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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

何が問題かもわからない。 no one knows what the problem is

2025-04-02 20:35:12 | 日記
 (1)かって評論家大宅壮一氏が日本人総白痴化時代と言ったことがある。背景が何か忘れたので白痴化に含まれていたのは間違いない。しかし今の日本の政治、経済、社会をみていると、総白痴化時代がまたやってきていることを実感する。
 
 (2)政治は裏金還流問題に自民党議員90人程が関与して常態化して、石破首相は衆院1期生15人にポケットマネー(本人談)からひとり10万円の商品券を配布して違法でないと釈明し、長年議員をやっていると自由にできるカネはあると発言して、まるで政治家が金儲けになると言わんばかりの開き直りだ。政治から理念、信念、観念が消えて、白痴化状態だ。

 (3)日本からコメが消えて、コメ価格が昨年比2倍強に異常値上がりしている。当時の農相が新米が出るころには回復すると楽観的に述べたが、コメ不足は続き、コメ価格はさらに上昇を続ける。
 農林省関係者は、誰かがどこかにコメを保有しているのは間違いなく、誰がどこに保有しているのかはわからないと管理能力不足を認め、国民投資(税負担)に品不足、物価高騰で応える白痴化状態だ。

 (4)選挙になれば立候補掲示板が売買の対象となりわけのわからいポスターがズラリ占有して、時代の白痴化を体現している。新年度を迎えて官庁、企業などで新入職員、社員の新入庁、入社式が行われてあたらしい年度が始まった。
 問題を抱えた省庁、企業も多く、解決を求められる代表者、責任者は新入職員、社員に何を期待するのか、新人にはぜひ今の気持ち、意欲、望みをさらに高めていってほしいと願う。

 (5)彼らが白痴化時代に取り込まれて行っては、日本の未来、将来はつながらないものになる。と、書いてきて、白痴化という言葉自体がすでに問題語なのではないかと感じている。大宅壮一さんに聞いてみたいが、政治は石破首相が言った言葉をすぐ取り消し、修正をくり返してどこに向かっているのかわからずに、新年度予算は31日に参院、衆院を行ったり来たりの修正で成立して何とかあたらしい年度が始まった。

 (6)要するに誰も責任をとらない時代に入っており、ひとり、ひとりが満足ならそれでいいのではないかの何が問題かも分からない(no one knows what the problem is)小市民的国民意識(the petite bourgeoisie)時代になっている。

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