超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

夢喰いメリー 第12話「夢魘」 感想

2011-04-01 03:40:57 | アニメ





前に進むために。





前回心も体も完膚なきまでに叩きのめされたメリーたち。
一方の飯島先生といえば
とっても余裕な面持ちで、ニヤニヤこっちを眺めてきて。
それはきっといつでも刈れるぞ、というサイン。それまで親しく接してきただけに
普通の夢魔よりも時間を掛けてゆっくりいたぶってるのが伝わってくる。
一方で身近にいた人物がそういう奴だったという事で
夢路的には苛立ちも相応で。
信じてたものが嘘だった、という。

河浪さんは河浪さんで並々ならぬ悔しさを抱えていて
彼女が今までずっと見てだけだったのは、実はレオンの力が溜まるのを待ってた、ということから。
レオンの力は、というか今から樹海を倒そうとしてる力は
人々の絶望から生まれるものであり
それを使えばレオンは死んでしまう。それでも、という想いからの辛い待ち。
だからこそ心を失くした河浪さんを選んだんですね。
色々納得ですなあ。

でも、彼女が心を取り戻した事によって、その計画が狂ってしまった。
いくら樹海を倒す為とは言え
「友達」を見殺しにすることなんか出来なかった。あの時河浪さんが飛び出してなければ、
あの時に勇魚は手を掛けられてたかもしれない。
だからある意味命の恩人な訳で。
そういう意味では彼女が居てくれて本当に良かった。一度失った、という事は元々持ってたものだから
最初からなかったのとは話が別だから。

レオンがそんな彼女に対して「嬉しい」って感情を抱いた事が嬉しかったですね。彼もまた人間くさい。


エンギ曰く「メリーは特別な夢魔」。
だからこそこの状況を打開できるかもしれないし
樹海だって倒すことが出来るかもしれない。
それはあくまで仮定の話ではあるけど、信じる価値があることは確かですよね。
それが発揮されるのは来週の事になるんだろうけど。

今週もまた、樹海には敵わなかった。
夢に取り付いたしこり・・・それは何度やっても何度やっても取れない、拭えないものです。
でも、それでも諦めずに前に向かう意志。
そもそもそんな簡単に取れるしこりだったら最初からこんな苦労してないんだ。
何度も傷付いて
何度も倒れて
何度も立ち上がって、
それでもまた夢をみてやるよ。どんなに希望がなくたって。その為にも、やはり樹海の退治は必須。

そしたら、みんなで、BBQに行こう。
また前に向かって歩き出そう。
それはきっと楽しいはず。
もちろん楽しいだけでもないけど、でも見る価値はある。それを是非来週証明して欲しい。
こんな辛く悲しい世界で、それでも真っ直ぐに夢を見る勇魚の純粋さ。
それを守ってやってくれと。
二人なら出来るはず!




と、視聴者としても二人を信じて待とうと思います。エンギの発言が後々に重要な意味を持つはず。





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