民主党政権になって、政府(首相)と党(幹事長)がそれぞれの責任者のもとで
、相互不干渉による役割分担を明確にしてスタートした。
政府は政治主導のテーゼのもとに、その理念のベクトルで、透き通った全体像の
「顔の見える」行政運営で、国民の支持も高い。
大臣も公約のマニフェストに沿ったテーマに早速取組み、現地視察や地元関係者
との矢継ぎ早の話し合い、協議で、国益に沿った問題処理に向けての努力、エンジ
ン・フル(engine full)の姿勢は期待も大きい。
政治主導のテーゼに肩に力が入りすぎての議論のオーバーフロウ(over-flow)
にプライム(ヘッド)コントロールが効かない突出した問題認識もあるが、顔が見
えてる分だけ、国民の風通しもよく、着実なステップ・アップを踏んでいる。
党はというと、幹事長主導で極端に露出が少なくなっている。幹事長の一言で政
府の行政運営が修正される、一枚看板の顔で、その奥が見えない。
モラトリアム(返済猶予)法案審議の国会運営。銀行の中小企業への貸し渋り対
策の改善、支援が本来目的の、経済不況の中、緊急を要する対策である。
本来目的は、銀行の「貸し渋り」の改善、その中で(1)公権力の民間介入、(2)再
融資への中小企業の懸念、(3)銀行への補償等、社会環境の整備も多く、複雑で、
いかに緊急対策とはいえ、8時間の審議で、数の力で結論を出す国会運営は乱暴
すぎる。
それは、前政権で、いや程見た光景だ。これに対する野党(自民、公明党)は、
審議関連委員長の解任決議案の提出で抵抗するのを、民主党の国会運営担当者
が自嘲気味に、かってはわれわれも使った手法でという発言に、同党議員から失笑
も漏れて(報道)、これではいつか来た道ではないか。
行政運営の審議へのプロセスを垣間なく見せる政治主導、情報公開の基本が無
視された、一枚看板での国会運営の強権性のあり方では、政権交代を託した国民
の理解は得られない。
政府の政治主導とのスタンスのあまりの違いに、旧態然とした党運営には失望
感が大きい。
政府の透明性の高い、自由闊達な論議、プロセス、情報公開には、プライム(ヘ
ッド)コントロールが効かず、党はプライム(ヘッド)コントロールで呪縛された一枚
看板が全面に出て、政権のベクトルが相互に引き合うインバランス(imbalance)
の政権政治になっている。
野党の、審議不十分とした採決拒否で、深夜未明に与党のみで強行採決した
法案審議。いつか来た道。
同夜、首相は「こういうことをやっていると、国民はどういう反応をするだろうか」
(報道)と、同党幹事長に懸念を示した。
わずかにでも、政治主導のプライム(ヘッド)コントロールの良識が残っている
こと、それと、政府の政治主導のテーゼ、透明性の高さがエンジン・フルなのが、
今は救いだ。
あと、1か月。国民のお手並み拝見も、冷え込みも厳しい、シビアな季節を迎え
る。
、相互不干渉による役割分担を明確にしてスタートした。
政府は政治主導のテーゼのもとに、その理念のベクトルで、透き通った全体像の
「顔の見える」行政運営で、国民の支持も高い。
大臣も公約のマニフェストに沿ったテーマに早速取組み、現地視察や地元関係者
との矢継ぎ早の話し合い、協議で、国益に沿った問題処理に向けての努力、エンジ
ン・フル(engine full)の姿勢は期待も大きい。
政治主導のテーゼに肩に力が入りすぎての議論のオーバーフロウ(over-flow)
にプライム(ヘッド)コントロールが効かない突出した問題認識もあるが、顔が見
えてる分だけ、国民の風通しもよく、着実なステップ・アップを踏んでいる。
党はというと、幹事長主導で極端に露出が少なくなっている。幹事長の一言で政
府の行政運営が修正される、一枚看板の顔で、その奥が見えない。
モラトリアム(返済猶予)法案審議の国会運営。銀行の中小企業への貸し渋り対
策の改善、支援が本来目的の、経済不況の中、緊急を要する対策である。
本来目的は、銀行の「貸し渋り」の改善、その中で(1)公権力の民間介入、(2)再
融資への中小企業の懸念、(3)銀行への補償等、社会環境の整備も多く、複雑で、
いかに緊急対策とはいえ、8時間の審議で、数の力で結論を出す国会運営は乱暴
すぎる。
それは、前政権で、いや程見た光景だ。これに対する野党(自民、公明党)は、
審議関連委員長の解任決議案の提出で抵抗するのを、民主党の国会運営担当者
が自嘲気味に、かってはわれわれも使った手法でという発言に、同党議員から失笑
も漏れて(報道)、これではいつか来た道ではないか。
行政運営の審議へのプロセスを垣間なく見せる政治主導、情報公開の基本が無
視された、一枚看板での国会運営の強権性のあり方では、政権交代を託した国民
の理解は得られない。
政府の政治主導とのスタンスのあまりの違いに、旧態然とした党運営には失望
感が大きい。
政府の透明性の高い、自由闊達な論議、プロセス、情報公開には、プライム(ヘ
ッド)コントロールが効かず、党はプライム(ヘッド)コントロールで呪縛された一枚
看板が全面に出て、政権のベクトルが相互に引き合うインバランス(imbalance)
の政権政治になっている。
野党の、審議不十分とした採決拒否で、深夜未明に与党のみで強行採決した
法案審議。いつか来た道。
同夜、首相は「こういうことをやっていると、国民はどういう反応をするだろうか」
(報道)と、同党幹事長に懸念を示した。
わずかにでも、政治主導のプライム(ヘッド)コントロールの良識が残っている
こと、それと、政府の政治主導のテーゼ、透明性の高さがエンジン・フルなのが、
今は救いだ。
あと、1か月。国民のお手並み拝見も、冷え込みも厳しい、シビアな季節を迎え
る。