いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

感染と正確情報。 infection and correct intelligence

2020-02-14 20:25:17 | 日記
 (1)新型コロナウイルス肺炎の感染症で国内でも渡航歴のない感染死亡者が出た。日本でのあらたな感染段階として対策、対応が必要になった。
 感染症はどこで発生したかは問題ではなくどこでも起きうることであり、どう拡大を防ぐかが重要な事後対策であり、今回は中国武漢が発生元といわれて、中国も武漢市を封鎖して感染拡大阻止に努めているが、現地責任者からは中国政府の意向、指示を伺って待って対策、対応に遅れがでたこと(報道)を示唆した。

 (2)日本も中国武漢、湖北省にチャーター便を派遣して現地日本人の早期帰国対策に着手している。報道によると武漢の医師は1月中に肺炎感染の兆候を指摘したが、現地行政責任者からはデマ情報として拘束されてその医師はその後病死したと伝えられている。

 中国武漢が発生元とみられる新型コロナウイルス肺炎は、現地責任者が中国政府の指示がなければ動けないと言い、一方政府習主席は現地対応の遅れを指摘して現地行政責任者を更迭、交代させるという混乱ぶりも目につく。

 (3)感染症は「どこ」で起きたかは問題ではなく「どこでも」起こりうるものであると書いたが、政府による情報統制の強い中国で起きたことが感染拡大を招いた要因ともみられる前述の現地、政府のやり取りだ。

 感染症発生はどこでも起こりうることであり、発生した場合には迅速に状況把握、感染予防、封じ込めの情報公開、安全対策、対応がはかられなければならずに、経過、状況はすべて安全情報として公開、公表されることが滞在国、関係者、世界の安全対策、対応には必要不可欠なことだ。

 (4)今回の感染元が中国政府の情報統制が厳しい武漢であったことは少なからず情報発信の的確性に不安、懸念はあった。
 昨日、中国政府は感染者数を発表して中国国内での感染者の伸びが鈍化傾向に転じたことを示した。

 発生元の感染者が鈍化することは事態の鎮静化に向けては大事なことだが、今日の報道では算出方法の変更(簡易の検査キットだけでなくX線画像による臨床診断も加えたデータ)では志望者数は242名増加、感染者数は1万4840名増加(報道)と「急増」しており、情報の不確かさが不安、懸念を増幅している。

 (5)感染症の発生元はどこかは問題ではなくどこでも起こりうることであり、感染情報の正確さ(correct)、迅速さ、情報公開(disclosure)による感染予防の対策、対応、責任が求められ大事だ。

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