どこ吹く風

旅のことを主に書く。

上海万博

2010年10月25日 09時14分23秒 | 西安・敦煌遊学
写真説明: 公園で独楽回しを楽しむ人 鞭のようなヒモで叩いて回す

 嘉峪関を見たことで私たちの長い研修旅行も終りに近づいた。ここから上海に飛んで帰るのである。せっかくの上海経由なので日程に万博も組み入れられている。しかしもう敦煌・嘉峪関で実質的な旅は終わっている。

 西安ー敦煌のフライトは座席が通路を挟んで2人・1人の三人掛けで、20列ほどの小さな飛行機だった。記事アが小さいので飛ぶ高度も低いのか山がよく見えた。雪を被った山々も見える、ヒマラヤの外れの山か。

 嘉峪間空港から上海へは西安経由なので5時間かかり上海着は9時過ぎになった。ホテルが空港内にあるので移動は楽だった。ただエレベーターホールを挟んで両側に同系列のホテルがある。最初は高級ホテルのフロントへ行き、すごすごと安ホテルに移動した。

 万博見物はある種の諦めがあったのでそれほど期待していなかった。どうせ目玉の中国館や日本館は入れないだろうし、毎日万人単位の人が押し寄せるので待ち時間無しのガラガラ館は無いでしょう。人気の無い館一・二ヶ所廻ってのんびり過ごすつもりで行った。グループを組むとのんびり出来ないので集合場所と時間を確認して一人になりスイス館へ向かった。

 待合テントの半ばまで行列があった、これは空いているほうだろう。並んでいる途中に公安が大声を上げながら柵を越えてきた。何事かと見ると割り込んだ人をつまみ出している。割り込みがフツーの国なのに威信をかけた世界的な催しとなると別なのだろう。

 スイス館は手抜きだ、映像で誤魔化している。それでも久しぶりのアルプスの風景は美しい。同じものを2回見て期待していたゴンドラに乗りに行くと、なんと休止している。がっかりだ、俄仕込みの知識で上海万博のメインに位置付けていたのに。

 もう一つの目玉は対岸へ船で渡ることである。渡し場へ行く途中に産業館があり貴州省の少数民族の歌舞を披露していたので観賞する。対岸への船はピストン運航していて何ヶ所かへ出ている。対岸では食事をしただけ。
集合時間も迫ってきたので戻る。駆け足で集合場所前のエネルギー問題を扱った館に入り万博見学は終わった。

 万博のような催しは元々好きなので見れば見たで楽しいものだ。初めから気合を入れればもっと効率的にもっと見応えのあるところへ行けたかもしれない。付けたりの万博見学だったのでアレで良かったのかも。



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