どこ吹く風

旅のことを主に書く。

一歩目はアタマの中の旅

2008年02月26日 08時09分06秒 | 旅への想い
 旅行は行ってよし、振り返ってよし、それに計画する時も楽しい。実現するかどうかを別にして行きたいところのことを調べて勉強するのも楽しいひと時だ。
さて今度は何処へ行こうか、と場所探しに余念が無い。妻はゴールデンウィークにカンボジア旅行に誘われている、しかし末娘の出産がその直前なので迷っているようだ。私はアンコールワットに魅力を感じるものの行かない。わざわざクソ暑い時期に行かなくてもいいだろう、とは表向きでホンネは優先順位の問題です。そんなに度々あちらこちらへ物見遊山の旅ができる実入りも無いので行く先を絞らざるを得ない、私にとってカンボジアは優先度が低いということです。

 では何処にするか。行けるなら何処へでも行きたいのだが、何時もいつもオジャマ虫の如くくっ付きっ放しというのも気が引ける。プライドなんて当の昔に捨てたつもりでもやはり引っかかるものがある。世話をかけるにも程ほどにしておかないと後々の事に影響するという打算がある。(笑)

12月にイエローストンまで出かけてオーロラを見て、年が明けてから香港へ行ったので未だ旅行から帰ったばかりと言えるのに旅行虫が蠢いている。
この次行くならやはり九塞溝か。しかし妻がカンボジアへ行くなら少し間を置かねばならない。すると中国はオリンピックに突入し旅行には不向きとなるだろう。
秋ごろにはオリンピック余波は収まっているだろうか。

 事前調査・情報収集を楽しみながら心の準備をしよう。
九塞溝・黄龍それに青蔵鉄道を組み合わせて・・・当分はアタマの中の旅行を楽しもう。

餃子パーティ

2008年02月18日 09時08分02秒 | 旅への想い
 昨年西安へ行った時の世話役のお一人から王先生の自宅で餃子パーティが開かれた。王老師は私たちの西安交通大学語学研修旅行の際に、沖縄大学の学生を引率なさった方です。現地では九塞溝・黄龍の旅をコーディネートした方でもあります。料理にも詳しくて県の補助を得て共著でパンフレットを製作したとのことです。その先生の自宅での餃子パーティなので期待して出かけました。

 先生の家族は京都在住で単身赴任です、我が家から徒歩10分の場所だが妻に送ってもらった。着いたのが6時過ぎなのに女性陣は既に餃子を包み終えようとしていた。西安での餃子パーティは餃子主体であったが、今回は茄子、モヤシ、豚の三枚肉など盛り沢山の皿が卓を覆った。三枚肉を包むのは饅頭ではなくてナンだった。シルクロードの出発点・終着地の西安なのでナンが中華料理になっていても不思議ではないと勝手に考えた。

参加者は先日新年会で顔を合わせたばかりだが、こういう会合は何回あっても楽しいものである。メンバーの集まりはこれで3回目だが毎回欠席者がいたけどこの日は珍しく全員が顔をそろえたのが嬉しい。
私以外の皆さんは中国語会話の教室で、あるいは太極拳の練習で顔を合わせているようである。私もそれらの会に来るように誘われているけど曜日と地理的な問題で未だ見合わせている。

 留学中のこと、向うでの餃子パーティのことなど話題は尽きない。そうこうするうちに友好協会の支部長さんもお見えになり、次回の研修旅行の話となった。
今年は北京オリンピックが開催されるので旅費や宿泊費が高騰しているだろうから、来年実施したいとのお話があった。そして語学研修だけでは苦痛だろうから今年と同じく物見遊山の旅も組み合わせる、敦煌辺りはどうかと具体的な提案があった。時期は敦煌見物が暑くも無く寒くも無く、砂嵐も無く快適な時期に行ないたいとも付け加えられた。

 西安か・・・また行きたい、、今度は妻も一緒なら尚楽しく過ごせる。時期は国慶節を外した10月中旬とか、9月にしたいようだが私としてはできるだけ早い方がいい、楽しい事は早い方が良いという単純な考えからです。


餃子はウイキョウやセロリ餃子でフツーでは考えられない具材でした。イーチョーバー(ういきょう)餃子は香りも味も気にならないものでした。

旺角

2008年02月15日 20時10分10秒 | 香港
 最終日は旺角ーモンコックーまで出かけた。ホテルでバス停の場所を聞き二階建てバスに乗った。地下鉄よりも見晴らしが良く快適だ。狭いクネクネした道をバスは走る、時々地下鉄の駅前にでるので凡その現在位置が分かる。
ネーザンロードと呼ばれる主要道路と我々が利用した地下鉄は並行して走っているようなので地理や位置は分かり易い。初めてバスで通っても大概この辺りだろう、と知っているのは油麻地と旺角だけなのに安心して乗っていた。

 バスは旺角の駅付近で裏通りに入り又曲がり更に曲がるという風な進路を取ったので、遠くへ行かないうちに降りた。マチ小風で果物やら立ち食いの店が並んでいる。チキンとか三枚肉を揚げている店があったので三枚肉を一切れ買った、10ドル也。手がベトベトになったが美味しい。
1時過ぎには空港へ行くので昼メシを食べて帰ることにした。

 帰りのことを考えて地下鉄の駅を確認して裏通りに行くとそこは先日来た女人街だった。美味しかった米線を食べたかったが店を探せずに近くの食堂に入った。麺やら炒め物にビールを頼む。値段も300円から500円というところ、味はまあこんなものでしょう。

 急いで駅に行きホテルへ戻る。ホールでは皆さんがほぼ揃っていた。出るときにチェックアウトしていたので慌てることは無かった。
3万6千円の3泊4かの旅がこれで終わった。参加者はウチナーンチュだけなので直ぐ打ち解け、とりわけ孫は皆さんに可愛がられた。

 空港で最後のビールを飲みたかったが叶わず荷物の番をした、連れてきてもらっただけでもアリガタイので文句は言えません。初めて香港を歩いたが分かり易い街である、この次来る機会があればシンセンまで行こうと思う。
台湾で小籠包で有名な「県泰豊」の看板をマカオで見た、きっと九龍にもあっただろう。今回これは・・・というのも食べていない、次は何か食べよう。

雨のビクトリアピーク

2008年02月14日 09時58分39秒 | 香港
 カン違いで香港島まで来てしまったのでビクトリアピークまで登ろうということになりケーブルカー駅までタクシーに乗った。
この時もビクトリアピークとかケーブルカーとか英語で伝えたのだがトライバーさんは聞き取れず、地図で示してようやく行く先が分かったようだ。もう少し英語が通じるかと思ったのに期待はずれでした。私の発音がヘンではなく娘が話しても同じだった。娘はアメリカで1年ホームステイしたのである程度通じる英語(米語)を話すと思う。

 ケーブルカーの乗り場は道路まで溢れるほど列を成している。せっかくここまで来たのだからと順番待ちをして乗った。急勾配の坂を上っていくのだが、目の錯覚でビルがナナメに立っているように見えた。霧のため視界は数十メートルしか無い。展望台に着くと下山する客が行列を作っている。外の視界は10メートルで何も見えない、隣の建物すらボンヤリ霞んでいる。この調子なら降りるのは登るよりも時間待ちしそうなので見物もそこそこに下山の列に並ぶ。待合所を遙かに離れて建物外の吹き曝しの場所に並ぶ羽目になった。小雨も時折り落ちるので寒い、結局殆んど見ること無しに下りのケーブルカーに乗った。
ただ行ったというだけのビクトリアピークでした。

 夕食は夜市で食べようと思ったが時間が掛かり過ぎたのでひとまずホテルへ戻ることにする。タクシーで駅まで出て地下鉄に乗る。中環駅からホテルへは乗り換え無しなので助かる。
始発なのに満員だった、土曜日なので帰宅時間が遅いのかな。

 妻と二人だけでも夜市見物する案もあったけど時間的に遅くなったので止めた。夕食はホテルの近くの店でパンとビールを買ってそれで済ませた。せっかく食で有名な地に来たのに部屋でパンを齧って過ごすのは勿体無い話である。小さな子連れの旅なのでしょうがない。
ビールは美味しかった、サンミゲールがあったので中国系統のビールを止めてそれにした。懐かしのサンミゲールです、香港に来てフィリピンでもないだろうが、マニラも合わせて楽しんだ。
マサラップ!

塩水烽砲

2008年02月11日 12時19分03秒 | 懐かしい旅の記録
 昨日は正月です、旧正が廃れたとは言えやはり旧正は旧正です。
中国関係では春節、ベトナムではテトとなる。テトという言葉で思い出すのは”テト攻勢”という衝撃的な事件があった。それも今は昔の話となってしまった。
 今日は春節の話ではなく旧暦1月15日の台湾の元宵節のことです。

と書きかけたところで風邪でダウンして暫らくPCに触れることも無くズボラを決め込んでいました。PC依存症を自認している私にはタイヘン苦痛なことと思っていたのに、何も見ない、読まない、書かないというのもチョットした息抜きである、と感じたのは自分でも意外でした。

 そうこうするうちに早や正月4日目となり春節を祝った地域も平常に戻ったことでしょう。でも書きたいのは級1月15日の元宵節の行事です。台湾の元宵節風景を見に2度行きました。中正祈念堂広場で李登輝総統が出席して点灯式が行なわれた、その時の干支はナンだったか忘れたが干支の張子の目からレーザー光線がでてゆっくり回転を初め祭りが始まった。祈念堂を取り巻くように企業や宗教団体などの出典作品が並んでいる。一周したがあまりの人出に前に進むことが出来ないほどだった。
後で気付いたけど我々は一方通行を逆コースで廻ってしまったのだった。(笑)

 また数年後は塩水へ出かけた、ここは台湾でも有名な花火祭りである。花火というより爆竹である、ロケット花火の水平撃ちは圧巻です。現場は阿鼻叫喚の世界で逃げ惑う群集に巻き込まれないよう気をつけながら出来るだけ発射現場に近づこうとガンバリました。ヤジウマ根性を発揮する最大の見せ場でした。
あんなにおもしろい祭りは少ない、今からでも間に合います、さあキップを押さえ宿を手配してください、と煽りたくなります。
とにかく血湧き肉踊り、興奮します。山車を見つけてその近くの身を隠す為の電柱を確保してその時を待ちましょう。
ただし最低でもムカシの全学連スタイルに防護目がねをお忘れなく!
台湾は塩水で熱くなりましょう。

マカオ

2008年02月05日 07時25分36秒 | 香港
 三日目の完全フリータイムの日にマカオへ出かけた。オプションのマカオ観光に参加した皆さんは6時半出発だったが、私たちはノッタラのったらして10時のスタートになった。この日は中国側のシンセンまで出かけて大掛かりなショーを見ようかとも思ったが、雨が降ってもショーが開催されるかどうか不明だし、ガイドブックにもシンセン情報が無いので様子が分からないのでマカオにした。
 
 娘は数年前一人旅でここ香港に来たことがあり、マカオへも行ったとのことなので娘の記憶に頼ることとした。地下鉄で波止場まで行き船のキップを買う、片道一人150ドル也。曇り時々雨の天候なので船からの見晴らしはまるっきりダメでその上揺れた。久しぶりに船に乗るので揺れも久しぶり。1時間ほどで着いた。

 港のターミナルは大勢の人でごった返している。案内書で地図を貰いバス停へ行く。その途中でタクシーの客引きが何名も声を掛けてくる。2時間コースで600ドルというが名所と言われている箇所全てを見るつもりも無いので断る。しかしケッコウしつっこい、メンドウなので400と言うと、OKオーケイ500と返ってきた。元々乗る気が無いので手を振ってオワリ。

 バスで中心にある広場へ出た。娘はヨーロッパを見せてあげると意気込んでいたが、春節1週間前で中国式の飾り付けの真っ最中で、真っ赤な大きい提灯が広場を埋めて中央にはこれまた干支の鼠が色鮮やかに演出されている。どこがヨーロッパだと笑った。
広場を取り巻く建物は中国式の飾りがあってもキレイで風情がある。
スージ小の入口でコンクリートミキサーをうんと小さくしたミキサーで栗を焼いている。一袋買った10ドル也、美味しい窯の中でも音を出して破裂している、取り出して袋に入れる間も時々撥ねる。孫がそれを見て大喜び、撥ねたカスがアタマに降りかかるのを楽しんでいるようだった。

 広場の先のファサードだけ残った教会跡を見て帰る、その道すがら餃子や包子を焼いている店があったので食べた、美味しい。さすが人だかりがする店だ。昼食はその店の奥にある食堂に入ったら客が皆無。疲れもあってそのまま坐り注文したが予想通りの味、麺を頼んだら乾麺を湯がいて出てきた、女人街のそれとは大違い。やはり客のいない店、それも昼食時に人のいない店には入らないほうが良いと思い知らされた。

 帰りのターミナルでチケット売り場が香港とかシンセンと書かれているので当然香港行きの窓口に並び乗船する。降りたらターミナルの雰囲気が違うが行く時とは違う会社の船で戻った所為だろうと気にせず出てタクシー乗り場に並んだ。行く時地下鉄の駅から10分ほど歩いたのでタクシーに乗ることにしたのだ。
香港在住者らしい人がいたので、近いところでもタクシーは行ってくれるかどうかを尋ねた。何処に行きたいのかと問われて地図で示すと、なんとここは香港島ですと言われた。私たちは九龍に着いたものとばかり思っていた。

 香港と九龍が違うのを意識をしていなかった、勘違いしたのだ。ここでは香港とは香港全体を指す場合と香港島の二つの使い分けがあったのだ。またまた大笑い。シッパイしても決定的なマチガイではなくチョットしたカン違いで済むので笑って済ませる。中環という駅へ行けばホテルは終点にあるので問題は無い。

 香港旅行される方はご注意の程を。
マカオでは栗は見ていても食べてもグッドでしたが、タマゴのタルトも美味しかった。直ぐ売切れになるほど人気があり1個6ドルだったが品切れし支店(本店かも)から取ってくるまで待っていたら1ドルまけてくれた。

女人街

2008年02月04日 21時56分03秒 | 香港
 男人街あれば女人街ありでネーミングとしてはおもしろい。何か由来があるのだろう。その女人街へは先日書いたように二階建てバスに乗って行った。
8時から川沿いのビル街でレーザーショーがあると聞いたので、その時間には川に面した場所へ行きたいので夕食も簡単に済ますことにした。
それで女人街散策の前に食事を取った方がいいと食堂に入る。ガイドブックにも男人街と違い食事をする店が少ないとあったので店を選ばず目に付いた麺の店に入った。

 北京語が通じないのでチョットだけイラ付いた気分になるが、通じたところで意思疎通ができるわけでもないので気分だけの問題だったでしょう。メニューに麺の種類とトッピングそれに辛さの程度が載っている。
牛肉はイエローナイフのベトナム式の麺フォの記憶が新しいので避けて豚にした。辛さは私だけ若干の辛味を注文し、妻と娘は無しを頼む。出てきたのをツルツルと口に入れるとまるで稲庭ウドンである、美味しい。コシ歯応え喉越し全てOK、汁も申し分ない。飛び込みにしては上手く当たったという感じ。

 中国の麺には様々な穀物豆類の粉が入っているものがある、米線とあるので米粉が入っているのだろう。コシの喉越しの良さは米粉の所為だろうか。素材の組み合わせで美味さを倍増させる中国の人はさすが食の国の人たちだと感心します。

 レーザーショーの時間が近づいたので女人街探索はそこそこまでもいかず素通りしただけだった。服地や装飾品、それも庶民的な感じがするものばかりが所狭しと展示陳列されている様子は台湾の夜店を思い出した。

 時間があればもう一度行きたい。

二階建てバス

2008年02月01日 14時06分52秒 | 旅への想い
 香港では二階建てバスが普通に走っている、我が島ウチナーでは観光バスとして走っているのを見かける程度なので保有台数も数台でしょう。それが香港では一般路線で普通に走っているのが珍しい。運行している大半が二階建てバスのように見えた。

 孫は二階建てバスを見るたびに”あっ二回バスだ~”と言う、子供にはもっとインパクトが強かったのだろう。そこでせっかくなので二階建てに乗ろうということになった。しかし路線が分からないのでネイザン通りをモンコック近辺まで乗り、地下鉄乗り場を探せばホテルまで戻れるだろうと考えた次第です。

 尖沙咀のビル街から二階建てバスに乗った。運賃前払い制で一人2.5ドルだが小銭の区別が付かずにマゴマゴして運転手に掌の小銭を見せて指示してもらう。5ドル硬貨は分厚く、2ドルは八角形のような感じなので判別しやすいけど1ドルが混じると分かりづらかった。それに0.5や0.1が入っていると尚混乱する。

 目的の二階への階段を登る。急階段を登ると二階でやはり目線が高いだけ見晴らしが良い。夜の街のバスからの眺めは趣がある。オプションの天井無し二階建てバスは更に面白いだろう。
孫は大喜びしていた。二階建てバスに乗っているのにすれ違う二階建てバスを見て、二階バスだとはしゃぐ、よほど気に入ったようだ。

 二階建てバスには最終日も乗った、今度はホテルから旺角(モンコック)まで乗った。一人4.5ドル也。地下鉄とは風景がまるっきり違うのでバスが楽しい。ただ地理に不案内なので、ネイザンロードで地下鉄の駅近辺で降りるようにした。地下鉄はネイザンロードに沿って走っているようなので迷っても地下鉄の駅さえ見つければどうにかなるという自信があった。ただバス停と駅の名称が違うので見晴らしの利く二階からキョロキョロ地名や駅のマークを中止ながら乗っていた。

 ただバスに乗るだけでも旅の楽しい想い出になった。時間に余裕があるならバス路線図を持って乗り回すだろう。それほど二階建てバスは魅力がある。