どこ吹く風

旅のことを主に書く。

塩水蜂炮(爆竹祭り)

2009年02月14日 10時40分33秒 | 元宵節 09年
 この旅の最大のイベント塩水蜂炮(爆竹祭り)の見物方法についてまず書いておく。
場所は台湾南部の台南市の塩水鎮で行なわれる。夜の行事なのでその近くに宿泊した方が良い。台南市ではあるが市の北部に位置するためにホテルは台南市街地よりも隣の市嘉義殻が近い、それでも20Kmは離れている。鉄道駅のある新栄に宿泊施設はあると思われるがインターネットで予約できる施設を見つけることが出来なかった。

嘉義から塩水までタクシー(メーター使用)で650元(1800円)、帰りは白タクで千元(2700円)だった。前回(2000年)は台南市のホテルで斡旋してもらいチャーターし往復で5千円だった。

 大掛かりな交通規制がしかれているのでタクシーから降りてお巡りさんに身振り手振りで場所を聞く。指さす方に向けて人の流れに沿って歩く。出店が多数出ている通りを過ぎるとお寺(廟?)が見えた。道を横切ってナイアガラの滝の仕掛けがある。リヤカーの乗ったイカツイ神様が数台ある、2tトラックに設えられた立派な神輿もある。

 さて見物場所だが、基本的にはこの神輿を追っかけることだ。街の所々に真っ赤に塗られた山車が置いてある、大きさは2メートルに1メートル、高さも2メートル程度ででっかいのは5メートルに二段重ねもある。それにロケット花火が満載されている。
神輿が練り歩いて着たらそれらを引っ張り出して火をつける。

 ルートはリヤカーとトラックの二ルートあるようなので、どちらかを追えばいい。何回も行なわれるので爆竹を浴びたり、離れて見たりと楽しみ方を変えたほうがいい。少々危険でも山車から数メートルのところが迫力があり楽しい。押し合いへし合いしながら場所取りをしよう。最前列よりも2列目3列目が余裕を持って見ることができる。

 塀に登れるなら其処に座って眺めるのも又いいものだ。店の商品台があればそれもいいけど置いてある訳が無い、ぶっ壊されるのがオチだから。いずれにしてもよく見えるということは、其処にロケット花火が飛んでくるというのとイコールなのでぞの辺りは充分に覚悟する必要がある。
私は直近でも塀の上でも眺めることができた。人目も憚らずヒャ~ホーとか喚きながら耳を覆い飛び跳ねた。飛び跳ねるのは足元で爆発するからでもあるが、花火が飛び交っている間山車も前後に揺らされているので、周囲の見物者たちもネブタの跳ね子のように跳ねている。両方の意味があると思われる。
飛び跳ねながら肩越しに花火発射台を見て、意味不明の嬌声をあげている様を思い出すと可笑しくなる。

 最後に見る時の服装や安全防護策について一言、我が身を守る為には万全の対策を前もって考えておくべきだ。当局としても服装のPRをしていた、写真がそうです。怪しげな格好だがオーバーな表現ではありません。
せめてフルフェイスのヘルメットは持っていくべきでしょう。持ち運びがタイヘンだと思われるなら現地調達という手があります。通りの屋台で売っています、その金額たるや350元、千円程度です。私は防護マスクを持参したが現地購入がよかったと後悔した。オートバイ用には強度不足だろうから見終わったら可愛い子ちゃんや子供にあげればいい。ただ手袋(軍手で可)を売っている店は見なかった、用意した方がいいのかな。

 帰りの交通手段はちょっと困った、バスの運行は無いようだし(あるかもしれない)、通りで客を降ろしたタクシーを見つけるか、その他の方法があるのか・・。
私は女性の交通警官にタクシーは何処で見つけるかを尋ねると、警察無線で白タクを手配してくれた。それがたまたまなのか誰にでも親切に対応しているのかは分からない。

 旅には多少の不都合は生じるものだ、その時はそのときで対応するとして、塩水蜂炮(爆竹祭り)を楽しんでもらいたい、その価値はあると信じている。

この祭りはまだ続くようで3月初旬にもあるようです。
今からでも間に合う! また行きたいな~

http://www.taiwanembassy.org/ct.asp?xItem=42874&ctNode=3591&mp=202&nowPage=33&pagesize=50
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