いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

コメ事変。 `ko-me' disturbance

2024-08-29 20:41:40 | 日記
 (1)日本の食料自給率が30%台に落ちて、政策でコメの減反が増えて、農業従事者が減っていく食料政策の悪循環に陥って、時代はグローバル化、経済協調主義で外国から食料輸入が増えて政府、日銀が招いた円安で物価高騰を招いているという政府の食料政策の見通しの甘さ、失敗だ。

 (2)今年に入って昨夏の猛暑の影響でコメ不作による不足が伝えられて、コメの需要の方は国内、訪日外国人の「すし」人気で回転ずしが各所で増えるなどコメの需要が増えたことが影響してコメ不足が起きている。
 スーパーからコメが姿を消して、岸田首相は坂本農相にコメの円滑な流通をはかるよう指示したといわれて、坂本農相は24年米(コメ)がこれから収穫期を迎えてコメ不足も解消に向かうと楽観的な見方をしている。

 (3)そう期待したいが、今年の夏も猛暑で気候変動の影響がみられて今後も早期の改善、解消は期待できずに、しかし政府は今年のコメの作付けは平年並みとの見方だ。昨年と今年でどう違うのかこれではわからずに、コメの需要が高まって業者の買い占め、買いだめがないのか政府は流通経路に注意をはらう必要がある。

 (4)報道によると24年の新米(コメ)は2割以上の増額(JAの生産者仮払金)が見込まれている。最近のコメは国内産でも小粒化して、品質、味覚も従来ものより劣っているとみているが、猛暑続きの中でコメ需要が回復している、コメ不足がみられるとなれば、気候変動対策として暑さに強いコメの品種、品質改良も考えなければならない。

 (5)コメは寒冷地では生育がむずかしいといわれた時代もあったが、日本農業の技術力、開発力、生育栽培力で今では日本中どこでもコメの収穫ができるようになっている。日本農業、農産物は品質、品種、味覚、生育栽培力の高さで海外でも評価が高く、世界的な健康日本食ブームと相まって輸出が順調に伸びて数兆円規模と政府方針を上回り、政府はさらに輸出目標を上乗せする方針だ。

 (6)こういう時だけに猛暑によるコメ不足は問題で、猛暑に強いコメの生育、品種、品質改良に取り組み、計画的に国内、輸出向けのコメの需要、価格安定に配慮、対応できる体制が必要だ。
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