トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

クロガモ♂

2017-03-16 | 野鳥


岸壁に上がって日向ぼっこのクロガモがいた
名前の通りオスは全身真っ黒

冬鳥だが 北海道や本州の沖合で越夏する者もいる
沖合 内湾 港などにいる
浅い海で採餌し 潜水してカニやエビ 貝類をを捕らえる

オスは真っ黒黒で 上嘴の基部が膨らんで黄色い
メスは頭の上面が黒褐色で頬は白っぽい
大きさ48cm
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ルリビタキ♂

2017-03-15 | 野鳥


もうそろそろ山へ帰る頃と思っていたが またまた出会えたルリビタキ
警戒心が弱く愛らしい鳥で人気がある

留鳥(漂鳥) 四国と本州の亜高山帯林で繁殖し 冬には低山や山麓 樹木の多い公園などに姿を現す
オスは青い羽毛になるのに時間がかかり 2年目の秋でもまだ雌と同じ茶色のままで過ごす
メスのふりをして強いオスの縄張りに侵入して 本物のメスに近づく作戦カモ と疑われている

この時期(非繁殖期)には雌雄に関係なく縄張りを持ち その中を動き回って樹上や地上で昆虫類や木の実などを食べる
オスは頭からの上面が青色で白い眉斑が有るものと無いものがいる
メスは頭からの上面がオリーブ褐色 尾羽が淡い青色
大きさ14cmでスズメ大
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トホシテントウ幼虫

2017-03-14 | 虫類


トホシテントウの幼虫が居たので手に乗せてみた
棘がきつそうなのだが転がすくらいではチクリともしなかった

明るい赤地に10個の黒い斑紋があるテントウムシ
多くのテントウムシはアブラムシなどを食べる肉食性だが このトホシテントウは食植性
幼虫成虫共にアマチャヅルなどカラスウリ類の葉を食べる
幼虫は体中に長い棘が生えており 蛹は体の前半分くらいの棘が残る

成虫又は幼虫で越冬し 幼虫で越冬したものは5月頃に蛹になる

成虫
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チャタテムシの卵

2017-03-13 | 虫類


ヤツデの葉裏に卵が見つかった チャタテムシの卵だそうだ
卵が落ちないように糸で括ってある

チャタテムシは種類が多く屋内に棲むものもいる
大きさ1~2㎜と小さく 無翅で乾燥食品 本 皮革製品などを食害する

名前はこの虫が出す音が障子に共鳴して茶をたてる音に例えられて「茶立て虫」
頭部のあごやひげ 腹部や尾を紙のように薄いものに叩きつける 後脚の基部に音を出す器官がある など諸説ありどのように音を出すのかははっきりしていない

大きさ3~7mmと大きく有翅のものは 多くは6月頃から現れ 樹木のコケ カビや地衣類などを食べる


スジチャタテ(6月の写真)
幼虫は木の幹に集団で塊になっていて成虫になると飛んで行く
大きさ5mm程
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モクレイシの花

2017-03-12 | 樹木 草花


モクレイシ(木茘枝)の雄木と雌木にそれぞれ小さな花がさいた 左が雄花 右雌花

ニシキギ科の常緑低木 高さ3mほど 日本原産種
雌雄別株で2~4月に咲く
葉腋に5mmほどの黄緑色の小さい花を数個付ける
果実は12月過ぎに熟す
2cmほどの楕円形で果皮は緑色 中の赤い種子を残して先に落ちる

分布は房総半島 神奈川県 伊豆半島 九州南部 五島列島 と点々としている
関東では大礒丘陵が観察ポイントと言われている

名前はツルレイシ(ゴーヤの別名)に 果実が割れて赤い種子が見えるのが似ているのでツルに対してモクレイシとなった
レイシは中華のフルーツでライチの事 レイシ(ライチ)とゴーヤは実の表面がゴツゴツして似ているのでゴーヤの別名をツルレイシと言う
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オガタマノキの花

2017-03-11 | 樹木 草花


大きなオガタマノキ(招霊の木)に楚々とした花が付いた
この木は神社によく植えられていて神事に使われる

モクレン科の常緑高木 15m程になる
2~4月に 3cmほどで香りが強い花が葉腋に1個ずつ付く
この仲間(オガタマ属)は雄しべの付く部分と雌しべの付く部分の間に柄があるのが特徴
花被片は12個あり全て花弁状
基部は紅色を帯びてなかなか良い色具合だ

果実は袋果が集まった集合果 長さ7㎝のブドウ状で10月頃に熟す
熟すと赤くなり果皮が裂開する
一個の袋果に種子が2~3個入っている
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ユキワリイチゲの花

2017-03-10 | 樹木 草花


ユキワリイチゲの可愛い花が咲いた

キンポウゲ科の山麓の樹林内などに生える多年草
茎葉は茎頂に3個輪生し その中心から花柄を立て菊の花に似た3cmほどの花を開く
花弁状の萼片は15個ほどもあり 白~淡紅紫色に咲く
花期は3~4月

春植物の1種:春先に花を咲かせ 落葉広葉樹の若葉が広がる頃には地上部も枯れて無くなり 翌春まで地下茎で過ごすのが春植物 スプリングエフェメラル(春の妖精とか春の儚い命)と言われる
ユキワリイチゲは樹林の落葉が終わる秋には根生葉を出し始める 冬を越したからか春には汚れたような淡褐色の事が多い 
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ニワトコの芽吹きとアブラムシ

2017-03-09 | 樹木 草花
 

ニワトコの葉が展開して ブロッコリーと呼んでいる芽が出て来た
裏を見るとニワトコヒゲナガアブラムシが群がっていた

ニワトコはスイカズラ科の落葉小高木 6m程になる
花は3月頃から新枝の先に6cmほどの円錐花序を出し 4mmの小さな花を多数つける
開花前の花はブロッコリーに似ているが 若芽は毒性のある生産配糖体を含むので山菜にはならない
葉や花を乾燥して解熱 利尿などの民間薬にする

果実は核果で6月頃から暗赤色に熟す 美味しそうに見えるが嫌な味がして食べるとまずい
別名セッコツボクは接骨木という漢名の音読み 枝や幹を煎じて水あめ状にしたものを 骨折などの患部に当てて湿布すると効果があるという伝承がある

ニワトコヒゲナガアブラムシ
ニワトコの葉に見られる黄緑色のアブラムシ 大きさは3㎜ほどでアブラムシとしては大型
東京近郷では卵で越冬する系統は3月から幹母による増殖が始まり 4月には有翅型が現れ100種以上の植物に移動分散する
10月にはニワトコに戻り そこで両性世代が現れる
胎生雌虫で越冬する系統では 3月にニワトコで有翅型が現れ 他の植物への分散 移動が始まる
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フキノトウにオオハナアブ

2017-03-08 | 虫類


啓蟄も過ぎて虫も動き出してフキノトウにオオハナアブが来てお食事中

フキは山野に生えるキク科の多年草
葉の出る前に花茎を伸ばし先に花を付ける 若い花茎がフキノトウで食用になる
フキノトウの天ぷらは春の楽しみの一つ
葉柄はキャラブキ 葉身は佃煮にもなるが咳止め 去痰の効果がある優れもの

やって来たオオハナアブは15㎜程の大きさで 忙しく飛び回っていた
これだけ忙しく花から花へと飛び回ってくれたら 花粉の運び手としては十分役目を果たしているだろう
幼虫が水生なので池や湿地のある草原などで3~12月にかけて良く見られる
ハエ目ハナアブ科の虫で ハチに似て擬態しているが針は持たず刺されることは無い
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オニシバリの花

2017-03-07 | 樹木 草花


夏に落葉し秋に葉が出てくるので別名ナツボウズ
秋に葉が出たころにアップしたがやっと花が咲いた

ジンチョウゲ科の落葉小低木 冬緑樹木 高さは1m以下
本州~九州に分布の日本固有種
樹皮が強靭で枝を折っても千切れないことから鬼を縛っても切れないだろうとオニシバリの名が付いた

2~4月に葉腋に黄緑色の花を数個束生する
花びらのように見えるのは萼で萼筒の長さは7mmほど先が4裂している
雌雄別株
6月頃に8mmの楕円形の液果が赤く実る
味は辛いうえに有毒
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クリスマスローズの花

2017-03-06 | 樹木 草花


近くの小さな公園にクリスマスローズが咲いていた

咲く時期と名前が合致しないのだが 11月~1月に咲く種と2~4月に咲く種がある
前者を「ニゲル種クリスマスローズ」後者を「オリエンタル種レンテンローズ」と呼んでいる
元々は原種「ニゲル」がイギリスの気候でクリスマスの頃に咲きだしたのでつけられた名前がクリスマスローズ

キンポウゲ科でヨーロッパから西アジアに分布しており 日本には明治初期薬用として栽培された
根にヘレポリンを含有しており 強心剤 利尿剤になる
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アカハジロ

2017-03-05 | 野鳥


今日は24節気の啓蟄 台地が温み虫も出てくるころ

アカハジロが公園の池にやって来た
ホシハジロの群れに1羽混じっていた (手前がアカハジロ 奥の頭の茶色いのはホシハジロ)

冬鳥 湖沼 池 河川などにやって来る
渡来する数が少なく 同じ場所で越冬しないので見られない年もある
見られる場所の大半は公園の池で ホシハジロやキンクロハジロの群れに1羽で混じっていることが多い

水面採食 潜水採食の両方で水草やその根 イネ科植物の種子の他貝類などの動物質も食べる
オスは頭部から頸は黒っぽく緑色の光沢がある
メスは頭部は濃褐色で光沢は無い
大きさ45cm 
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クヌギカメムシの卵塊

2017-03-04 | 虫類


樹皮にクヌギカメムシの卵塊がへばりついていた
暗緑色のゼラチン状の物に包まれていて3cmほどの大きさだった
白い粒粒が見えるが幼虫に孵っている最中 足だろうか小さく白く突き出ているものが見える
孵った幼虫はこのゼラチン状の物を食べるそうだ



クヌギカメムシの成虫(去年の11月)
卵 幼虫で越冬し平地から山地のクヌギ林などに6~12月に現れる
6月頃の個体は緑色だが秋までに成熟するに従い橙色が強くなる
クヌギ コナラ カシワなどの植物に寄生する
秋にひも状の卵塊を樹幹に産み付ける
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ヒゲナガサシガメ

2017-03-03 | 虫類


ヤツデの葉裏にヒゲナガサシガメの幼虫がいた
細い体に背中の赤く丸い斑が可愛い
大きさは10㎜程だった

成虫は5~10月に現れる
体は暗赤褐色で 胸の後半中央や脚は黄色で鮮やかな色彩のサシガメ
触角は糸状に細長い
本州から対馬まで分布していて 平地から山地の樹上に居る
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ミコアイサ♀

2017-03-02 | 野鳥


公園の池にミコアイサ(巫女秋沙)のメスがやって来た
「ミコ」はオスの白い姿からの連想で 「アイサ」は「秋去り」からの転化 この鳥がやって来ると秋が去り冬になるということ

冬鳥 北海道では少数が繁殖していて夏鳥
ポチポチ見られるが数は多くない
湖沼 河川 河口などに居るが海上で見ることもある
活発に動き回り潜水して魚や貝類 甲殻類を捕る

オスは全体に白く 目の周り 後頭 背が黒い 目の周りが黒いのでパンダガモの愛称がある
メスは頭から後頭は茶褐色 喉から頸側は白い
大きさ42㎝
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