ホテルへ向かう途中 カーペットスクールへ寄った。
スクールと言うからには 何か絨毯の勉強をする所だと思っていたが
入口から入るとそれ程明るくない、ひろ~いコンクリートの土間のあちこちに絨毯織り機が置かれており
少女達が一つの織り機に2人づつ座って絨毯を織っていた。
確かに絨毯を織るのはどこの国でも指の細い若い女性が適していると言うが
それにしても10歳~15歳くらいの少女達ばかりである。
1台の機織り機の少女は あまりにも幼さそうであったから
歳を聞いたら何と5歳とのこと 幼稚園の年齢である。
幼稚園や小学校へ行くことも無く ここで働いているのである。
まだ 始めてから間もないのか太い糸で一生懸命織っていたが あまりの幼さに可哀そうになる。
普通なら やんちゃを言って親に甘えている年齢である。
一人前に織れるようになれば何がしかの給料がもらえると思うが
幼い子は ここに来ればお昼ご飯が食べさせてもらえるから・・・とか
お昼ご飯の時間以外は朝から晩まで絨毯織りをしているわけである。
途上国を旅していると形は違えど この様な光景はよく目にするが 胸が痛む。
案内された二階は 彼女達が織った絨毯の販売所であった。