どこ吹く風

旅のことを主に書く。

機内食 時間

2006年04月16日 15時15分02秒 | マチュピチュ
 カナダ航空のカウンター前に行くと、このツアーの参加者らしい方々が既にいる。
添乗員からの指示で荷物を預けてそれぞれが出国手続きをして搭乗口へ向かう。いつもの事ながら仲間意識は未だ無くチラッちらっと見るだけで、この人あの人がメンバーなのだという程度。

 5時ごろ飛び立つ、飲物の案内があったのでワインを頼む妻はビール、おつまみが美味しい、妻のビールも飲んだせいか酔いが早い。
ディナーはチキンorフィッシュなのでフィッシュをとった、赤ワインにパン、チーズに野菜のサラダも美味しく残さずに食べた。

 食後も水のサービスがひっきりなしに来る、エコノミー症候群の防止なのだろう以前に比べて回数が飛躍的に多い、カナダ航空だけのことなのか。
 初めて中華航空に乗りオシボリを挟む用具で摘まんで渡されたときはビックリした、摘まんで渡すなんて事は見たことも無かった。とても違和感を覚えた記憶がある。でもこの方式は外国では一般的なのだろう、ここでもその方式だ。
 
 夜明けの太陽がはるか彼方の空を赤く染め始めた。アラスカの氷河が山々の間を縫うようにクネクネと流れている。山も川も雪一色、ところどころに蒼く見える所は湖だろう。人家の光もチラホラ見える。はるか彼方の夜明けの雲海が赤く細長い横の線になり、赤からオレンジに色が膨らみ白みも増してきた。
アラスカの夜明けは真下の雪景色や氷河と共に目を楽しませてくれる。

 夜食ならぬ夜明けのハラ覚ましのコーヒーとカップヌードルになぜかおにぎりが出た。出された時間もメニューもフ~ンと言うしかない。
夜明けだから6時ごろとしてあと3時間ほどで午後3時過ぎになる。この時差の感覚が分からない、理解できない。身体は未だ日本時間で今は自然界の時間の6時ごろ、自然界というのは真下にある地域の時間と同じ意味、そして到着時間の3時過ぎというのはトロント時間、・・・???・・・
 時間というのがグチャグチャになっている。東に向かって飛んでいるので夜明けから3時間ほどで昼過ぎになってしまうことがアタマでも理解できない。

 眠れなかった上時差ぼけでボ~ッとしているアタマで考えても理解できるわけが無いのに頭を捻る、そうこうしているうちに今度は朝食が出た。オムレツorチキンなのでオムレツを選んだが食は進まない。

 トロントの空港は新しいターミナルを建設中で、到着と出発ターミナルが違う、そのために一度入国手続きをとり、また出国手続きをとる事になる。メンドウだが出国税が無いし乗換時間がタップリあったので苦にはならなかった。待ち時間を利用して市内観光へ出かけたグループあった。
私たちはターミナルビル内で時間を過ごした。ビルが完成したら店の数も内容も充実するので時間潰しもラクになるだろう。機内食の残りを腹に入れる。

 トロントを夜の11時ごろ飛び立った、夜食はチキンorビーフだった。時間の感覚も狂っているが何で今頃食事なのかと思いつつもお腹に詰め込んだ、飲物はビール。
 夜明けと共に菓子パン、フルーツの詰め合わせ、レーズンにオレンジジュースの朝食が出た、内容はお子様パックというところ。機内食がこう連続すると飽きた、美味しくないわけではないがただア・キ・タというところ。

 早朝にリマに着いた。時差が殆んど無いので深夜のフライトであった。本来なら体内時計の調整時間に充てられて良いフライトなのだろうが、個人的には体内時計は変わらずに時間だけが勝手に動いている感じだ。
 それでもようやくリマに到着した、どれだけの時間を要したのかサッパリ分からない。それほど時間の感覚が狂っている。
しかしリマまで来たのだ。

写真はアラスカの夜明けです。

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