
最近の二人はそういう関係に近づいてると思うので、それもあって余計にそう感じちゃいますね。
素晴らしい指摘どうもです!

千鶴は二期一話でも自分がいなかった時のみんなの思い出話に楽しく付き合っていましたし
自然に他人に合わせる能力が少なからずあるんだと思いますね。
そんな彼彼女らの続編エピソードもまた楽しみにしています。
いっそのこと、三期もやればいいのにな(笑)。


パッと観、こういう作品はBLっぽいとかファンタジーって思われちゃうんでしょうけど
そんな偏見や屈折した見方を抑えてリアルだなって感じています。
あの年代特有のけだるさっていうか。
多分しっかり観てなければその辺には気付けないのでしょうが、
isaさんのようにちゃんと観て解釈してくれている方と会話を交わせるのは嬉しいです。

意外と、女性向けに見えて男女共に評価の高い作品っていうのは多いですよ。
君僕も間違いなくそういう作品だと私は思ってますね。
そんなコメントが非常に有り難いです。スイマセンなんてとんでもないです!(笑)。


毎回丁寧で心のこもったコメントどうもありがとうございます。
私は「作品を好きな人」が好きなので、isaさんのコメントはいつも楽しく読ませてもらっています。
今回もコメントを読んで改めて認識した事があったり、色々と感謝です!
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