超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス) 第6話「考えるよりも」 感想

2012-02-18 03:35:28 | アニメ





分かり合おうと頑張ってる時点で分かり合えてない。




個人的な考えになるんですけど、やっぱり友達なんていうのは仲良くなろうだとか
相手の好みを知って行動云々~ってよりもそもそも元々気付けばなってるものっていうか
特にこういう学校生活に於いてはむしろそっちのが自然ですよね。
逆に言えば、
そこから外れるときっかけを失って3年間ずっとぼっち生活とかそんな事態にもなり得ちゃう訳ですけど。
その点、先祖返りっていう忌み嫌ってた事実が三人を繋ぐきっかけになった、っていうのは
ある種皮肉であり、ラッキーでもあり・・・何気に凛々蝶が先頭役だったのが普段とは違って良かったな。
まあケアレスミスで最後はカルタに救ってもらった形にはなったんだけど
異端同士が集まって一つの形を成すっていう
そんな分かり合おうとするよりもよっぽど自然な集まりで、流れで一緒になれたのは凄く良かったと思う。
異端って言うのは同じ類の人間が集まった時点で確実に一人じゃないですからね。
生まれつき持ってた力で不幸な境遇に陥った凛々蝶だったけれど
その力が新たな絆を作るきっかけにもなったりして
案外運命なんて決まってるもんでもないよなあ、だとか
そういう事を考えさせるような非常に爽やかで素敵なお話でした。
うさぎさんの助言はあったものの、基本的には少年少女だけで解決したっていうプロットもまた好印象でしたね。

カルタと卍里に関する掘り下げのされたエピソード、
弱くても頑張る狸さんに、
一見不思議ちゃんに見えてもその実行動の筋は通ってるカルタちゃん
彼彼女のキャラ性は良く分かるお話だったんですが
一方で凛々蝶さまの性格のいじらしさ、不器用さ、生真面目さが最も目立ってたと思う訳で
それ考えると実質的には彼らだけの回ではなかったですね(笑)。
しかしまあ、逆に考えて凛々蝶の一歩一歩の成長物語としてはこれ以上ないくらい丁寧に作られてるとも言える。
良くも悪くもブレがないっていうか、でもそんなストイックな作りが個人的にグッと来るって言うかね。
こういう嫌味な要素のある美人キャラが成長物語の主人公に選ばれるのも珍しいし
それをここまで丁寧にやってんのも珍しいと思うし
色々な意味でレアな作品ですよね。
また、レアって言えば様々なフェチ要素も今週も垣間見れてその点でも中々魅せてくれますなあ(笑)。
凛々蝶さまの下着が見えているとか・・・想像しただけで鼻血レベルだぜ。
そしてカルタちゃんとの百合的関係ね。これもまた痺れたなあ。
具体的にどう痺れたっていうのはアレだけども(笑)。ああこういう方面からもアリなのね的な。
っていうか客観的に観れば凛々蝶さまって普通にめっちゃ良い子じゃんね。
悪態は突きつつも、きちんと食事は恵んであげるっていう。
これからも実はそんな健気で優しい彼女の好意が報われて欲しいものですね。恋愛方面もね!





しかしEDは正直めっちゃ好きですね(笑)。
色々な意味で空気読みすぎだけど、
何よりもカルタの着痩せっぷりが証明されてんのがまた。たわわだのう。




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