山の家の庭には太さ直径20センチ高さ8~9メートルくらいのカリンの木がある。
このカリンの木は凄い由来がある。
今から43年前 里の父が我が家を訪れた時、塩釜神社へ案内した。
その折 父は境内のカリンの木の下に落ちていたカリンの実を1つ戴いて帰り
種を播いたのである。
その種が芽を出し実家では大きな木に成長して何年後かに実をつけた。
父はまた その実の種を蒔いて育てた幼木が23年位前に我が家へ来た。
しかし 我が家に来たカリンの木はなかなか実をつけなかったが
一昨年初めて2つの実をつけ大喜びした。
昨年は10個の実をつけた。
今年は5つのみ、3つは収穫したが2つは高い所になっており収穫は無理
1つは娘にあげよう、1つは友人に、あとの1つは19年前に亡くなった父の写真の前に・・・
我が家のカリンの木は由緒正しい塩釜神社の木の孫の木と言うことである。
好奇心の旺盛さは人一倍の父であったが その父にそっくりなのがワタクシ、
旅の面白さを教えてくれたのも父である。