どこ吹く風

旅のことを主に書く。

スイス

2011年05月19日 22時09分41秒 |  チェルヴィーノ
 前に書いたがイタリア北部の観光が取りやめになったので、その分の日数が余った。計画を立て始めてすぐに今年はスイスへ行くのは止そう、これ以上スイス行を続けるとマニアの世界に入り込みそうだ。あとはミーミークージーあっちへ行き、こっちへ走ることになりそうだと考えたからです。イタリアの都市部観光を止めた理由というのが今流行りの言葉の”想定外”であった。その想定外の理由というがイタリアは暑そうだからのひと言です。暑いからフィレンチェやベニスへ行かないとはナントまあ贅沢なことです。

 その気になっていたので残念な気がして多少ガクッときたことは否めない。さりとて私としては元々スイスは好きな国、行けることに異を唱えるつもりはさらさら無い。ヴェローナのローマ遺跡で上演されるオペラのアイーダを見損なったのは少し心残りがするけど、それに勝るとも劣らないスイスの景色が待っている。
それはどの地方の景色か。そこでまず頭に浮かんだのはフルカ峠です。過去二度見逃した形になっているので今年こそ通ってみよう。峠をPASSと言うようだがせっかくのチャンスをパスしたくないな。おやじギャグとして通用するか。(笑) 
峠のホテルに宿泊したい、一応の目安は7月8日、金曜か部屋の空きはあるか・・・空いていることを期待しよう。

 次に湖水遊覧をしたい、船にはルチェルンからリギ山までの1回しか乗ったことが無い。迫りくる緑の崖、湖岸には小さな村の教会、揺れることなく滑るように進む船尾の国旗がはためき、ここはスイスだ~と感じる。今年はどの湖を遊覧しようか。
その外にヴァリスの谷を片っ端から散策するつもりだ、マニアの世界の住人がやりそうなことだがアルプスの谷は峠とともに素晴らしい景観を有している筈だ。チロルのゆったりした谷間ではなく、牧草と岩その後ろには雪を抱いた山が見えるであろう。時間・日にちの許す限り片っ端から散策するつもりだ。

 もう一る、ゲンミ峠を歩きたい、勿論下りです。下りでも2時間かかるという記述があった、膝が笑うだろうが垂直に切り立つ断崖を歩いくのも楽しそうだ。スイスは細かい日程は組まない、7月13日もしくは14日にシャモニーへ行くとだけ決めて、日々の行く先は前日に話し合いで決めよう。

 毎日地図と睨めっこするのに飽きたこともあるがスイスならどのような動き方でも自信があるからでもある。

Google Map

2011年05月17日 09時24分46秒 |  チェルヴィーノ
 レンタカーで廻るのである程度詳しい地図が必要になる。昨年はコンビニで11ユーロのチロルとドロミテがメインとなった地図を買った。郊外を走る分には申し分ないけど町に入って抜け出るにはもっと詳しい地図、せめて1/5万程度は欲しかった。日本でいえば県道を走って田舎の町に入ると主線なのか町の通りなのか判別しがたい所が多く、主線に戻れずUターンの連続、尋ねても言葉の壁は厚く分からずじまい。警察署へ行ったが戻ってアウトバーンに乗れと言われた。高速道路では風情が無いので一般道を通ったのに、と思うも仕方なく引き返したこともあった。

 それで今回はGoogle Map をもっと有効利用しよう。前回もRoot Map を印刷して持参したけど必要な個所の詳細図がなかった。今年は少し工夫して迷いそうな箇所をピックアップして印刷することにした。指示されたrootを拡大してなぞり、特に町の部分をズームアップして道路を確認している。ヨーロッパは信号機は少なくロータリーなので右折・左折ではなく何本目の道を曲がるというのも気にかけなければ失敗する。

 Google は最短距離もしくは整備された道路を優先して表示する、こちらは観光なのでスピードより風景、景観が良さそうな道を指示し直して検索を続ける。弩田舎の冬季閉鎖される道は絶対というほど表示しない、酷い時には数十キロ遠回りしてほぼ一周近くグル~っと回り道してでもその道を通さない。
そのような道を2ヶ所通過予定だがグーグルが指示するように一周回されるか試してみる。私は夏だから大丈夫と多寡を括っている。

それにしてもGoogle Map 便利なツールだ。目的地と経由地を入れればルート案内が即座に図示される。ガイドブックや他のサイトから仕入れた場所を調べるには、これまで予想した地域を丹念に目を通していたものがカチャカチャピッで表示される。たまには見当違いの場所が表示されることもあるけど。旅程を練る時に大いに助かっています。

 去年チロル・ドロミテ地域の絵図を買った、このような概念図のほうが頭に入りやすい面がある。距離や方角が正確に記されるより、あの山の横の山は何某で手前はコレコレの山だという程度でいい。その方が全体を把握するのに適している。今年はこの概念図も持って行くつもりだ。

 いまルートマップ作りに精を出している、Googleを活用しています。

日程決まる

2011年05月14日 18時17分08秒 |  チェルヴィーノ
 旅程を考え始めて二か月ほど経つ、そろそろチケットを手配せねば、と目星をつけていた中国航空の代理店に当たってみた。希望日が取れず、さらに飛行機の時間が違っている。問い合わせたフライトは満席だったようだ。それで慌てて他の旅行社に問い合わせると、タイ航空の便があった。バンコク乗換は時間の無駄がでるけど我慢せざるを得ない。

 この時期なら報復で10万円になるだろうと考えていたら、予想通りの金額の見積もりとなっている。3週前なら2~3万円安かっただろう。この事も覚悟して手配を延ばした事情があるので納得せざるを得ない。
 
チケットの内訳は次の通り。
航空券代金                    55.000
空港諸税、燃油付加特別運賃、航空保険料 42.190
関空施設使用料                  2.650
手配発券手数料              2.000
合計金額               101.840円

 手続きを終えてから、中国航空の代理店から私の希望する時間の便が取れるとのメールが入った。遅かった、上海乗り換えで行きたかった、残念又いつの日か利用することもあろう。

 関空発が6月29日THAI AIRWAYS INTL TG0623便にて11:45出発、
帰りはミラノ・マルペンサ空港を7月19日 14:05発で戻ることになった。
この日時は確定なので今後はこれに合わせて動くことにする。
日時が決まったのでレンタカーのTravel Jigsawに連絡を入れる。見積もりを依頼してあったが日時が決まらないと予約できないので保留してあった。

6月30日~7月19日の20日間、Opel Astra という小型車で、¥104.488となっている。
内訳は、レンタカー手数料 ¥87.977、予約の追加オプションが ¥16.511の合計である。さて追加オプションとは何だろう、自動車保険の免責金額を0円にしたことかな、車種をしてしたからか。これは問い合わせてから契約しよう。

レンタカーは3名の20日間の交通費と考えれば安いものだ、チロルやドロミテはスイスと違って公共交通機関の運行が少ないので車が無ければ心行くまで楽しむことはできないだろう。Opelを指定したのは昨年乗って良い車との印象を持ったからです。5速マニュアル車で小型ながら峠道の急坂もモタモタせずに上れたのが気に入った。

 その他の経費として宿泊と食費が1日当たり50~60ユーロ・・・余分のαを加えて16万円、ロープウェイなどの観光料金を5万円、燃費や雑費に3万円とすると合計37、7万円、アレコレあったとしても40万円/一人当たりで済むだろう。 
為替レートが今現在と同水準なら予想以上に安く行けそうだ。

 日時が確定したのでより具体化してきた、楽しみもふわ付いたものがより現実化されて固いものに変わった。内容充実のために励もう。

旅程

2011年05月11日 16時48分02秒 |  チェルヴィーノ
 毎日スケジュール作りのための資料を検索している。ところが方言で表現するなら”前ーんかい 歩っかん”という感じで飽きてきた。煮詰まってきた所為でもある。事細かに決めても天候やその日のドライブ状況でどうなるか分からないので、道順を決めておいて宿泊地はその時々の状況で判断することにした。
例えばパッツナウンタールをからツークシュービッツの麓にあるEibseeへは、途中のSt.Anton am Arlberg サンクト・アントン・アム・アールベルクという長ったらっしい名前の街で泊まってもいいし、その時の気分次第では Eibsee アイブゼーもしくはGarmisch Partenkirchen ガルミッシュ・パルテンキルヒェンまで進んでも良いという具合です。

 ローマ字併記しているのは、地図検索はローマ字のほうがヒットしやすいのと、当たり前だが現地での表記はすべてローマ字(ドイツ語)なので慣れておくためです。

旅程 
1)7:40関空へ 13:50上海へ
2)1:30ミラノへ 8:07マルペンサ空港着 10:30レンタカーにて出発   
  空港ーTiranoティラーノーMalles Venosta (Glorenza村を見る)-Nauders
3) Nauders-Landeck(パッツナウンタールを経て)-St.Anton am Arlberg
4)St.Anton-Eibsee(ツークシュービッツに上る)ーJenbach-Kitzbuhel(Werfen)
5) Kitzbuhel-Werfen(氷の洞窟) Werfen泊 (or Bad Gastein)
6) Werfen-Matrei-Floronzo-Falzarego(Rifugio Lagazoi)
7) Falzarego-Marga Ciapela-Passo Giau(ドロミテ周遊)-Rifugio Averau
8) ドロミテ周遊ーSiusi高原
9) Siusi-Merano-Zernez-Arosa
10) Arosa-Thusis -Bellinzona-Oberwald-Fulka
11) Fulka-Andermatt-Meiringen-Brienz(ロートホルン)
12) Brienz(ブリエンツ湖orトゥーン湖遊覧)-Kandersteg-Leukerbad
13) アニヴェイユ谷、エレナ谷
14) アニヴェイユ谷、エレナ谷
15) シャモニー入り
16) Chamonix
17) Chamonix
18) Breuil Cervinia
19) Breuil Cervinia
20) Cervinia-Stresa
21) Stresa-10:00Milano Malpensa空港 MIL12:30-
22) -5:52上海9:31-12:30関空15:05-17:10NAHA

 チロル・ドロミテ・スイス・シャモニー・イタリア側からのマッターホルンを廻る旅程ができた。スイス以降は大雑把になっているが現地へ行けば気が変わる場合もあるので大まかなルートを頭に入れておけば何とかなるでしょう。どの場所でハイキングするかとか、温泉は何処で楽しもうかなど細部はこれから調べる。
一応纏まったのでうれしい。

スイスは・・

2011年05月07日 11時07分16秒 |  チェルヴィーノ
 この3週間ほど旅程の作り直しに没頭していた。固定概念とは怖ろしいもので前に作った日程が頭にこびりついて離れない。何かするにも前の行動予定がまず出てくる、新しい頭で、真っ白なアタマでデザインすればいいのに離れられない。不思議なものだ。

 当初の都市部観光の日時をスイスに振り向けるだけでなくチロル・ドロミテについても若干見直してゆったりした日程にしたい。Google Map にルートを入れて距離と時間をだし、途中の名所をゆっくり見る時間を加えた。当然宿泊地の変更が出てくる。基本的には午前中は下車観光ーロープウェイで上ったりハイキングしたりーで午後から次の目的地へ移動するパターンにしたい。これまでの経験から午前中の太陽に照らされた景色が綺麗である、昼あとのマッタリした光ではせっかくの風景が気怠くなる。

 1日の走行距離は250Km、Googleの所要時間で4時間程度に抑えたい。とすると初日のミラノ国際空港からティラノを経てナウダスまでは350Kmあるのでキツイか・・・。時差ボケが気になるけどせめてマッレスMallesまでは行きたい。そこはなだイタリアだけどチロルの谷は間近である。マッレスはドロミテからスイスに入るときにも通る予定である。そのどちらかにグロレンツァ村の見物をしたい。何があるというわけでもないが、ポストバスで通過した時見た村全体が塀に囲まれた村というのが珍しいからです。村の居酒屋でビール一杯飲みたいものだ。

 チロルには有名な谷が何本かある、昨年その内のエッツタール、シュトーバイタール、ツイラタールは見て回った。今回は東側のオーバーインタールとパッツナウンタールをドライブする予定である。この谷は日本ではマイナーなのか情報
が少ない。東側ではウェルフェンWerfenの氷の洞窟を見る予定、泊まりはバードガスタインで温泉でのんびりできれば、と思っています。東側への中継地としてツークシュービッツの麓にも泊まる予定です。去年ロープウェイから見えた小さな紺碧の湖がきれかった。湖畔にはホテルらしき建物が見えたが、そこは高そうなので近くのB&Bの宿を探して泊まる予定。山頂のレストランで大瓶3本ほど入るジョッキでビールを飲んでいる人がいた。挑戦してみたいものだ。

 ドロミテではラガッツオイ小屋に泊まるのを第一の目的とし、具体的な場所は未だわかっていないけど、朝の景色が素晴らしいと書かれていたアヴェラウ小屋に泊まりたい。それに又またシウジ高原でも泊まりたい。シウジはチロルとドロミテをミックスした景観が素晴らしい。ドロミテは峠道のドライブが楽しい、エンジンを唸らせながら上りタイヤを軋ませながら下る爽快さは我が小さな島では味わうことができない。トレチメのハイキングはもういいだろうという気持ちだがお二人さんから要望があれば考えよう。

 スイスは前述のようにマッレスからミュスタイア渓谷を抜けて入る。2度目のルートだけど前回は殆ど寝てしまったので今度はしっかり見たい。スイスはベルナーオーバーランドやチェルマットなどの超有名どころよりも、フルカ峠越えやヴァリス地方のエランの谷とアニヴェエの谷へ行ってみようかと考えている。しかしトゥリュメルバッハの滝 Trummelbach
の滝へも行きたいし、スイスへ行くとなると欲が出てきた。

 シャモニーまでの日程作成にはもう少し時間がかかりそうだ。