どこ吹く風

旅のことを主に書く。

準備状況 その一

2008年12月19日 14時58分34秒 | 元宵節 09年
 今回の台湾旅行は大阪在住の妹も一緒に行く。
夏に漠然と”塩水の爆竹をまた見たいものだ”と話したらその気になり、仕事の休みを調整して「いつ出発するの?」と言われた。行くとしても台湾なら1週間前に決めれば良いと答えるも納得せず、異例の早期計画となった。日程もアチラの休みに合わせたものにならざるを得ない。8日に台湾入りする日程が良かったのだが仕方ない。これで宜蘭のランタン フェスティバルはランタンに灯りが灯る時間には行けないだろう。今年はメイン会場へ行くのを止めようか。

 義妹から往路は5日で11日に帰るチケットを買ったとの連絡があった。桃園国際空港で落ち合うことになる。

2009年2月5日 CI 121 11:55 - 12:30
   2月12日 CI 122 16:25 - 18.40

チケット代金 39000
燃油サーチャージ等 5220
台湾出入国税等 890
  合計 45110 (一人当たりの料金)

今回は相手がある事なので以上のようにチケットを手配して内金も払ってきた。初日の宿は決めていたほうがいいので、HISの担当者にホテル・宿の情報まで依頼した。その日は礁渓温泉に泊まりたい。温泉で有名な場所なので久しぶりの温泉を楽しみたい、しかし提示されたホテルは気乗りしない。検索して自分で探すのが良いか。

 またバスで花東公路を通って台東へ南下し、さらに南部横貫公路の山越えをするつもりでいた。調べると花東公路とは海岸沿いではなく一歩内側を走っている新しい道路のようだ。それにもっと重大なことは南部横貫公路のバス路線がこの春廃止になったようだ。そこを通るにはレンタカーしか無いのか。そのレンタカーの会社のサイトが中国語だけなので私の語学力では問い合わせができない。

 台湾との国際免許の取り決めが成立して間もないので、台湾でもレンタカー経験者の話が見つけられない。レンタル料は1日1万円程度だろう、宜蘭で借りて台南で返すことができるかどうかを知りたい。台湾ではタクシーしか乗ったことは無いけど運転は荒っぽい。市街地の運転はムツカシイだろうが、田舎道ならなんとかなるでしょうと軽い気持ちでレンタカーの情報を探している。

 旅の計画をアレコレ考え、組み立てる作業は楽しい。

四川川劇

2008年12月15日 11時36分57秒 | 08年中国の旅
 年賀状の文面を練っている、毎年旅のことを書いているけど1年分の旅行全てをたった7行で書かねばならない。今年は香港・上海をそれぞれ4日間のツアーに参加した。その上九塞溝からラサまで行ったのだから、旅の内容をたった7行200文字で書くのはむつかしい。それで訪問国(場所)と旅の中でこれはと思った印象を書くのだが、今年は何を取り上げようか。

 それぞれの土地で様々な経験をして楽しいことがいっぱいある。日記とメモを一纏めにしたメモ帳に、後日思い出せるように項目だけ書いた語句がある。川劇、野兎とは、九塞溝の街、簡易ご飯、taxiの客引き、ニッポン人に対する世話好きオジサン、出会った韓国人、ラサの物乞い、ガイドとの交渉、中国人の立ち居振る舞い、ニーハオトイレ、列車の女性乗務員など沢山のひと言メモがある。
それぞれがその時の情景が浮かんでくる、ブログに書いた項目もある。その中からどれを取り出して年賀状に書くかと考えると、一般的に通じる話にならざるを得ない。

 たまたま年賀状のことでメモ帳を広げたら、年賀状のことよりも旅の想い出に飛んでしまった。特に川劇のこと、宿の送迎付きの観劇ツアーに乗った。上海へ行けば雑技団は見たい、出発前に成都を調べていたら川劇のことを知った。京劇のルーツにもなっている、特に百面相は絶対見たかった。
一瞬にして仮面が変化するのはビックリを通り越して、あんぐりと口を開けたままだった。その変化の数も数個じゃない、どこに隠してあるのか一生懸命に目を凝らして見つめていても分からない。百面相を見るのは三度目だったが、やはり本場のものが素晴らしかった。ストーリー性を持たせた流れの中の演技でバックの人たちもいて内容が濃かった。

 その他の出し物として器楽演奏、舞踊、人形遣い、影絵などがあった。特に人形は初めて見たが歴史も古いと思われた。影絵は何処にでもありそう、できそうだが内容が斬新で面白い。
一見の価値あり、成都へ行かれる方はお見逃しの無きようご注意あれ。

 年賀状から川劇に飛んでしまったが、一瞬にして賀状の文面が浮かべばいいのに。

写真は人形遣いです。人形を操って踊りから手作業までさせる技術がスゴイ!

日程

2008年12月11日 15時01分42秒 | 元宵節 09年
 12月になるとカレンダーが配られてくる、写真が綺麗なものもいいがこのウチナーでは旧暦が記されたカレンダーが各家に一つはなければならない。大切な行事を太陰暦で行なう風習があるからである。
 さて来年の正月は1月26日になるのか・・・とアタマに入れておかねば仕事や行司を入れるのに差し支える。1月に2回正月を祝い、正月早々の3日はムーチーだ。孫の初ムーチーだから50個ほど注文しておかねばならない。とこういう風に旧暦入りのカレンダーが必要になる。

 元宵節は旧暦1月15日に行なわれる行事なので、今年は新暦の2月9日にあたる。今回の台湾旅行の日程は2月5日から11日までの1週間と短い期間となった。後にずらした方が元宵節の行事を多く見ることができるけど仕事やらナンやらでこの日程に落ち着きそうだ。

 行きたい場所、見たい行事をこの日程に当てはめると
1日目 那覇から台北着 12:30 大阪から台北着 13:15
    合流し礁渓温泉へ
2日目 蘇花公路ー花連ー花東公路 知本温泉へ
    海岸線をバスか自動車で通りたい
3日目 南部横貫公路もしくは南の墾丁公園方面へ行く 宿泊は ?
4日目 嘉義もしくは新榮  塩水爆竹まつりの前夜祭(?)見物
5日目 昼間は故宮博物院の分館見学(完成したのかな?)もしくは阿里山
    夜は爆竹見物
6日目 台北へ移動し 平渓ランタン祭りを見に出かけ 台北泊
7日目 空港へ

 東海岸ルートを通り台湾一周のルートとなってしまった。宜蘭で開かれるランタンフェスティバルは見るとしても日中になってしまう。また阿里山も行けるかどうか不確実だし、東海岸のバスの便はどうか、などの課題も多い。これからの検討次第というところ。

 全体的に思いつきの域を出ない、これを元に検討および肉付けしてみよう。

銀聯カード

2008年12月08日 17時44分07秒 | 08年中国の旅
 妻はVISAカードを持っている、私はその家族会員の一人です。
で、カードは常に妻が管理しているので私はカードの使い方さえ知らない。私がカードを持つ理由はー持たされているのが実情ですーはカードに付いている旅行傷害保険の適用を受けるためです。それに関空や成田にあるVISAラウンジが利用できるからです。
あるときカードはどうせ使わないからと置いていったら、ラウンジに入れず私だけロビーのベンチで時間潰しをしたことがあるので、娘が飲物を隠し持って出てきました。ホントはいけないことです。(笑)

 最近中国の銀聯カードと提携したようでしきりに入会案内が届くようになった。全国何処でも使用できるので使い勝手が良いとの旅行者の記述もあったので入会し出発ギリギリにカードが届いた。これで現金を持ち歩くことも無いだろうと考えて、旅行期間中の手持ち現金は5万円分の元と10万円だけにした。

 ところが・・成都で手配する航空券や旅行代金を支払おうとすると、カードは使えず現金のみとの事だった。ナンデヨ~
会社の資金繰りと手数料のもんだいか? さあ困った、どうしよう思案していると、カードでキャッシングできると言う。中国のATMからカードで現金(元)が下ろせました。

 ラサのオミヤゲ屋でカード決済で支払えるというので銀聯カードを試してみた。実はカード支払時の伝票へのサインは、何ヵ年もサインをしたことが無いので書けなくなっていた。それでカードが届いてから新しくサインをデザインして一生懸命練習した。
そのサインが使える、初めてカードを使えると銀聯カードを店の人に渡し暗証番号を入力した。するとエラーが出た、暗証番号が違うとのこと。オカシイ、確かこの数字なのにともう一度トライするもエラーとなる。結局銀聯カードを諦めた。
あとで考えてみるに、銀聯カードの暗証番号は6桁なのに4桁の数字しか入力しなかったのがエラーの原因でした。

 というわけで銀聯カードはまだ使っていません。便利店から百貨商店まで幅広く使えるというカードは何時使えるのか、この次は何時になるのか。
は~やくコイこいです。

元宵節へ動き出す

2008年12月07日 19時41分44秒 | 元宵節 09年
 台湾では古くより旧暦の1月15日にあたる日を新年(旧正月)ではじめての満月を迎える日として「元宵節」とよび、毎年この日は台湾各地の寺廟などでは趣向を凝らした色とりどりのランタンを飾り、お正月のクライマックスを盛り上げてきました。
  -------台湾の観光局の案内文から-----

 2009年2月9日がその元宵節ーランタンフェスティバルーとして盛大に開催される日です。
初めてランタンフェスティバル見物に台北へ出かけたのは10年ほど前のことです。中正祈念堂広場では記念式典と演舞があり李登輝総統による点灯式が行なわれた。祈念堂を一周する道路にはランタンで飾られた山車が数多く展示されており歩くのも難渋するほどだった。3泊4日という短い日数で龍山寺、烏来、故宮博物院に夜市と朝から晩まで歩き詰めで廻ったのも楽しい思い出として残っている。

 その時以来台湾の元宵節が身近になり紹介記事を興味深く読むようになり、塩水の爆竹を知って家族で見に行った。
元宵節の行事は台湾全土で数多く催される。その中でも有名な行事とされるものを個人的な好み、見たいものをピックアップすると、台湾ランタンフェスティバル、平渓天灯、台東の炮炸寒単爺、台南県塩水の蜂炮などである。来年の元宵節には台湾を訪れて久しぶりに元宵節を堪能するツモリです。

 元宵節という限られた期間に多彩な行事が西に東にはたまた北側と台湾各地で行なわれる。それを追いかけて駆け巡ろうと思うもどの程度廻れることやら、効率的かつこれが元宵節だというものを見たい。

 参加者は妻とその妹との三人だ。元宵節だけでなく阿里山の森林鉄や太平洋岸の花東公路も走ってみたい。観光期間は1週間だけなので見るべき場所を絞らねばならない。あれこれ日時と場所を組み合わせているがなかなか上手く行かない。泊まるなら温泉がいいという欲も出てきた。連立方程式の項が益々増えてきて解無しとか不能となりそう。

 アタマの中のもつれを解くにはインターネットで情報をもっと仕入れる必要がある。暫らくこの事で楽しめそうだ。

中国旅行番外編 非常食

2008年12月04日 10時18分54秒 | 08年中国の旅
 今回はある程度の食料を持っていくことを初めから予定し、準備した。
アウトドアの店で見つけたお湯を注ぐだけで五目飯になる非常食を買った。時間さえ掛ければ水でもいいので利便性がいい。ラーメンも持って行った、それにコーヒーも。

 ただ・・せっかく持って行ったのに、一番必要な日であった九塞溝の初日に持参せず、そのために昼食をお菓子で代用し歩く羽目になりました。それに懲りて二日目は持って出発し、五目飯に水を注いで1時間歩き、滝を見ながら昼食をとりました。

 中国は何処でもお湯が置かれている、宿泊場所はもとより汽車、食堂にも準備されていた。熱水が容易に手に入るのでラーメンを作るのは何時でも出来る。食の国中国に滞在しているのにインスタントラーメンを食べるのはナンともピント外れではる。大いに抵抗を感じながら食べた。
ラーメンはともかく米の非常食は助かる、行動が食事に制約されないのがいい。特に九塞溝は丸々一日入園するが食事ができる場所はたったの一ヵ所しかない。昼食を取りにセンターまで行く、若しくは戻るのは時間のロスになる。お湯が無くとも水で味付けご飯が仕上がる非常食は重宝だ。1食分で600円もしたので現地で主食になりそうなものを購入した方がよかったとも思う。
 
 水はサンピン茶を持って行った。現地で買えばいいのだが、中国の飲料水の容器はグニャグニャで頼りないので移し替え用に使うためである。
それとサンピン茶をアップに有名な景色をバックに写真を撮って記念にしている。

 サンピン茶はオキナワではフツーに飲まれているお茶です。
中国では”茉莉花茶”と呼ばれているもの、ジャスミン茶といえば、あ~アレと分かるでしょう。
ウィキペディアによると
沖縄県ではさんぴん茶(さんぴんちゃ)として飲まれている。これはジャスミン茶を指す中国語(香片茶 シャンピェンツァー)から転じたものである。沖縄県においてよく飲まれている茶であり、大衆食堂では大きな薬缶に入って置いてあるところもある。紙パック入り、缶入り、ペットボトル入りのさんぴん茶飲料がスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどで販売されている。中華のジャスミン茶よりジャスミン香が控えめである。
写真はエギュ・ド・ミディで写したサンピン茶で、後ろの山はグランドジュラスです。

中国旅行の費用

2008年12月01日 11時01分15秒 | 08年中国の旅
 今回の旅費の総費用を計算してみると一人当たり 322.250円となった。
その内訳を大雑把に纏めてみた。NAHAから成都への往復に要した金額が航空賃 153.554円である。差引残額の168.696円が中国国内での2週間に要した費用である。

 さらに区分けすると、中国国内の移動費、九塞溝への航空料金や青蔵鉄道のチケット代金が 74.160円であった。
観光施設や観劇の入園・入場料が 20.720円である。観光料金は全般的に高い、所得水準から考えてみても高いと思う。
バスやタクシーなどの移動費が 6.944円、タクシーをふんだんに利用した結果この数字となった。

宿泊費の計算は一部屋単位の料金なので一人当たりに換算するのはむつかしい、参考までに私たちは泊まった宿泊施設の中よりマシなクラスで1泊一部屋120~160元でした。またツアーは宿泊費込みの料金なので三ツ星ホテルの実勢価格は分からない。
残額の4万円余が飲食費やオミヤゲ代である。

 計算してみると、成都まで往復する費用が高すぎる。香港便は毎日飛んでいるが上海便は木・日の週2便なので香港経由とした。しかし往路復路とも香港で泊まらざるを得なかった。上海経由なら帰りの1泊で済む、どちらを選択するかは日程次第ということか。それに香港までノーマル運賃というのが予想外だった。10日以内しか割引しないというのもヘンな話だ。海外旅行に関しては関空・成田に近い都市部の皆さんが羨ましい。

 今回中国のツアーに参加して、今後も現地ツアー参加の旅を計画したいともう。何より安いのが魅力だ。言葉の壁はあるには在る、でも話せない聞けないというのを自分で認識しておけば没問題(問題なし)。観光中の説明なんて必要なら自分で調べれば良い、注意すべきは自分の車両をメモして間違わない事と集合場所・時間の確認だけでできればいい。それでも心配ならガイドから離れなければいい。費用もグッと割安になる、この次も現地ツアーに乗ろうと考えている。

 32万円掛かったが、ツアーで九塞溝や青蔵鉄道旅の一つに参加するだけで20万円かかる、それを32万円で2ヶ所いや3ヶ所へ行けたのだからヨシとすべきだろう。でも隣の中国だからもう少し安い方法があるだろう、これからもその方法を探しながら、中国で行くべきところを見つけたい。

 台湾と中国は別だが来年の2月に台湾旅行が予定されている。1週間の日程で目的は「塩水の蜂炮」です。耳元では爆竹の激しい音が聞こえ始めている。

写真は黄龍の下のほうです。