いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

スポーツと政治の相関性。 correlativity of sport & politics

2024-08-07 20:37:00 | 日記
 (1)広島、長崎の原爆の日を迎えて、さすがに甲子園での高校野球では原爆の日に重なれば正午に試合を中断して黙とうすることはあるが、今年のように五輪が開催されていても同じようにゲームを中断してウクライナ戦争でプーチン大統領が核兵器使用を示唆する発言がある中でも戦争で唯一原爆が使用された日に世界が黙とうすることはみられない。

 (2)かって五輪で米国黒人選手が表彰台で人種差別に抗議して手に黒の皮手袋をして掲げて抗議をすることがあったが、それはそれとしてやはり五輪には違和感はあって、スポーツと政治は別ものという印象は感じられた。
 仏マクロン大統領はパリ五輪開催にあたって期間中戦争を中断するよう提案をしたが、ウクライナのゼレンスキー大統領は露に侵攻軍の再編、配置換え、休養の時間的余裕を与えるだけだとして反対をして、パリ五輪開催中もウクライナ、ガザ地区での戦闘は続いたままだ。

 (3)イスラエルのガザ地区侵攻では五輪開催中にイラン滞在中のハマス最高指導者が攻撃を受けて死亡するという事件が起きて、イスラエルが攻撃関与したのではないのかとみられてこれにイランが近日中にイスラエルに報復攻撃をすると表明して中東へ戦火が拡大する懸念も高まっている。世界が注目する五輪期間中が利用されたということはないのか。

 (4)イスラエルのネタニヤフ首相はパリ五輪開催中にバイデン大統領の大統領選撤退を受けて米国を訪れて、民主党ハリス候補、共和党トランプ候補と会談をして米国の今後の出方、方針を見極めようとしたのではないのかと思わせるもので、世界が注目する平和の祭典のパリ五輪開催中を狙った、利用したとも受け取られる行動だった。

 (5)スポーツと政治は別もの、相容れるのは不自然とみられながら、スポーツ(五輪)は政治と相容れない主張(核兵器禁止とは距離)をしてみせて、政治はスポーツを利用する主張はみられる。
 パリ五輪開催中日本では広島、長崎原爆の日に、仮にイラン(ヒズボラ)が報復攻撃としてイスラエルを攻撃して中東に戦火が拡大するということが現実となれば、マクロン大統領のパリ五輪休戦提案が問題にされなかったこととあわせて世界の平和が平和の祭典のパリ五輪開催中にさらに遠のくことを強く印象づけることになる。
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