超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

アスタロッテのおもちゃ! 第12話(最終回)「空越しのアスタリスク」 感想

2011-06-27 02:04:32 | アニメ






何にも言わずに、君に渡そう。





よくこのアニメを形容する時に「純粋」って言葉を使ってましたけど
もう一つピッタリな言葉を思いつきまして
それは「真心」だったんだな、と。
計算でも打算でもなく
純粋な愛
心からの気持ち・・・それを垣間見たような気がしました。
それは恐らく演出や流れの丁寧さもあるんでしょうけど
それ以上にやっぱり見た目サービスアニメで、でも内容は結構真面目っていう
ギャップが何より堪らなくて
だからこそ素直に胸に響く的な・・・そういう感触がありました。

また、個人的に上手いって思ったのは
これ原作付きで原作未読の状態で観たんですけど
全くといっていいほど過不足がないんですよね。
本当に丁度良く終わったというか
何かオリジナルアニメみたい。
少なくとも私は心残り全く無く、最後まで素敵だって思えたまま視聴を終えることが出来ました。
今期の中ではそこまで人気なかったかもだけど
毎週結構に和まされてたなあ。
そしてこの物語には、やっぱりハッピーエンドが似合います。
再会の方法も実に納得が行くものでしたし、本当に抜けがいい形での最終回と相成りました。
直哉もロッテも、
最終的には自分の気持ちに素直になれて本当に良かったね。
泣かせに掛かる感動でなく爽やかな感動がそこにはありました。

って事で感想も〆です。
ここまで読んでくれた方どうもありがとうございました。



このアニメの何が良かったといえば
人の根本的な気持ちを再確認させてくれるって点
それと前述のギャップ
後一番大きいのが釘宮さんの存在にそこまで頼らなかったことですね。
判で押したような構成ではなく
きちんとキャラを大切にし、展開を大切にし、雰囲気を大切にし・・・
とそればっかにならなかったのは非常に良かった。
こういうコツコツ頑張ってる作品もいいものですね。
かと思えば
時折思いっきりハジけてくれる、そのさじ加減も流石でした。温すぎないっていうね。

ダークホースって形容するならば
個人的には今期はこれが一番のダークホースだった気がします。
偏見を捨てて観てもらいたい作品の一つ。
毒の無さは人を選ぶかもですけどね。それでも推したい作品でしたよ。

あと、個人的に直哉の存在がずっと好きでした。
あの歳でちゃんと父親してて偉いよ(泣)。




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