超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

リストマニア

2009-05-12 22:57:13 | 雑記
Amazonにて久々にリストマニア製作しました。
お題は「2008年のベスト・アルバム」。
1年ぶりですね・・・。

実は2月の時点で既に製作してたんですけど、作ってる最中にパソコンが止まってしまい、
おじゃんになってしまったんですよね。
で、絶望したと(リストマニア作るのって意外と大変です・・・)。

「超進化アンチテーゼ」か「西京BOY」で検索すればプロフィールページが出てくると思うのでよろしければ是非。

ちなみに順不同です。一番を決めるとしたらやっぱりAPOGEEの「Touch in Light」かなあ。
その日の気分によっても変わりますが。


しかし確実に100枚以上は買ってるので選別が難しかった・・・。

Syrup16g全曲レビューその1「イマジン」

2009-05-12 20:15:11 | Syrup16g全曲レビュー






こんばんは、西京BOYです。

Amazonではできないような、ブログならではの企画って何か無いかな、とずっと思ってたんですが
一つのアーティストの全ての曲をレビューしたら面白いんじゃないか?という案を思いつきまして
早速やってみようと決めました。

で、これをやるならばもう解散してるか引退してる人がいいだろうと思いまして
何故ならば新しい曲が出ないのでゆっくりしたペースでやれる訳ですね。
未発表曲集が出れば別ですが。

色々考えたところSyrup16gとNUMBER GIRLのどちらかにしようと思って。
更に考えた結果、詞に関して書きやすいということでSyrup16gに決定。
いつまで続くか、いつまでかかるかは分かりませんが一応最後までやる予定です。


で、1回目の曲は「イマジン」です。
以下↓



イマジン   ミニアルバム「My Song」収録


この曲を一言で言うならば「死ぬ前に聴きたい一曲」。
他に候補としてはBuffalo Daughterの「Discotheque Du Paradis」やTHE BOOMの「気球に乗って」があるんですが
真っ先に思い浮かぶのはこの曲です。
なんというか病院のベッドで、峠を越えるその刹那に見る走馬灯をイメージさせる曲だと勝手に思っています。

ちょっとサイケで壮大なサウンドスケープで鳴らされるとても優しい歌。
五十嵐隆の理想の人間図?が描かれているかのような詞で、
既に何かを諦めているようにも聴こえる歌。


「将来は素敵な家とあと犬がいて
 リフォーム好きな妻にまたせがまれて
 観覧車に乗った娘は靴を脱いで」


のっけから歌われるこの歌詞。文面を見るだけだと幸せな詞に見えるが
その後の歌詞で、


「こんなんでいいんだろうか
 そんな訳ないだろう俺
 何でここで涙出る」


と、バッサリ切り捨てる。
こんな理想をただ描いてる自分はなんてダメなんだろう、という風に聴こえる。
それともまた別の意味にもとれる。
色々と想像してしまう。


「最後はベッドで「ありがとう」って言って」


明らかに死を連想させる歌詞で、この部分で自分は特にグッと来てしまう。
これが五十嵐隆の理想の死に様なのだろうか。
メランコリックなメロディも相まっているが、更なる絶頂がまた来る。


「空はこの上 天国はその上
 そんなの信じないね
 空は空の色のまんまで 
 人は人のまんまで 
 そのままで美しい」


この部分でサウンドも歌も極まる。
ある意味、「希望」を連想させる歌詞である。
やるせなさを歌っているようで、実は人の愚かさを肯定する歌なんじゃないかと感じます。


この曲はメロディからバンドの演奏、五十嵐のボーカル全て含めて
原風景に触れるような、あるいは現実からの逃避を感じさせるような
極めて特異な曲だと思います。
こんな曲はSyrup16gはもちろん、他のアーティストでもなかなか聴けないのでは。


Syrup16gはボロボロになりながら生きることを肯定しているバンドということをまざまざと感じさせてくれる曲の一つだと思います。



1回目はこんなところで。
次回以降からはもうちょっと簡易的な感じになるかもしれません。
尚、選曲順は完全にランダム。
その日の気分によって。


というかSyrup16g好きじゃないと反応できないような企画ですいません。
どうしてもやりかったんですよね・・・。お気軽にコメントもどうぞ。