どこ吹く風

旅のことを主に書く。

帰路へ

2006年05月11日 09時02分24秒 | マチュピチュ
写真は、ペルーの新しい夜明けを願って・・・

 鳥の糞の臭いが風に乗って流れてくる、臭いがしょうがない。
ボートは島に近づいたり隣の島へ移動したりしながら観察を楽しんだ。鳥も数種類いるようだし、アザラシのほかにペンギンもいる。ペンギンはやはり可愛らしい。草一本生えていない荒地の島だが、黒く見える所は鳥が固まって休んでいる場所だ。
外洋には縞模様となって飛び交っている。飛び立ったばかりの集団は編隊組んでというか群れをなして飛んでいく。

 その様子は将に驚嘆の世界。
いい物を見せてもらった、どうせ時間潰しだろうと期待していなかったので受けた衝撃は大きかった。ヨカッタ~
下船の際にアザラシの小さな置物の記念品まで貰った。

 荷物の整理をし出発準備をして昼食をとった。パエリアだった、これがまた美味しくお代わりして食べた。デザートはアイスクリーム。
あっという間の9日間、旅の行程の半分を過ぎると時間が経つのが早く、アレッもうオワリなのという感じだ。あと2~3日は廻りたい。

 帰りは昨日来た道をリマへ戻る。乾燥した荒地で草木も殆んど見えない所も多い。場かでっかい養鶏場の建物がところどころにある、アンデスの水は伏流水となっているのでボーリングで汲み出しているのだろう。
土地は幾らでもあるから鶏舎の消毒はお陽様任せのようだ。フンが落ちてもたちまち乾燥するので細菌類も繁殖しにくいだろう。

 夕方リマ市内に戻る、夕食はゴルフ場に併設されたレストランで中華料理でこの旅を〆る事になった。会員制のようで敷地への出入りは厳しく制限されていた。貧富の差が激しい国では珍しい事ではない。ただ自分が金持ちヅラしてそこへ入るのに抵抗を感じる。しかしそのように感じるだけでどうしようも無い。
 中華料理の味付けは良かった、美味しかった。ただ品数が少なかったのが残念だけど。量はあったのでお腹も満足し空港へ向かった。

 リマの空港は今回で4度目の使用となる。
孫へのオミヤゲ、Tシャツを買う。これまで観光を楽しんだスイスやトルコのミヤゲは国旗がデザインされたTシャツだったので、ペルーの国旗をあしらった物を探したが見つからなかった。
それでインカとナスカをイメージしたものにした。

 真っ暗になったリマを飛び立ちトロントへ向かった。
リマの明かりは水銀灯や蛍光灯の冷たい色ではなく、赤っぽい白熱灯の色だ。この暖かい色のように国・支配階級・権力者も国民に暖かくしてもらいたい。

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