よだれファミリア。
学生の時、柔道の授業が大嫌いだった事を思い出した。あれはもう本当に苦行っていうか
肉体的な意味でも精神的な意味でもしんどいですよね。
女子と離れ離れ・・・うん
剣道の授業もそうだったけど。両方痛いし、筋肉痛になるし、でも全然上達はしないしで(笑)。
あの時代の男子の女子の体操着ガン見率は半端ないですからねえ。
リレーの授業とかバスケの授業あたりは
本当にある意味パラダイスですよね。激しく走り回るって事は=揺れるって事ですから。
そんな些細な事柄に夢中になった思春期時代を思い出したのと同時に、
今週は女の子同士の和解のエピソードでもありました。
別に喧嘩してるって訳でもなく、一方的な突き放しによって不協和音が生じていた卜部さんと丘さん
でもこの話の肝はね、そんな卜部さんをある意味翻弄する丘さんにあったんだと思う。
今までは、卜部さんが椿くんを思わせぶりや意地悪な目配せで
割りとからかう・・・
からかうっていうか、それは純粋さの裏返しだったり照れ隠しもあったんだろうけど
今回のお話では、むしろ丘さんの方がある意味上手だったというか、上手く翻弄されてしまったって感じがあって
それは何故かって言うと、丘さんの方が恋愛に関しては卜部さんの一歩先を進んでるんですよね。
だからこそ、卜部さんも強く突き返せなかった、自分より先を往く相手って事で
ある種の一目を置いたんじゃないかって思うんですけど
これは物語に於いても良いスパイス、カンフル剤になってくれるような気はしてね。
彼女の存在によって、卜部さんのもまた一人の純粋な恋する女の子として際立つというか
良い相談役にもなってくれそうで、後は純粋に丘さんの物怖じしない勇敢な性格も面白いし(笑)。
正直、あの年代であんな分かってくれる優秀な彼女がいるって・・・
幸せなもんだなあ。
でも、逆に言えばある意味その時の自分の理想が反映されてるって考えも出来る訳で
ますます観て行くのが楽しみになった、そんな秀逸な一話でした。
ここまでずっと観てるけど、
自分の中では外れは一回もないですね。珍奇に見えて、実は堅実な作りのお話なんじゃないかと思います。
卜部さんも元々友達は要らない、彼氏さえいればいいって考え方でしたけど
彼女もまた一人の人間、同じ恋する同士が側に居るっていうのは何気に心強いし、
一人じゃ恋愛に関して不安になる事もきっとあるんだろうな、と思えて
謎どころかその本質は非常に人間らしくも思える
話が進めば進むほど卜部さんの純朴さが露になっていくのもまた素敵な部分ですよね。
このアニメにも水着回がちゃんと用意されているあたり、
異端として作っているのではなく
むしろ男子向けの美少女アニメのある種の王道として作られてる節は絶対にあるとは思いますね。
その亜種というかなんというか、ベクトルは違うけど基本は同じなんだと思います。
だから、自分もこんなに楽しく観れるのかなあ、なんてね。
あと、面白かったのは傷に対しての男と女の違いね。
男は勲章や武勇伝になるけれど
女は恥や後悔になってしまうっていう。
同じ事柄でも全然印象の違う面白さがあるなあ、と。まあ、程度にも拠りますけどね(笑)。
よだれだけではなく、様々なフェチズムに訴えてくる秀作の一つです。
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