トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

シュウメイギク

2016-11-15 | 樹木 草花
 

左の赤紫の花がシュウメイギク
右の白い花もシュウメイギクと言って売られている 但しこちらは園芸種 色形がこんなに違うのだから名前を何とかすればいいのにと思う 名前が混乱しているのかも

シュウメイギク(秋明菊)と名が付いているがキンポウゲ科イチリンソウ属(anemone)の庭花や山野の林 人里に生える多年草
秋に菊に似た花を付ける為付いた名前
古い時代に中国から入ってきた栽培品が野生化したものと言われている

花は5㎝程の大きさで花弁はない
花弁に見えるのは萼片で約30個ある
普通果実は出来ず地下匐枝を出して増える
花期は9~11月

属名アネモネ(anemone)は「風の娘」という意味
風に吹かれて咲く姿が一段と美しいのだろう
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一日遅れのスーパームーン

2016-11-15 | 日記


昨日の満月は地球からの距離が最接近に重なって 大きな満月だったそうだが残念ながら雨で見られなかった
一日遅れで準?スーパームーンをご覧ください
こんな大きな月が見られるのは68年後だそうだ
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アキノタムラソウの花

2016-11-14 | 樹木 草花


タムラソウの名前のある草は ハルノタムラソウ ナツノタムラソウそしてアキノタムラソウとある ハルノ・・は4~6月 ナツノ・・は6~8月に咲く

東京あたりで見られるのはアキノタムラソウ
シソ科の山野の道端などに普通に見られる多年草

茎は4稜あり高さ50㎝程
茎上部に花穂をだし 淡紫色の花を数段輪生させる
花は唇形花で花冠の外側には白い毛が多い
葯は初め上唇に沿って伸びるが 花粉を出し終わるとうなだれたり横向きになったりする
オシベが花粉を出し終わると メシベの2裂した柱頭が開き他の花の花粉を受け入れる
自家受粉を防ぐオシベ先熟作戦だ
花期は7~11月 本州から沖縄に分布している
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キタキチョウ

2016-11-13 | 虫類


蝶々も見かけなくなり終わりかと思っていたがキタキチョウが飛び回っていた
以前はキチョウだったが2種あることが分かりキタキチョウとミナミキチョウに分けられた

平地から山地の樹林周辺や草地など食草の生えている所では良く見られる
都市部の公園でも普通に見られる
3月から秋遅くまで見られ 成虫で越冬する

日中に林縁部や草地上を穏やかに飛び ハギ類やアザミ類など各種の花を訪れる
出会ったのはオオニガナ(キク科)で吸蜜している個体だった

食草はメドハギなどのハギ類 ネムノキ ハリエンジュなどマメ科
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アトリ

2016-11-12 | 野鳥


冬鳥がジャンジャンやって来ている
アトリは昔から大群れを作る鳥として知られ 「集まる鳥」がが変化してアトリになった
漢名は「花鶏」で漢字表記の時はこの字を当てることが一般的

冬鳥で平地から山地の林 農耕地 草原などに居る
群れで生活するものが多い 出会った時も100羽から数百話の群れが幾つか飛んでいた
数の多い年は数千から万を超す大群れが現れることがあるという

木の枝先にぶら下がったりして 草木の種子を採食する
種子食 植物食を主とするアトリ類(ヒワ類マシコ類)の代表的存在

冬羽ではオスメス共にかなり淡色になっているが それでも模様が複雑で色が綺麗な鳥だ
全長16㎝

国巡るアトリかまけり行き廻り 帰り来までにいはひて待たね(万葉集)
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メナモミ

2016-11-11 | 樹木 草花


ひっつきムシのメナモミの花があった

キク科の山野の生える1mほどの一年草
茎の上部には白い開出毛がが密生している
葉は柄に長い翼があり対生し裏には脈上に白い毛が密生しビロードのよう

枝先に2㎝程の黄色の頭花が散房状に集まって付く
周りに舌状花が並び内側に筒状花がある
総苞片が長く突き出て繊毛が密生して 触ると粘つきそう果と一緒に動物に付いて運ばれる
花期は9~10月頃
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コバネイナゴのつがい

2016-11-10 | 虫類


コバネイナゴが番で居た
コバネイナゴは最もポピュラーなイナゴで 普通は名前の通り前翅が短く腹端に届かない
が時に長翅型も出現する

卵で越冬し7~12月頃まで出現する
オスはメスの背中に抱きつき体の向きを雌に揃え交尾をし 交尾が終わっても暫くはオスが抱きついたままでいる 他のオスがやって来ても追い払らい産卵が終わるのを見届けるという
産卵は腹の先で地面に穴を掘り 土の中にまとめて行う
大きさはオス3cm メス4cm程

かっては稲田に住み 好みのイネ科植物を食べて稲の害虫になっていた 農薬散布で一時期減ったが最近は増えてきている
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クビキリギス

2016-11-09 | 虫類


草原で緑色と茶色のクビキリギスがいた

やや大型のキリギリスの仲間で6㎝程もある
里山から市街地でも見られる
体色は緑色型と茶色型が居て稀に紅色型もいる
成虫で越冬し3~5月 8~11月に見られる

大アゴが朱色で嚙まれると結構痛い
キリギリスの仲間は前脚に棘のあるのは肉食性で 草食のものは棘が無い
春先から「ジーーー」と単調に鳴く
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キジ

2016-11-08 | 野鳥


久し振りに枯れ草に隠れたつもりのキジに出会い目と目が合ってしまった ガン付けられた
キジの草隠れ・「頭かくして尻隠さず」と同じ意味

言うまでもなく日本の国鳥
昔話や詩歌 諺にも多く登場する日本人にとってつながりの深い鳥
古くから狩猟鳥で鳥料理での味は美味で最高のご馳走とされてきた
今でも狩猟鳥で 狩猟のため飼育した鳥を放鳥している

留鳥 平地から山地の林や草地 農耕地などに居る 出会ったのは公園
繁殖期には番か一夫多妻で 非繁殖期には雌雄別々の群れで生活する
植物の種子や芽 実などを主に採食し昆虫類も捕る
日本には4亜種がいるが放鳥が多く明確には分からなくなっているという
大きさは♂81㎝ ♀58㎝

むさし野の雉子やいかに子を思ふ けぶりのやみに声まどふなり(後鳥羽院)
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オニシバリの新芽

2016-11-07 | 樹木 草花


今日は24節気の立冬 今日から立春の前日までが冬

オニシバリの新芽が瑞々しい
夏に落葉し秋になって新しい葉が芽吹く変わった木だ
樹皮が強靭で枝を折っても千切れないことから 樹皮で鬼を縛っても千切れないだろうというのでオニシバリのがある
別名は夏に枯れるのでナツボウズという
日本固有種

ジンチョウゲ科の落葉小低木 大きさは1mほど
落葉樹林内に生え 他の木々が落葉し林床に日差しが入る頃に新しい葉が展開する戦略
花は2~4月葉腋に黄緑色に咲く 花びらのように見えるのは萼
果実は液質の核果 8㎜程の長楕円形で5~7月に赤く熟す
美味しそうに見えるが辛いうえに有毒
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ネコノシタの花

2016-11-06 | 樹木 草花


海岸を歩いていてらネコノシタがまだ咲いていた
葉は厚く裏表に短い剛毛があり触るとザラザラする感触が 猫の舌に舐められているようなので付けられた名前
別名はハマグルマ(浜車)で花を車輪に見てた名前

キク科の海岸の砂地に生える多年草
茎は長く地を這い上部は斜上して60㎝程になる
枝先の頭花は2㎝程で茎の先に1個付く
周りに舌状花が並び中に頭状花がある

花期は7~10月
関東・北陸以西~沖縄にかけて分布する
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モミジバフウの紅葉

2016-11-05 | 樹木 草花


いつの間にやら秋もすっかり深まり木々が紅葉している
モミジバフウの木全体がグラデーションになって奇麗だ

マンサク科の落葉高木 20ⅿ程にはなる
北米南部から中米の原産で日本には大正時代に渡来した
別名アメリカフウ
公園や街路樹に植えられよく見かける

葉が5裂してカエデ類と似ているが カエデ類の葉は対生でこれは互生する
紅葉は赤色が主だが変異が多く色々な色が見られる
日当たりが悪い部分は黄色や緑が残り易く 木全体で色々な色が楽しめる

花は雌雄同株で4月頃葉の展開と同時に開花する
雄花と雌花は別々に頭状花序を作る
秋に生る実は蒴果が多数集まった集合果で3cmほどの球形
花柱が棘状に残り栗のイガのように見える
果実は6㎜程の長楕円形で翼がある
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ハンノキハバチの幼虫

2016-11-04 | 虫類


新宿御苑で少し前だが面白いイモムシがいた
イモムシと言えばガやチョウの幼虫が多いがこれはハバチの幼虫
ハンノキハバチの幼虫だ

親が食草に卵を産みその葉を食べる幼虫は ガやチョウと変わりはなく姿も似ている
見分けは足の数
葉に捉まっている3対の足(胸脚という)は成虫になった時の足になり その後ろの複脚と呼ばれる足は無くなる その複脚がハバチでは5対以上(+尾脚1対)ありチョウ類では4対以下(+尾脚1対)となっている

出会ったハンノキハバチは胸脚で葉にぶら下がり 体をくねらせていた これは威嚇のポーズだと言うが 威嚇の効果があるのだろうか
胸脚は爪状で複脚は吸盤状なのでそんな形態が関係した居るのかもしれない

ハンノキハバチの食草は文字通りハンノキ類というが このハバチはツノハシバミの葉を食べていた 同じカバノキ科の木なのでありかなとも思うが そうだったらカバノキ科の植物のシラカバ類やクマシデ類にもいるのだろうか
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セマダラハバチ

2016-11-03 | 虫類


林を歩いていたら小さな奇麗な色の虫が飛んできた この手の虫で黄色は珍しい
セマダラハバチと言うハバチ科の仲間

平地からら山地の林縁に姿を見せる
体色は黄緑で複眼の間と胸部の背に黒い紋が見え 黄色い足に細い黒筋が入ってなかなか良い
幼虫は草食で成虫になると肉食になり他の昆虫を捕食する
幼虫の期間は8か月もありバラを食べる

北海道から九州に分布していて 5~10月にかけて出現する
大きさは15㎜程だった
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オオミズナギドリ

2016-11-02 | 野鳥


遠くの海上をオオミズナギドリがよぎっていった
波頭を切り払うように海面を飛ぶ事から付いた名前

留鳥だが 冬は南方へ移動するため数は少なくなる
繁殖期以外は海上で生活する海洋性の鳥なので海上に出ないと見る機会は少ない
体を左右に傾けて海面すれすれにジグザグ飛行し 魚やイカを捕るが潜水は出来ない
魚群がいると遠くからも集まって大群になり その様子は鳥山と呼ばれカツオの群れを教えるという

雌雄同色 上面は黒褐色だが頭部に白地に黒褐色の斑が有り白っぽく見える
大きさ49cm 翼開長120cmの大きな鳥 日本で見られるミズナギドリ類では最も大きい

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