どこ吹く風

旅のことを主に書く。

リマ

2006年04月17日 06時53分43秒 | マチュピチュ
 リマ近郊の山々には草木が生えてなく禿山のようだ、砂漠地帯の気候と風土ということなのか。
入管検査は行列を作り待つ時間は掛かるが問題は無い、夫婦なら同時に一緒に並んでパスポート検査をするのは初めてだった。検査は一人一人だから他の国と変わらずそれほど時間短縮になるとは思えないが夫婦・家族が一緒に受けられるのはおもしろい、家族関係を大切にするラテン気質なのだろうか。

 また税関検査がおもしろかった、出口でボタンを押すと青や赤ランプが点くがそれがランダムのようだ。赤ランプが点灯したした人は別ラインに誘導されて荷物を全部広げて検査を受けるハメになる。ランダムなので私情が入ることないので、ウン悪く検査を受けることになっても素直に検査を受けられるだろう。
不正防止にも役立つ良い方法だと思う。

 現地受け入れ会社のガイドはウチナー三世の若い女性だった。あいさつのした時の名前で直ぐ分かった。博物館見学のとき私もウチナーンチュですと挨拶したら、つい2年前まで宜野湾の喜友名に住んでいたとニコニコした笑顔で懐かしがってもらえた。
ペルーにもウチナーンチュは大勢住んでおり今年はペルー移民100周年記念の年で1月には知事を初めとした使節団が訪問したばかりだ、リマには6万人のウチナー関係者がいるとのこと。

 リマは埃っぽい感じがする街で出勤時の慌しい風景を眺めながらホテルに向かった。幸い朝の時間なのにチェックインできたので部屋で1時間半休んで観光へ出発した。まずマルマス広場へ行く、リマの中心的な広場で廻りには官庁や商店があり、中央には噴水がある典型的なヨーロッパ調の広場だ。
 たまたま何かのお祭りなのか数組の民族衣裳をきたグループが楽団の奏でる音楽と共に踊っている。のんびり日向ぼっこをしている広場の風景もいいが、市民が楽しんでいる何かの行事風景もいい。

 横にあるカテドラルはさすがに見事だ、マニラのカテドラルとどちらがすばらしいものか比べたかったが中には入らなかった。ここのカテドラルには張り出しバルコニーが付いている。バルコニーはスペイン・ヨーロッパの特徴と思っていたらサラセン帝国時代にモロッコからスペインに伝わったものと説明があった。

 そのご天野博物館へ向かう、天野博物館についてはガイドブックや多くのサイトに設立由来・展示物の紹介がなされています。そこを読んだ方が正確な理解が得られます、あの時私は眠気に襲われて説明を聞きながら寝てしまいグラ~ッと身体が動き、その揺れで目が覚めるのがしばしばという状況でした。
 
 天野博物館の印象は、天野さんの功績は言うまでもありません、ここまで蒐集したのはスゴイことです。展示物は殆んど完全な形をしている、これは出土品ではなく墳墓からの発掘品だからあのように色・形がそのままの状態で現在まで残ったのであろう。
プレインカの生活を髣髴とさせるものでした。

 焼物だけでなく布も良かった、意識がハッキリしていたならもっと感動しただろうにザンネンです。多くのものを見逃しました。

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