7月15日 (木)
7:30 朝食 9:05 ホテル発ー9:28 ロープウェイで上るー9:46 Gamsgarten 3630m
9:52 ガスがかかり見えないので下山 ー10:10 ロープウェイ乗場ー10:20 発 11:25 インスブルックレンタカー営業所(走行距離 105Km 全走行距離 1733Km)
11:52 インスブルック駅ー(ランチ)-13:27 インスブルック発ー15:28 ボルツアーノ17:07 ヴェローナー19:10 ミラノ着ー19:35 チェックイン
泊まった場所をGoogleEarthで調べたところフォルターラウ Volderau という小さな集落で、谷の奥のロープウェイがあるのはムッターベルクアルム Mutterbergalmであった。画面を更に動かすと山の反対側の谷にゼルデン Solden が出てきた。エッツタールとシュトーバイタールは一つの山を挟んだ隣だどうしの谷だったのだ。
昨夕は宿を探して10Km ほど下ったので今日は上りなおす。途中道路工事で片側交互通行の箇所も工事は未だ始まっていない。乗場に着くが雲行きが怪しい、山頂はガスが掛かっている。せっかく此処まで来たのだからと晴れ間を期待して上がる。
ロープウェイを乗り換えて上まで行くも、案の定というかザンネンながら霧、晴れるのが期待できそうもないので早々に下る。ロープウェイから下の方を見ていると乗換駅の近くに宿泊施設らしいものが見えた。シマッタ~昨日このような場所にヒュッテがあるのを知っていたら泊まったのに。石造りの壁にDRESDNER HUTTEとあった。又行く機会があれば泊まろう。
チロル最後の山はガスっていたがもうチロルはこの程度でヨシとしよう。レンタカーを返却しにインスブルックへ向かった。
途中ノイシュテフ・イム・シュトーバイタール Neustift Im Stubaital の教会前の郵便局による。この教会はガイドブックに載るほど有名なようだ。
レンタカーのインスブルック営業所は二度目なので難なく着く。車をチェックすると後部に傷が付いていると言う。バンパーならともかくバンパーより内側に入った箇所に傷が付くなんてあり得ない、木の枝のように上から垂れ下がったモノに当たったのか覚えがない。片言の英語と手まねで一応説明した。知らないとはいえ傷らしきものがあるのは確かなので処理費用を請求されてもしょうがないだろう。
延長料金と乗捨て費の説明を受けていると、傷の査定のとき私とやり取りした人が来て傷は自分が磨いて直すのでOKだと言う。ありがあとう! カードで支払い駅までのタクシーを呼んでもらった。
レンタカー費用はインターネットで予約・契約した際の40.898円、今回の日数追加と乗捨て料金168.5ユーロの総計約60.500円、延11日間で1.733Km走り、134.26リットルのベンジン(ディーゼルの一種)を給油しその燃費は172.9ユーロだった。
リッター当たり12.9Kmも走ったのにはビックリ、アウトバーンはそれほど走らず主に山道を走り回ったので燃費は良いほうだと思う。狭い道路でもぶっ飛ばすので燃費が向上したのだろうか、車はオペルでした。
さていよいよスイスだが、見たいところ行きたい所をピクアップすると、ベルニナエクスプレスのループ橋、ランドヴァッサー橋を通る汽車を見る、アレッチ氷河、逆さマッターホルン、エギュー・ド・ミディからエルブロンネそれにサースフェーなどである。
そこをどのように効率的に回るかを考えてティラノからスイス入りすることにした。それでインスブルックからティラノまでの切符を買おうとしたら、ティラノ行きはミラノで買えとのこと。
貴社の出発まで時間があったので駅前のレストランでランチタイムにする。車から解放されたので久しぶりに昼からビールが飲めた。黒ビールの冷たさが喉を通るとき刺激を与え咽そうになる。
汽車は6人掛けのコンパートメント、やはり速い1時間半でボルツアーノ Bolzanoに着く、ドロミテ街道の入口なので思い出がある。車内でも買い置きのビールを飲む。車掌にティラノへ行きたいのだが乗継便について尋ねるも、オーストリアの汽車なのでよく分からないようだ。途中からイタリア人車掌も乗り込んできたがやはり分からないようだ。
Veronaを過ぎると間もなくミラノに着いた。インスブルックから6時間弱の7時10分になっていた。まず今夜の宿を決めねばならない、ガイドブックも資料も何も持っていない。駅前にはホテルがあるはずだ、と当てずっぽうに駅を出て付近を見回すとHOTELの看板が目に付いた。ビルの一角の出入り口にインターフォンがあり、それを通して交渉すると満室とのこと、一つ星だったのにザンネン。出入り口の反対側にもインターフォンがありこちらは二つ星、AKIBEYAがあるとのことなので其処に決めた。
映画に出てきそうな鋳物製の扉のエレベーターで上がる。たまたま降りてきた人がいなければ操作の仕方が分からなかっただろう。日本人客も来ると女将さんが話していた、片言の日本語も使う。ホテルの格より利便性と経済性を選択するニッポン人が多くなったのだろう。また夕食を食べに街へ出ている時間に補助ベッドを作るとのこと。せっかくミラノに来たのだからせめて駅前だけでも見ておこうと出かけた。
私たちが駅から出たのはやはり裏側で正面はビルが立ち並び高級ホテルも見えた。自然に安ホテルの方向へ足が向くなんてビンボウ旅行の習性が身に着いたようだ。(笑)
スタンドの売店でビールを買いホテルで例の如くチーズやハムでディナーにする。スタンドのお兄ちゃんも片言の日本語をしゃべった、さすがミラノだ大勢来るのだろう。
暑い、クーラーは2時で切るけど特別明け方まで延長してつけておくと女将さんは勿体ぶって話していた。しかし夜明け前もそれほど涼しくなかった。
駅でティラノまでの切符を買った、6時20分発なのでミラノ滞在は11時間である。
写真はシュトーバイタールで泊まり損ねた山上のホテル DRESDNER HUTTE です。
未練たらしく載せておきます。