どこ吹く風

旅のことを主に書く。

くだらない意地

2006年09月26日 14時00分25秒 | エジプト
 時間があったので図書館へ行った。
エジプト関係の書物なんて期待するほどあるとは思わないけど、地球の歩き方程度はあるだろうと思っていた、ところがけっこう揃っている。エジプトは多くの人の興味を惹いているのだろう。

 変形の大型本が棚から飛び出し気味に立っている、捲ってみると歴史を写真入で解説している、それも写真が主で解説文が少ない。この程度の本がいいだろう。奥付けの発行年をみると98年とある、壮丁の汚れに反して新しい本なのだ。この程度の本でいいと思ったが借りて帰ることはしなかった。

 ぼちぼち読んで基礎知識を得たい気持ちもあるが、いま家に持ち帰ると妻からひと言終われそうなので躊躇したのだ。行くとも決まっていないのに私が先走って勉強すると「やはり行きたいのでしょう。それなのにグチャグチャ言うてから・・もっと素直にに・・」云々言われるのは必至だ。行きたいのは行きたいし見たい。でも行く行かない、何時行くなどは全て妻の胸先三寸なので先走っても見っとも無い。面の皮を厚くしていろんな処へ付いていったが、それでもイジがある、それ故もっとハッキリしてから大っぴらに勉強するつもりだ。
 その時まで借りるのは待っておこう。

 エジプトは長い歴史があるのでペラペラと読んで分かるはずが無いのが、家に持ってきて読むのは控えておこう。家ではインターネットで見る程度にしておこう。
ちょっとツマラナイ意地を張っているが現在の心境はこうです。

まずは遺跡の知識を・・

2006年09月22日 07時13分04秒 | エジプト
エジプトは知っているようで、知らない国だ。
高校で世界史を取らなかったので、王朝とか時代区分とか他国との関係も断片的にしか知らない。それも映画や小説からの知識だから怪しいものである。
多分行き機会があるだろうから、少しずつ勉強するツモリです。

 勉強はエジプトの歴史書を読むのが最良だろうが、小さな字でビッシリ書かれた分厚い本を捲るのは気が重くなる。まずは現物を見たとき名前と若干の由来を知る程度の知識でいい。
そこで旅行社のツアーの日程から訪れる地を抜き出した。数多く企画された日程を見ていると、どのツアーにも入っている場所、特別企画と銘打って行く場所とがある、滞在日数日程と旅費に因るようだ。
ツアーに出てきた地名、遺跡をまず挙げよう、そして各遺跡について検索する事にする。

カイロ ギザのピラミッド
     クフ王
 カフラー王
 メンカウラー王
スフィンクス
スルタンハッサン・モスク
エジプト考古学博物館
ツタンカーメン
モハメッドアリ・モスク
オールド カイロ
 ハーンハリール・バザール

メンフィス
 ピラミッド
サッカラ
 階段ピラミッド
ダハシュール
 屈折ピラミッド 

ルクソール
ルクソール東岸
 カルナック神殿
 ルクソール神殿

ルクソール西岸
 メムノン巨像

王家の谷
 ツタンカーメンの墓
ハトシュプスト葬祭殿
エドフ
ホルス神殿
コムオンボ
コムオンボ神殿

アスワン
 イシス神殿
 製作途中のオベリスク
 アスワンハイダム
アブシンベル
アブシンベル神殿
 ラムセス二世の四体の像

アレキサンドリア
 国立博物館
 ポンペイの柱
 カタコンベ


ナイルエキスプレス(寝台特急) アスワン→アレキサンドリア
ナイル川ディナークルーズ
3泊4日のナイル川クルーズ    アスワン→カイロ

原稿を書き始めるには

2006年09月19日 06時52分53秒 | 再びスイスへ
 会報の原稿募集通知が来た、原稿用紙4枚程度とのこと。
さて何について書こうか、卒業以来山に登っていないので山登りについては書けない。皆さんは適当に登っているので、山行やハイキングその帰りの温泉三昧のことなど題材が豊富に感じられる。

 ところが私は山登りをしていない、ハイキングもしていないので山に関連したことを書くとするとスイス旅行のことしかない。山登りと言うより観光旅行なので日程をおって書いても山行記録にならない。それでもスイスの事を書くとなると視点を変えて、視点というより構成を変えて何か別のスタイルの旅日記若しくは紀行風にしようか。

 私が始めてスイスへ行った前年に学士会としてスイスへ出かけているので、フツーの書き方をしてもツマラナイだろう。
どのような組み立て方をするか・・、主題、クライマックスは何にするか。基本的なことが思いつかない。

 スイスの山の美しさ、里の美しさ
 スイスに嵌まってしまった理由
 個人旅行が容易に行える事
 駅に佇む女性
 汽車、登山電車、船、ロープウェイ、リフト等の交通システム
 山岳ホテル、宿について
 食事
 
 これらの事をどのように1本の線で繋ぐか。締め切りは年内なのでまだ時間はある、もっと練ってそれらしいものにしよう。
構成、主なテーマ、芯になるモノは何か、無限ループに陥りそう。

ゆれ

2006年09月16日 05時47分19秒 | エジプト
 ココロの揺れなんて書いたが、実はエジプト観光の方法を勉強して充実したプランを自分で立てたかった。ツアーに乗れば楽して主な観光地は廻れるのは当然だ、しかし個人旅行で行く方がもっと深くエジプトを楽しめると思う。
それで妻に内緒でエジプトを調べ始めた矢先に、”ツアーに参加しよう”という妻の提案だったので出鼻を挫かれた感じだった。ツアーと個人旅行の内容・費用の比較が出せるほど調べが進んでいなかったので異議申し立てができない。せいぜい”ツアーでは砂漠を堪能するオアシス巡りが入っていない”と言う程度で説得力が無い。
”一度ツアーに参加して、この次個人旅行を考えたら良いサ”と言われて口の中でモゴモゴするだけだった。

 個人旅行の紀行文を読んでいても、海千山千のエジプト人を相手にスムーズに旅を続ける自信は今のところ無い。英語もロクに使えないという言葉のハンディがあるけど、出たとこ勝負で何とかなると思う、これまでも何とかしてきた。また20万円あれば飛行機賃と現地で2~3週間滞在して観光を楽しみ更にオアシス巡りも出来るだろうという淡い期待もあるので個人旅行は捨てがたい。
 ココロの揺れも妻の言葉には金縛りで直立不動になるだろうナ~。注)この場合「金縛りはカネしばり」と読む。(笑)

ピラミッドは最後に

2006年09月12日 09時55分22秒 | エジプト
 「ピラミッドは最後に行くべきだ。」とは、だいぶ前に前川夫人ー学生時代のゼミの担当助教授前川さんの奥さんーが我が家に来た時の言葉です。
 世の中にはマチュピチュや万里の長城など石造構築物は多いのに、なぜそういう事を言うのか理解できなかった。例に挙げた地も実際にこの目で見たわけでなく、写真や映像・紀行文でしか知らないので、発言の趣旨も分からなかった。

 専門の布地について研究がてら世界各地を廻られた結果、「ピラミッドは最後に行くべきです、あれを見たら他の何を見ても感動しなくなる。」という言葉なので、私は深く受け止めています。その後万里の長城に立ち、マチュピチュにも触れることが出来た。その度に今は亡き前川夫人の言葉を思い出したものです。

 エジプトへは行けるかどうか分からないが、行くのは最後にしようと思っていた。
ところが二回目のスイスから帰って間もないのに妻がエジプトとの事を言い出した。送られたパンフレットを見ながら適当なツアーがある、と言う。
充実の大周遊10日間と銘打っての特別企画らしい、誰にでも送付するパンフとは別に顧客に特別招待する形でDMが送られてきたのだ。一度か二度阪急のトラピックにお世話になったので名簿に載っているのだろう。

 悪い気はしない、そこには応募者多数の場合は抽選すると書いて参加を煽っている。トラピックの毎回送られてくるほぼ同じのツアーと比較すると1万円ほど安い。オプションまで参加すると20万円弱の費用だ。
 私はせっかく忠告というか助言と言うか先生の述懐というか、その言葉を聞いたのでエジプト旅行は最後にしようと思わないでも無い。これまで妻のお蔭でこの数年の短い期間に中国からスイスやペルーまで行くことが出来た。
 その妻が今度はエジプトにしようかと言いだした。う~ん、行きたいけどエジプトは未だ後でもいいのではないかと思う半面行きたい気もする。本当のところ私には決定権は無く参考意見を言う程度にしか過ぎない。

 強く反対するのもナンだし、行きたいのはヤマヤマなので即答してもいいけれど、なんだかナ~。
実はそろそろエジプトの話が出るだろうと密かに調べ始めたところだったのです。インターネットで検索して目ぼしいサイトを見つけたところだった。

 それで・・・ミエミエの迷い、心の揺れは又あとで書きます。

もろもろ

2006年09月10日 07時33分41秒 | モンブラン
 地図は北を上にして見るのが私たちの常識である。ところがスイスの地図を見て気が付いた南が上になっているのです。
地図と書いたら語弊があるので疑念図と訂正しておきます。概念図だから東西南北の方角よりも自分のアタマに入っている地図を優先した方が分かり易い。その地域に入って行く方向が上になった地図が分かり易い。これから行く所が入った場所の左なのか右なのかが方角の西東よりもアタマに入りやすい。
スイスの有名な観光地チェルマットにベルナーオーバーランドは山に囲まれた地域で北側が切れて谷になっており、その谷沿いに入っていく。つまり北から南に向かって入山する。ガイドブックの概念図はー多くは鳥瞰図だがー南が上に書かれている、しかし皮下意識には地図は北が上に書かれていると刷り込まれているので夕日が沈む位置、朝日が昇る位置にズレが生じる。

 それだけでなく他の地域に移動するときはフツーの地図を参考にするが、その時今居る地域では南と北が反対になっているので全体の中の位置関係がおかしくなる。
例えばチェルマットから氷河急行に乗ってサンモリッツへ行く場合に、鳥瞰図ではサンモリッツは左側になるはずなのに、地図を見ると右側にある、という具合にこんがらがってしまう。

 絶対的な方角をシッカリ頭に入れておけばいいのだろうが、なかなかそうは行かない。余談だが、100円ショップで買った磁石を常にリュックに下げている。部屋から朝日が見えるかどうかの判断に役立つ。

 話しは飛んで、ご来光を拝むのは日本人だけか。ご来光を見たいという欲求と言い直してもいい。ミューレンで朝日が昇るのをベランダで待っているととき、隣の部屋の住人にウルサイとたしなめられた。自分では気付かなかったけど、朝っぱらワクワクして甲高い声でしゃべっていたのだろう。
 もし逆の立場なら、夜が明けるのかと起き出して朝日を眺めたことだろう。旅の目的が違うだろうが、国民性の違いもあるかもしれない。

写真はシャモニの外れ、グランモッテッツ付近の鳥瞰図
隣にドリュがある、富士山とほぼ同じ高さがあるのだ・・・

ロープウェイ

2006年09月08日 15時31分29秒 | モンブラン
スイスで様々な乗り物に乗った。汽車、電車、登山電車、ロープウェイ、ケーブルカー、リフト、船などである。その違いはよく分からない、汽車は蒸気機関車で電車は電気モーターで動くものなのか、ではディゼルカーが曳く列車はどう言うのか。登山電車はガイドブックに登山電車と書かれているのでそう呼んでもいいだろう。ケーブルカーはケーブルに引っぱられて登り降りするものと理解している。軌道の上を走るだけでなくて空中を移動するものにもケーブルカーと呼んでいる所もある。
ロープウェイとリフトの違いは規模・大きさなのか、ベンチ状になったらリフトで箱になるとロープウェイだろうか。ではゴンドラとロープウェイはどうなる・・
分からないので、その時の気分次第で適当に書いた。

 スイスは麓から山の上まで登山電車やケーブルカー・ロープウェイが設置されて坐ったままピーク付近まで登れる。それでも登り足りないと思える所はエレベーターでさらに高いところまで運んでくれる。全く至れり尽くせりだ。自然保護の観点からは問題もあるだろうが、全く気にする様子は無い。
 トリュンメルバッハでは滝のすぐ近くに出るトンネルが掘られている。深くて狭い岩の隙間を大量の水が落ちて行くさまはスゴイ、しかしここまでして一般大衆に見せなければならないのかチョット疑問も生じる、やる事が荒い。

 尾根筋、稜線に張り巡らされたリフトの鉄塔もそうだ。素晴らしい大地の中を滑るのは気持ちが好いだろう、しかしである自然をあのように切り刻み痛めつけていいのだろうか。
お蔭で楽しながらピークまで行けたけれど、それはそれとして疑問もある。

 その他に犬橇にも乗った。これも観光用だろうがもう二度と経験できないことをした。雪を蹴散らしながら進んでいったが大声を出したくなるほど愉快だった。広がった雪原、それだけでもめったに目にしない光景なのにそれに犬橇まで乗れて、グレッシャー3000はわざわざ足を延ばした甲斐があった。
 シオンのミニ列車、遊園地にある車が引っぱる列車だが、それで市内観光ができる所は少ないだろう。道行く人に見られているようで乗っていて気恥ずかしさもあるが、でもワクワク気分で楽しめた。

 良し悪しは別にしてスイスは交通機関が山の上まで通じているのでタイヘン便利である。足腰が弱った人から、ただ歩くのがメンドウという怠惰人間まで充分楽しめるところだ。ただしそれなりに金が掛かる、ひとピークごとに2千、3千円とカネは飛んで消えていく。そのピークたるやさすが山国スイスで山から下りてくると隣のピーク、向かいの山が待っている。今回は登れる山はほぼ全て登った。ロープウェイ巡りをしているように登ったので、交通費があの先日掲載した金額になった。

 でも展望は山によって違うので、多くのピークから山々を眺められて良かった。
この次行く機会があったら又乗って登るだろう。

写真は、急勾配を昇り降りするピラトス山の登山電車、電車の左側にはトンネルがある。

ホテル

2006年09月07日 09時50分07秒 | モンブラン
 泊まったホテルは山岳ホテルと三つ星、二つ星クラスした。
街では安さと利便性を山では風景を重視した結果です。スーツケースは二人分を1個であったがゴロゴロ転がして運ぶにしても石畳は運びにくい。駅から近いほうがいいので全て駅から3分で歩ける近いところにした。それでもスーツケースは持って移動するとタイヘンなので2・3日分の着替えをリュックに詰めて、スーツケースは次の目的地に送った、スイスパスを持っていると10フランしか掛からない。

 駅前の安ホテルの風呂はシャワーだけというのが殆んどで、バスタブが付いていたのはたった一ヵ所のみ、思わずワ~ッバスタブがあると妻が声を上げたほどです。ツアーでそういうホテルだけに泊められたら絶対文句が出るだろう。私は日ごろシャワーだけで済ませているので湯船に浸からなくても平気だ、慣れているのでそのような不満は感じない。勿論あればあったで年に数回のゼイタクな風呂を楽しみます。

 バストイレが共用というのも多かったので、部屋にバストイレが付いているだけで高級なホテルに泊まった気分になった。(笑)
共用でも数があれば不便や気まずさは感じないが、1フロアに一ヵ所というのは少なすぎる、幸いプレシーズンで客が少なくて助かったけどシーズン真っ盛りなら不満が出ただろう。
このようなホテルを選んだので宿泊料が安くつき70フラン前後で泊まれた。ユースホステルなら2食付45フランで泊まれる、そこでも良いのだが孫もいる年なのでユースホステルはどうも・・・と思い始めから除外していた。

 山岳ホテルはグレード・内容に違いがある。ごく普通と思われる山岳ホテルは部屋に2段ベッドが幾組か置かれて共用のシャワーとトイレが設置されている。食事は2食付が多かった。宿泊費も安い、景色が下界ー下の村ーとは格段に違うので出来るだけ上で泊まるようにした。部屋の設備が少々物足りなくてもそれを補ってなお余りあるものが得られる。バカの高上がりと言わずに我慢してでも泊まってみたら如何でしょうか。

 山岳ホテルでもゴルナグラートは別格のようだ。そうじて高いがッターホルンを目の前に夕日や朝日が楽しめる。赤く焼けるマッターホルン、刻一刻その色が移りゆく様を眺めるときスイスに来た甲斐があったと心から思う。リッフェルベルグのホテルでもいい、小さな教会とマッターホルンは誰が写しても絵になる。鉄道の終点クルムホテルは設備眺めとも素晴らしい。冷たい朝の空気の中氷河越しに見えるマッターホルンも又別世界だ。別のところの二日分の宿泊費を払うことになるが悔いは無い、長旅のなかでたまには贅沢を味わうのも好い。

 夕食付き、しかもコース料理を優雅な気分で食べて1万4千円なので、私たちにはチョット無理したけど許容範囲というところでしょうか。
中継地としてただ泊まる所は近くて便利の良さを規準に、景色が美しい所はあくまでもその景色が堪能できる場所という風にハッキリさせた選び方は間違っていなかった。

なお山岳ホテルの隣に高級ホテルがあるところも多い。安ホテルはどうも・・という方はそちらの方へどうぞ。

写真はメンリッフェン(ベルナーオーバーランド)の山岳ホテル

旅費

2006年09月06日 08時34分30秒 | モンブラン
 このところハイピッチで海外旅行へ出かけるので、「旅行は気力・体力・金力が揃わなければ行けない、あるうちに行っておきなさい。」と先輩から助言を頂いた。
 気力に関しては、何処へでも行きたい気持ちは何時でもあるので大丈夫、当分萎えることも無いでしょう。
 体力については、年になったので気を使うようになっただけでも前進でしょう。旅行だけでなく、これからの生き方を考えると病気をしたくない、年齢相応の体力減退はしょうがないとして怠惰に因る衰えはしたくない。それで健康シェイプアップ教室に通い、またダンスもしている。
 金力・・・これがイチバンの問題だ。これまでの旅は全てカアチャンのお蔭です。連れて行って貰ったのです。感謝しています。
これからは・・・連れて行って貰うように務めます、ハイ。

 旅費は、ツアーの案内を見てもヨーロッパは8日間25~33万円が標準料金というところでしょう。私たちは40万円ほど掛かったが日数がスイスで15泊と長かった、しかし宿泊のクラスが二つ星から良くて三つ星なので単純比較はしにくい。
いえることは、ツアーと同じ金額で倍の日数楽しんできたとことだ。

 これまでツアーに参加したこともあるのでツアーの良いところも知っている、イチバンの利点はラクである。アナタ任せで全て事が進む、これはいい。欠点はハズレタ事ができない、訪れた地で市場巡りをしたいと思っても、リゾートホテルということで街外れにあるので出かけられないことが多い。もっとゆっくり見たいのに時間の制約があるなどでしょう。

 その点今回のスイスは日程に柔軟性を持たせて組み、そのように動いたのでほぼ満足できる旅になった。スイスはさほど苦労せずに個人旅行が出来る土地だ。ただ1週間程度の滞在ならハイキングをするとかこの場所に居座り続ける、とか目的を持たねばツアーより高くついてしまう。
長く滞在すると絶対額は大きくなる、高い安いというのは相対的なものとして使っているので誤解無きよう願います。

 前にも書いたが、海外旅行の目安としてまず1日1万円以下が望ましい。トラピックスのトルコが将にそれです、15日間で13万円からある。JTBのタイも9日間7万7千円だった。こういうのが望ましい。オキナワから出かけるとそれにオキナワと出発地までの航空運賃がかかるし、前泊が必要な場合も多々あるので全部ひっくるめて一日一万円は厳しいがそれに近いものを探している。

 個人旅行の場合は現地までの航空運賃が高くつく、スイスまでJALは14万円ということであったが燃料負担金やら何やらで結局17万5千円ほどになった。これで既に1日1万円になってしまう。アジアなら滞在費が安いけどスイスではそうは問屋が卸さない。1日1万5千円は必要だ。う~ん・・・
行ってしまってから、う~ん、もヘッタクレも無いけどスイスの旅は1日2万5千円かかるので、日数を増やして相対的に1日当たりの費用を下げる以外に無いかな、絶対額は増えるけど。

費用

2006年09月05日 06時41分39秒 | モンブラン
Excelからコピーしたら、読みづらくなってしまいました。
一人当たりの交通費(ケーブルカー、ロープウェイなどを含む。)と宿泊費の金額です。
ホテルは3人1室の料金です、朝食は付いています、また山岳ホテルは夕食も付いています。
ロープウェイなどの金額は、スイスパス(セーバパス)提示で殆んどが半額になっています。

スイスでの交通費関係の総額が、1.200フラン余で宿泊費が1.110フランほど、それに飛行機賃が17万5千円プラス現地での飲食費になります。
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スイス旅行 費用明細
  OKA-NRT-ZRH 往復     174,413円

6月27日 オキナワー羽田 JAL1906 成田ビューホテル 6,232円
羽田-成田 京成電鉄 1,560円
6月28日  ナリタ JAL451 10:35 Zurich 15:15
       セーバパス(15日間) 374.0 chf
Zurich 15:47 Luzern 18:49     26.0
                  HOTEL ALPINA LUCERNE 70.7
6月29日 Luzern 8:41 Enbelberg 9:46 セーバパス
EngelbergーTitlis ロープウェイ往復 39.5
Engelberg 14:15 Luzern 15:15
Luzern 16:25 Vitznau 17:30 湖上遊覧
Vitznau 17:40 Ligi リギ山登山鉄道往復 29.0
Ligi Kulm Hotel 85
6月30日 Ligi 9:30 Vitznau
Vitznau 10:10 Luzern 11:15 湖上遊覧 セーバパス
Luzern Kliens バス セーバパス
Kliens 11:50 Pilatus ロープウェイ 29.0
Pilatus - Alpnachstad - 登山鉄道 (上記料金に含む)
Alpnachstad 15:30 Luzern 15:50 セーバパス
Luzern 16:55 Meiringen 18:11 セーバパス
(マイリンゲン) Brunner Hotel 62.5

7月1日 Meiringen Four passes Tourバス ツアー追加料) 25.0
Grimsel pass 10:30
Nufenen pass 12:00
Pss del Gottardo14:30     
Susten pss 16:15
    Meiringen 17:39 Interlaken セーバパス
Interlaken 18:20 Louterbrunnen セーバパス
Louterbrunnen Stechelberg ポストバス
Stedhelberg Murren 20:00 ロープウェイ セーバパス
            (ミューレンのホテル)  Alpina 70

7月2日 Murren-Schilthorn 8:25   ロープウェイ(往復) 32.8 
Allmendhubel 10:20   ケーブルカー(往復)     6.0 
Stechelberg 11:40 Trummelbach falle 11:50 11.0 滝入場料
Louterbrunnnen 13:30 Kleine Sheideggg 14:15 78.5
 (Lauterbrunnen~ユングフラウヨッホ~Grindelwaldまで)
Kl.Sheidegg 14:45 Jungfraujoch 15:40 (クライネシャイデックのホテル)Hoter Eiger Nordwand 56

7月3日 Kl.Sheidegg 8:18 Grindelwald 8:58
Grindelwald First ロープウェイ 25.0 往復
Grindelwald 12:02 Mannlichen鉄道・ロープウェイ 17.1
  メンリッフェン~クライネシャイデックまでハイキング
Kl.Sheidegg Wengen 登山鉄道 11.5
Wengen Manlidhen ロープウェイ 19.1 往復
Manlichen Klum Hotel 70

7月4日 Manfichen 8:18
Interlaken 9:25 Gustaad 10:55     セーバパス
Gstaad 12:02 Pillon du Col         ポストバス
Gstaad Glacier3000 ロープウェイ 46.0
Les Diablerets にて犬橇に乗る 75.0
Les Diablerets 17:50 Martigny 16:50     セーバパス          (マーティニの郵便局前ホテル)Hotel 53

7月5日 Martigny 9:43 Chamonix 11:24     セーバパス
Aigille de Midi Chamonix 36hパス 74.7
      (シャモニのホテル) Pointe Isabelle 59.6 ユーロ

7月6日 Chamonix Les Tour  バス      Chamonix 36hパス
Les Grands Montets   ロープウェイ 同上
Montenvers   登山電車    同上
Le Brevent   ロープウェイ       同上
                   Hotel Points Isabelle  59.6 ユーロ

7月7日 Chamonix7:40 Sion シオン市内の遊覧ミニ列車         3.0 chf
Sion Zermatt 14:24         セーバパス
Zermatt Schwarzsee ロープウェイ(往復) 21.5                     Schwarzsee Hotel 85

7月8日 Schwarzsee
Furi Kleine Matterhorn ロープウェイ(往復) 35.5
Zermatt Schwarzsee ロープウェイ(往復) 21.5
                    Schwarzsee Hotel    85

7月9日 Schwarzsee 8:30 K.Matterhorn Furi Kleine Matterhorn ロープウェイ(往復) 35.5
Kleine Matterhorn 10:30 Zermatt 11:00
Sunnegga Unterrrothorn 登山鉄道・ロープウェイ 29.5
Zermatt Gornergrat 登山鉄道(往復)  36.0
                  Gornergrat Klum Hotel  146.7

7月10日 Gornergrat
Zermatt 9:08 St.Mortz 17:00 Glacier Express予約金 30.0
(サンモリッツ駅前ホテル)Bellaval   58.3  

7月11日 St.Moritz 8:30 Piz Nair 登山鉄道・ロープウェイ 30.2 割引ナシ
Corvatsch   ロープウェイ(往復) 18.0
Muottas Muragl  ケーブルカー     10.0 宿泊割引
                Muottas Muragl Hotel      81.3


7月12日 Muottas Muragl Tirano 11:15 セーバパス
Tirano Bernina Diaborezza 16:11 ロープウェイ(往復) 15.0
(山頂のホテル) Berggasthaus Diavolezza    71

7月13日 Bernina Diabolezza 9:27 Zurch 13:24         Zurich空港駅  14:40

写真は、メニューの一例 峠のレストランです。
    内容が分からないので高いのか安いのか分からない。
    そこでは食べすに持参のパンを齧りました。

よもやま話-2

2006年09月03日 17時59分21秒 | モンブラン
 汽車での出来事ですが、2等車はクーラーが入っていない車両が多い。私としてはクーラー無しでも窓が開くので2等車が好きです。少しでも良い構図で写真を撮ろうと窓から身を乗り出すことも出来るし、顔をちょっと出すだけでも景色に近づいた気分になるし顔に風を受けて気持ちがいい。

 ところがこの風を快く思わない人たちがいる。ご婦人が特に気にしているようで数席は慣れている処からワザワザ閉めに来る。それも誰かが開けて景色を見たあと閉めずに自席に戻るとすぐさま閉めにくる。
その様子はあたかも窓を開けるなと言わんばかりに感じる。
その理由が分からない、車内は冷房も無く暑いのに何故窓を閉める必要があるのか。悪い空気が入ってくるのを恐れるように閉めるその態度は私には全く理解できない。このようなことは一回だけでなく、汽車に乗るたびに見た。

 私は自分席の窓を開けて景色を楽しみ、反対側の席が空いていたのでそこの窓も開けて右に左に席を移動して景色を楽しんだ。どちらを見てもツマラナイ風景のときはそのオバチャンに窓を閉められないように、妻とは別の反対側の席に坐っていた。さすが人のいるところの窓までは閉めに来なかった。

 暑くても窓を閉めるというのはスイスでは常識なのか、その理由はいったい何でしょう。蒸気機関車なら煤煙や臭いがイヤだろうが、スイスの山の香り、谷からの涼しい風が入ってくる窓を何故閉めるのか。

 くどい書き方をしているが、理由が分からないので異常に感じたし、こちらも不快になりかけたので一応記録として残しておきます。

写真は、私たち以外の人も窓を開けている証拠写真(笑)

よもやま話

2006年09月02日 10時37分40秒 | モンブラン
 スイスではビールをよく飲んだ。
旅先ということもあるが、飲み代を出してもらえる気安さが気前良くビールを飲んだ理由だろう。キオスクやスーパーで買って移動中の汽車の中で飲んだり、山の上でグイッと飲んだりで美味しかった。

 あちこちでビールを買うが価格が一定していない。2フランで買える所から4フランする店まで様々だ。キオスクは何処でも割高である、何処の駅にもあるから便利性はあるが高さが難点だ。その点スーパーは安い、スーパーを探す時間があればいいのだが止む無くキオスクの高いビール買わざるを得なかった、スーパーが近くにあれば又営業時間がもっと長ければ同じ金額で2倍の量が飲めたのに。

 ビールの価格については銘柄による差もあるが、それ以上に買う店がキオスクかスーパーかという営業形態が大きな要素である。それにキオスクでも場所によって価格が違った、インターラーケンのキオスクは4フランもした、近くのスーパーが7時ごろ店じまいしたので泣く泣くキオスクの高いビールを飲んだ。
そのキオスクでは韓国の激辛ラーメンを5フランで売っている、それを韓国女性が食べていた。韓国も金持ちになったものだ、インスタントラーメンに5フランも払うなんて。

 ただ例に挙げたビールは500ml缶でアチラでは500mlが一般的でした。参考までに汽車の車内販売は5.6フランなので必要な分はキオスクで3.6フラン払っても買ってから乗るべきだったと反省する場面もあった。限られた汽車しか車内販売も無いので乗る前に持ち込むべきです。

 レストランで飲んでも5フランのところが多いので無理して生暖かいビールを飲むことも無い、と思うときも多々あったけど飲みたいときに飲むのがイチバン美味しい。
 ある時レストランでビールグラスを見ていて気付いたが、グラスに線が引かれて300とか500とか書かれている。別の店でもそうだった。グラスに入っている量を示しているのだろう。これならビールの量のゴマカシが効かない。メニューには大小がありそれぞれの価格が表示されている。日本ならその店の大小で量が幾ら入っているのかはお店任せになっている、スイスでは大は500ml、小は300mlと統一した基準があるように思われる。

 これはいい方法だ、ビール会社の営業員に聞いた話、というより私は店舗改装の仕事をしていてその営業員とオーナーが話しているのをヨコで聞いていたのだが、
「グラスはどの大きさにしますか、500ですか、470(ハッキリした数字は覚えていない。)にしますか。」”四百・・にしよう、その差は大きいから。”という会話をしていた。
居酒屋やレストランでビールを注文するとき店によってグラスの大きさが違うというのは知らなかった。(日本でいえば)中ジョッキに大小があるとは知らなかった。
スイスでそれを意識させられたのでした。