どこ吹く風

旅のことを主に書く。

雨の観光

2008年01月31日 17時02分06秒 | 香港
 二日目は食事付の市内観光が予定されている日である、7時15分にはホテルを出発し市街地中心部のレストランまでバスで移動した。メニューはアワビの朝粥がメインで包子、チマキが出た、どれもこれも美味しく食べた。
ツアー専門の店なのかツアー客らしいグループが次々と出入りしていた。
 
 食事の後まず黄大仙廟の観光へ行く、春節(旧正)前ということなのか多くの参拝客がひしめいており、ローソクほどの線香にお供え物を抱えた人やお供えをして一心不乱に祈る人でごった返していた。その人たちを縫うように写真スポットまで移動した。雨が降っているので中庭が使えないので回廊に参拝客が集中しているので観光目当ての私は少し気が引けた。それでもせっかく・・ということでちゃんとした写真を撮りました。

 そこからトンネルを抜けて香港島に渡った。途中バスの何時もの抜け道が工事の為に狭くなり本通りへ出るカーブが曲がれず立ち往生した。後ろは車が連なっている、そこを100mほどバックしたが、ポリスが来て誘導した。誘導が無ければどうにもならない状態だった、しかしポリスや後ろの車のドライバーも怒ることなく極フツーの対応で済ませている。これがニッポンの国ならそうは行かないだろう。

 生憎の雨のため山の中腹まで行くも展望は何も無し、ジャッキーチェーンの住むマンションを見て降りる。その足でレパルズ・ベイという「慕情」の舞台になった浜辺へ行った。海水浴場だけでなく廟があり、入り口近くにある正財神の像は富の神様で、顔と手に触れた手を自分のポケットに入れれば福が入るというので撫でてきた。
海辺には極彩色の動物の像が置かれている、奇特な人が寄進したのだろう。三匹の山羊があった、孫がつい最近”三匹の山羊のガラガラドン”というオペレッタを生活発表会で演じたばかりだったので大喜び、記念の写真を撮った。

 九龍へ戻るトンネルの中で当方のバスが追突事故を起こした、最高部の席の中央、つまり通路の突き当たりに坐っていた娘が二・三歩飛び出しただけのショックだったので怪我人は出なかった。トンネル内なので渋滞を防ぐ為か物の数分でパトカーと牽引車がきて前のタクシーをトンネル外へ引っ張り出した。事故処理が早い、それでも40分ほど車内で待機させられた。これも観光の一つと思えば気も安らぐ、事故なんて滅多に遭うわけじゃないので良い経験だし、小さな事故で厄落としができるならケッコウな事です。

 昼食は数種類の飲茶に炒飯、焼きそばだったが全て美味しく頂きました。春巻も美味しかった。
車中で香港ミヤゲの定番に近いタイガーパームに化粧品などの販売があった、ガイドさんの上手い説明で皆さんは買ったようだ、当然うちの妻に娘も。その後ブランドの店に行きそこで解散自由行動となった。
雨が降るので外を歩くの億劫なのでオプション参加の方々が集合・出発地の日航ホテルで暫らく様子を見ていた。私としては一人8500円のオプションに参加する気は無いので独自行動をとることにしていた。
雨の中小さな子どもも居る事だしとガイドブックを広げたが良い案が浮かばず逡巡するばかり。
妻や娘にせっつかれてある考えが浮かんだ。孫が二階バスに興味を持っているのでそれに乗ろうと。

男人街

2008年01月30日 09時10分42秒 | 香港
 ホテルから赤いラインの荃湾ー中環線に乗って男人街の近くの駅油麻地まで行った。降りてもどの方角に男人街があるのか分からない、ガイドブックで見当を付けて歩くとそれらしい場所に出くわした。規模が小さかったのでそこがホントに男人街といわれる場所なのかどうかあやしい。

 路上に椅子やテーブルが並んで食事をしている。何処も彼処もいっぱい、満席であるが中には客がいない店もある、そこには入らずその辺りをブラブラした。席を立つ客を見たので片付けるのを待たずに座り込む。
注文は写真付のメニューと料理しているのを指で指して注文した。価格はエビやシャコは40ドル、その他が20ドル程度と表示されている。エスカルゴの小さい貝、アサリ、チキン、シャコ、牡蠣のフライ(掻き揚げ風)てんぷらとビールで140ドル。電卓で皿を指さして金額を確認しながら打ち込んで計算していたのでマチガイは無いだろう。
けっこうピリ辛な味付けだったので妻や娘はふうふう言いながら口にしていた。孫が食べるのが無い、ビールに合うのだけを選んでしまった。

 ここでもお茶で箸を洗う儀式から食事がスタートしていた。私は忘れてそのままの食器を使ったが隣りに坐った人たちがそれをするのを見て思い出した。台湾の屋台は使い捨て容器、西安でのサランラップでの養生とどちらが良いのかな。
食べ方は貝殻やチキンの骨をテーブルに置くのはなかなか慣れない、けれども捨て場所が無いのでそうせざるを得ない。シャコやエビは手を使うが手拭用のトイレットペーペーがテーブルに置かれているのでそれは問題が無い、でも使用済みの紙を殻の上に置くのは抵抗がある。テーブルを散らかしても良いという感覚がどうも・・・。でもそうしました。
 帰りに二階バスを見て孫は”二階バスだ”と声をあげてはしゃいでいる。
食べ物・風景とも初日の夜から香港に浸れた。

香港に着いた

2008年01月29日 07時23分06秒 | 香港
 那覇から3時間のフライトで着いた香港はやはり雨でした。
10数年前乗換で旧空港に数時間滞在したことがあるだけで空港外へ出るのは初めてです。。鉛筆を思わせるビルが立ち並ぶ風景はその時見ているのと、写真や映像などで記憶に刷り込まれているので感動を受けるほどのインパクトは無かった。
しかし車窓からチラッと見えた港の様子にはビックリした。ガントリークレーンがそれこそ林のように立ち並ぶ風景はさすが世界に名立たる港だと思わされた。私の住む那覇にも港がありガントリークレーンがあるけど、たしか2基だと思う。1基が10億円もするので資金が無いのか取り扱う貨物が無いのか2基だけの港なので比較するのもおこがましい。そのようなバースが何ヶ所かあったように思われた。凄いところです。

 高層ビル群と港の様子を雨粒の付いたガラス越しに眺めながらホテルに到着、車中で今後の日程やら注意事項がありチェックインの後はフリータイム。街の見物がてら食事をしに出かけることにしたが行く先が決まらない。調査・勉強不足がここで露呈する。記憶を蘇らせて男人街へ行くことにし地下鉄に乗る。キップは自動発券機で買うのだが扱い方でモタモタする。
まず表示されたルート図で行く先を押し、次に人数をタッチする。表示された金額を投入するとキップとつり銭が出てくる。人数はまず”多数”を押すと数字が出てくるので3を押すと金額欄に25.5と出るのでお金を入れる。機会にはカード専用とコイン専用それに紙幣とコインが使える3種類あるので間違うこともあった。又紙幣は金額に関わらず1枚しか投入できないので注意が必要だ。それも20ドルまでしか使えない、MRTを利用する際には小銭が必要です。清算窓口で両替してくれるのでそこを利用したこともあった。

 パンダホテルから駅まで10分ほど歩くが、3階のフロントからそのままの陸橋店舗街を通って行けるので日頃歩かない私たちでも苦痛はさほど感じなかった。

 たった4日間のツアーでしたがとても疲れる旅で身体のあちらこちらがギシギシがちがちの状態で帰ってきました。4歳を目前にした孫は10数キロあり抱っこするのは本当に疲れました。騙し騙し歩かせたけど9時過ぎまで遊びまわるのは幼児にはムリでした。疲れたのは孫の所為だけでなく大人が遊んだということでしょう。

香港は雨

2008年01月22日 07時29分30秒 | 香港
 ガイドブックを買いはしたもののパラパラ捲っただけ。心の片隅に香港ごときで大騒ぎするな、という気持ちが無いでもない。それでも一応行きたい所や行くべき場所の下調べをして行動予定を組まねばならない。観光と食べ物(食堂)を上手い具合に組み合わせるにはそれなりの知識が必要なのでそろそろ本腰を入れるか・・・

 娘が天気予報を調べると4日間とも雨降りとのこと、見ると雨マークが並び降水確率も70~95%となっている。毎日予報を見ているが雨が降るのを覚悟しておいた方が良さそうだ。合羽は要らないにしても傘は人数分揃えよう。
雨の観光となると展望台は止めようか、それとも雨に煙る夜景は風情があるのかな。

 ガイドブックに「朝昼夜グルメ パワフル街遊」なんて文字が表紙にあるので朝から晩まで飲茶の店をハシゴするか。飲茶メニューが店ごとに写真入で紹介されている、大まかに一皿3個入りで20香港ドル見当になっている。これはガイドブックに載るような店だから街にはもっと安い店があるだろう。”困った時のgoogle頼み”でこういう場合は検索だ、世の中優雅に旅を楽しむ若い女性だけではない、安さと美味さを求める人が大勢いる、その人の記録を探すのだ。

http://www1.atword.jp/hongkong/

香港B級グルメというサイトを既に見つけてあるのだ。
参考にさせていただきます。>ブログ開設者殿

 昨夜妻が持ち物を準備するので何を着ていくか決めなさいと言う。出発は明後日になっている、そろそろ準備に本腰を入れよう。傘は当然としてソフトの部分雨の香港をどう過ごすかというのをもっと考える必要ある。
雨なんて情緒的な言葉だが実際はビチャビチャと嫌なものだ、しかし旅行期間中雨が降るのはほぼ確実、残念な現実だがそれをも上回る楽しみを見つけよう。何かあるはずだ。

ガイドブック購入

2008年01月17日 11時26分11秒 | 香港
 昨日金物屋へ出かけたついでに本屋に入った。
前から欲しかった「世界の車窓から」の第一巻が置いてあったコーナーへまず行った。年末にそれを買いに行ったのだが価格を勘違いし500円しか持たずに行ったので買えなかった経緯がある。スイスなので欲しかった、それに宣伝版を見ると殆んど行った覚えのある場所だったので思い出に欲しかった。

 家に戻って直ぐ見たが思い違いがあった、氷河急行と思っていたらゴールデンパスラインだったが、そこも通ったので”まあ好いか”。リギはクルムホテルに泊まって朝日を見たし、ピラトスはあの映像とは逆コースで廻ったのだが風景は同じなので懐かしく見た。スイスはいい、また行きたい、いったとしても回る所はダブルところが多いだろうがそれでも行きたい。あの風景牧草地から林底から続く岩山更に雪を被った山、なんでこんなに美しいのか。どの位置どの方角を切り取っても絵になる、珍しい国だスイスは。
また行くぞ~

 本屋は香港のガイドブックを買うのが第一目的なのに後回しになった、旅行の海外コーナーへ行く、世界の車窓からシリーズは何故かオキナワ旅行関係コーナーにあった。
まず”地球の歩き方”の香港を探すが見当たらない、巻末を見ると香港は発行されている、売り切れということだ。安ツアーが売り出されているのでニチョールーがたくさん居て先を越されたようだ。他の本屋へ行くのもメンドウなのでミーハー向けの大型本を買う。どうせ香港、この程度のガイドブックでいいだろう。
ただ・・・内容がOL向け金を持っている女性向けに書かれているので紹介されている店は私に合う店とは思えない。まあ妻や娘はこれで充分だろうと自分を納得させる。

 スイスのDVDを見る時間はあったが香港を捲る時間はまだとれない。そのうち検索した場所を本で確認してみよう。どうも心が香港に向いていない、行きたいところなのに冷めているナー。
調べ方が足りないのかな。

香港の見どころ

2008年01月14日 23時24分59秒 | 香港
 4日間のツアー日程中自由になるのは3日目と最終日に午前中くらいでしょう。自由というと聞こえは良いけど見方を変えれば放っとかれるということ。自分が好きに行動できるのでそれも良い。何処へ出かけるか、何が面白そうなのかを検索してみた。

ビクトリアパーク
スタンレー
女人街
男人街
オーシャンパーク

以上のような地名が出てきた。地図も印刷したので照らし合わせてみよう。食事は朝食しか付いていないので何処か適当なレストランを探さねばならない。観光地よりもむしろこちらに力を入れて調べるべきだろう。朝食は付いているがお粥を食べたい、それに食に関しては名うての地なので何か特別なものを味見したい。
屋台が連なっている場所での食事もしたい、台湾のように夜市もあるのか。検索でするといろいろ出てくるけど、未だこの店でアレを食べようというまでには至っていない。

 あと1週間もあるのでおいおい探します。ガイドブックを買ったほうが手軽かな。
ホテルはパンダホテルと聞いているので検索してみると評判は芳しくない。空港からは近いが市街地まで1時間かかるのが主な理由のようだ。選択の余地は無いのでその点は諦めて心構えをしておく。

 見どころ、食事を重点的に調べよう。

香港ツアー

2008年01月11日 06時44分26秒 | 香港
発売りの日デパートの行列に並んだ、ここ数年毎年並んでいるのだがお目当ての品が有る訳ではなく妻や娘に付き合っているだけです。支持された売り場で1万円の袋を買うのだが紳士物なので私のものになる、結局自分の為に並んでいるのかな。

 そのデパート系列の旅行社は2万円で香港か韓国旅行の福袋があった。これは抽選なので並ぶこと無く申し込みをしたけど連絡が無いので外れたのだろう。と思っていたところ新聞の旅行広告に「気軽に香港 4日間」キャンペーン価格 29.800円というのがある。
4日間でこの価格は安い、興味を覚えたので”安いね!”と妻にその所を指した。「安い安い、ちょっと調べて!」と言われたのでH・I・Sでパンフレットを貰ってきた。
その結果29.800円にその他諸費用として6.980円が別途必要となることが分かった、それでも安い。
後は妻の決断だけ、行きたい気持ちを抑え黙ってパンフレットを渡すだけにする。その態度事態がミエミエなのだが、行きたいとか行こうヨなんて言葉は発しない。ひと言でもその類のことを言おうものなら「金も出さないくせに」といわれるのがオチだから。

 昨日「申し込んできたよ」と妻と娘が言う。
”オマエも行くのか”と喉まで出かかった言葉を飲み込み”パスポートは?”と0歳の孫の事を聞く。上の孫が1歳の頃マニラへ一緒に行ったのでオドロキではない、幼児が二人になっただけ。5人で出かけることになった。
部屋は二部屋になるが部屋割りはどうなるか、夫婦だけか孫と私になるか、とかアホなことを考えながら心は香港へ跳んだ。

香港は10数年前乗り継ぎで数時間ターミナルで過ごしただけなので折りあらば・・と考えていた場所だ。安ツアーなので夕食がつかない、食事処とフリータイムの観光場所を検索で探そう。

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日程は次の通り
1月24日(木)
13:40 那覇発 香港へ
15:30 香港着 ホテルへ

1月25日(金)
あわびの朝粥
 終日自由行動

1月26日(土)
香港定番市内観光とショッピング
 レバルフペイ、ビクトリアピーク、黄大仙寺院、飲茶の昼食付き

1月27日(日)
16:55 香港 那覇へ
22:10 那覇着 解散
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ツアー代金    29.800円   0歳児 15.000円 三歳児は大人料金
燃油特別付加運賃 4.500円
香港出入税    2.480円
合計      36.780円

5人分合計 169.100円也

写真は孫で、この子と一緒に遊んできます。
ハーレーとは爬竜船のこと、年末のイルミネーション会場にて。

地図

2008年01月10日 16時34分30秒 | 旅への想い
 旅の基本は地図であると考える。行きたい場所が何処にあるのかをまず目で確かめたい。私が行くところは名が通っている場所が多い、それでも地図で何処にあるのか正確には分からない。それをこの位置にあると分かるだけでイメージがさらに膨らむ。
中国の地名で知っている所は多い、三国志などの読み物からの知識だろうしかしその地を地図で探すとなるとムツカシイ、そこまでは知らない。
それで「中国まるごと百科事典」というサイトから行きたい場所をピクアップして印刷した。とても参考になりましす、非常感謝。
http://www.allchinainfo.com/

 このサイトは西安へ行く時もお世話になったのにすっかり忘れて中国の地図を探し回っていた。鉄道路線図を見て思い出した次第です。適当な地図が無い無いと騒いでいる自分の不明さを恥じるのみ。
最終目標をチベットにしているので隣接している四川・雲南省を印刷した。出来ることなら成都からラサまで陸路で旅をしたい、それが茶馬古道と思うが・・。そのルートでラサまでバスが出ているようだ、4日間の行程だが面白そう。帰りは青蔵鉄道を利用すればよい。上手く行くかどうかは今後の調査次第、気力次第といういところ。気を大きく持って張りきろう。

 ここ当分は印刷した地図を眺めて一人楽しみます。

写真はカイラース付近です、特に意味はありません。以前何処かのサイトで見つけたものを保存していただけです。

まず一歩

2008年01月06日 07時33分43秒 | 旅への想い
 唐旅とは、あの世への旅立ちのことを言いいます。「あんチュや トータビしみせーちゃん」私の祖母はそのような言い回しをしていました。以前は母もこのような言い方をしていた。
なぜ唐旅が死出の旅になったのか、きっと朝貢貿易で中国へ行くのが過酷な為にこのような言い回しになったのでしょう。琉球国が朝貢貿易を始めたのは明になっていただろうに、なぜ唐と呼んだのか、唐天竺というのと一緒なのか。
検索すると、命を落とす覚悟から転じて人が亡くなってお墓に入る意味になったようです。これから中国を旅しようと思っているが唐旅にはなりなくない。

 中国への旅は一度っきりでは無いつもりだ。広い中国のこと一生かかっても廻れないでしょう、行きたい場所を厳選せねばならない。まず行きたいところの場所選びが重要だ。中国の地図さえ頭に入っていないので地名を見てもそこが何処になのか中国のどの辺りなのか分からない。地図を手に入れるのが先決かな。

 旅は現地へ行くばかりで無くアタマの中での旅も楽しい。若者からご老人まで旅を楽しんでいる人たちの情報をインターネットで検索し、役立ちそうな情報を得るだけでも面白く且つ役立つ。当面は幽体離脱の旅になるので好きな所へ飛んで行ける。目的地は陸路でラサ入り。青蔵鉄道は片道乗るとして片道は茶馬古道を中心に考えてみよう。
ただ高山病についての不安はある。のんびり行けば身体が慣れてくるの期待する以外になす術が無い。

 黄龍でのキツサを考えると憂鬱になる、唐の地で唐旅なんてイヤだよ。

旅いろいろ

2008年01月03日 11時16分39秒 | 懐かしい旅の記録
 3年前の2005年6月山岳部の先輩に連れられてスイス・アルプスへ行ってから旅行づいている。その後トルコ、マチュピチュ、エジプトへと年に2回海外旅行へ出かけるようになっている。旅行社が主催するツアーに参加するのだがけっこう楽しい。
ツアーは自由にならないので個人旅行が良いという人は多い、私も出来るなら個人旅行が良いと思うも、費用の面でついツアー参加となる。先日のオーロラ観光も初めは個人旅行として計画を立て始めて調べていくと、ツアーに乗っかった方が随分安くつくのに気付いて旅行社のお世話になった。

 ツアーは皆が見て楽しめる場所を選んで組むので当たりハズレが少なく、また皆が行くので雑誌やテレビにも出る頻度が高い。暮れのテレビ番組で世界各地の名勝地を紹介する特別番組が放映された。これまでにもテレビで見た場所が多いが、中には足を運んだ所もある。家事をしている妻に、”何処何処が出ているよ”と声を掛けて一緒に楽しんだ。
”こういう番組は皆が知っているところを出すのが多い、つまりミーハー的な観光地だ。我々もけっこうミーハーなんだ。”と笑った。
皆が行くから観光地になる、観光地で有名になると皆が寄って来るという循環でしょう、私たちだけがミーハーじゃないんだ。(笑)

 観光地はある程度の人出があった方が観光地らしい雰囲気になる。シーズンオフで人のいない観光地を好む人がいるが私はシーズン真っ盛りのワサワサしたのが好きだ。ただベストシーズンは費用が嵩むので行くのを見合わせている。シーズンオフは人出が少なく景勝なり施設をゆっくり堪能できるが、シーズン中なら受けられるサービスが無い場合もある。スイスでは峠越えのポストバスは運行開始前だったし、ロープウェイもシーズンに向けて点検中の山もあった。やはりシーズンに入らないとされなりのサービスが開始されない。

 でもチェルマットで駅前広場が日本人団体客で埋め尽くされた時は、壮観を通り越してイヤだ~と思った。外国人ならそれほど感じなかっただろうけど、日本人がイッパイ集まると自分達もニッポン人の片割れのクセに”日本人が多すぎてイヤネ~”。この言葉を発したのは私ではありません、女性の方でしたそして一緒に大笑い。

 個人旅行はそれなりに楽しいのですが、ミーハーの旅もけっこう楽しいものです。

写真は初めて参加したツアーでのひとコマ、トルコのベルガマです。