goo blog サービス終了のお知らせ 

トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ダイサギ

2014-09-15 | 野鳥


ダイサギは最近ややこしくなった
亜種でチュウダイサギとオオダイサギに区別されるようになった
亜種チュウダイサギは主に夏鳥として本州九州に渡来し繁殖する
亜種オオダイサギは冬鳥として本州以南に渡来する
これまでの亜種オオダイサギの亜種和名がダイサギとなる
オオダイサギはアオサギと同大かやや大きい
チュウダイサギはアオサギよりやや小さい

ダイサギは全長90cmでシラサギ類の中では一番大きい
河川 湖沼 水田 湿地 河口 干潟など水辺ならどこにでもいる感じだ
水面をじっと睨み主に魚 その他カエルやザリガニも捕る

メダイチドリ

2014-09-14 | 野鳥


干潟でメダイチドリが上手にゴカイを引っ張り出していた
ゴカイの長さはメダイチドリの体の3分の2くらいか・・人に当てはめれば1m程にもあたるかも
鳥は意外に大食漢なのかも

メダイチドリ
旅鳥 海岸の砂浜 干潟 河口などに居る
ゴカイ類を主に貝類甲殻類昆虫類なども捕る
全長19cm
夏羽から冬羽に移行中の個体で 前頭と過眼線の黒い色が消えかかっている

ヨツバヒヨドリ

2014-09-13 | 樹木 草花


深山の花ヨツバヒヨドリ

ヒヨドリの鳴くころに花が咲くことからヒヨドリバナと言う花がある
そのヒヨドリバナの変種でヨツバヒヨドリ
ヒヨドリバナの葉は対生するがヨツバヒヨドリの葉は3~4枚が輪生する

キク科フジバカマ属の多年草でこの仲間は一寸見フジバカマに似ている
頭花は密な散房状につく

ワレモコウ

2014-09-12 | 樹木 草花


草原でワレモコウ(吾木香)が真っ盛りだった
名前はキク科のモッコウ(木香)に由来すると言われているが モッコウは根に芳香があるがワレモコウは葉にスイカのような匂いがするだけで由来は分からない

バラ科の花で1~2cmの穂状花序をつけ上から順に咲く
色は暗紅紫色 花弁は無く4個の萼片が花弁のように見える
バラ科では花が4数性で花弁のないものは珍しい

乾燥した根茎を地楡と言って止血剤になる

ハス

2014-09-11 | 樹木 草花


蓮畑に蕾と開花した花と実が見られた

蓮の花は朝開いて午後に閉じる
これを3日間繰り返し4日目に花弁が散る
雌しべは多数あり花床に埋め込まれたように形はジョウロの口ようだ
これが成熟して果床になるとハチの巣のような穴が開きこの穴の中に1個づつそう果が出来る

ハスの古名ハチス(蜂巣)はこの果床から連想したものでなまってハス(蓮)になったと言う
古代ハスとして有名な大賀ハスは 2000年前のハスの種が千葉県検見川の泥炭層から見つかり 大賀博士が発芽させたもので気品のある美しい花が咲く

ジャノメチョウ

2014-09-10 | 虫類


平地から山地の明るい草原に居るチョウ
中型で前翅に2個 後翅に1個の眼状紋が有り中が淡い瑠璃色に輝いて素敵だ
ジャノメチョウ類の中では明るい環境を好む

日中低い位置を活発に飛び良く葉の上に止まる
各種の花で吸蜜するほか樹液や獣糞にも集まる

丘陵地では普通に見られるが都市近郊では減少している
食草はススキ ヒカゲスゲなど

アカハナカミキリ

2014-09-09 | 虫類


胸から翅まで上から下まで赤いアカハナカミキリ
平地や山の雑木林や針葉樹林など広い範囲の林で見られる

ハナカミキリは花に集まるカミキリムシの仲間のこと
大きさは2cm程
食べ物は幼虫は松類やハンノキの枯れ木 成虫はノリウツギなどの花の蜜

カミキリムシやコガネムシの仲間(甲虫)は蝶やハチなどに比べて飛ぶことがあまり得意ではない
更に口も短いため深い花や 下向きの花 構造が複雑な花などでは蜜が吸えない
良く集まるのは上を向いたり 小さい花が集まって一塊になっているような花 例えばタンポポ ヤマアジサイ ノリウツギ シシウド等々
甲虫の仲間もハチほど効率は良くないが花粉を運ぶのに役に立っている

オオソリハシシギ

2014-09-08 | 野鳥


今日は24節季の白露
朝夕の気温が下がり 草花に朝露が宿り 虫の音が美しく聞こえる頃
更に旧暦8月15日で中秋の名月でもある 残念ながら雲に隠れて月は見えない

嘴がほんの少し上に反っている大形のシギ
全長41cmでソリハシシギよりずっと大きい

旅鳥として全国の主に干潟 入り江 河口に居る
嘴を泥に差し込んでゴカイやカニなどを捕える
捕った獲物は洗ってから食べることが多い
嘴の先は柔軟性があり感覚に優れている

ソリハシシギ

2014-09-07 | 野鳥


嘴が上に反っているシギでソリハシシギ(反嘴鷸)

旅鳥として全国の干潟や海に近い水田に渡来する
歩き回りながらゴカイや甲殻類を捕える
嘴を泥に差し込んだり表面を啄ばんだり水中で左右に振ったりと採餌法は変化に富む

大きさは23cm 雌雄同色

ゴジュウカラ

2014-09-06 | 野鳥


シジュウカラに似ているが少し違うと言う意味で「ごじうから」と呼ばれた居た
樹幹を下向きに降りることのできる唯一の鳥

留鳥 平地から山地の林にいる
逆さになって木の幹を降りながら昆虫類クモ類を捕り 草木の種子を採食する
大きさは14cmでスズメ大だがスズメより大きく感じる

オオハシシギ

2014-09-05 | 野鳥
  

嘴が真っ直ぐで長いシギでオオハシシギ

冬鳥又は旅鳥
水田 ため池 河口干潟などに居る
1,2羽で居ることが多いがこの時は10羽程の群で居た
大きな嘴を地中に突っ込んで昆虫類の幼虫や貝類 河口ではゴカイ類甲殻類も獲る
全長29cm・・全長は嘴の先から尾の先まで・・全長の割には体は大きくない

ムラサキシラホシカメムシ

2014-09-04 | 虫類


光沢が強く紫がかった暗褐色の丸い体に黒い点刻を持ち 背中にちょっと大き目な白色班を持つ
タンポポ ハルジオンなどのキク科や マメ科 イネ科植物等に寄生する
米に付いたときは斑点米にしてしまう

本州四国九州の平地から山に居り4月から11月頃まで見られる
大きさは5mmほどの小さいカメムシ

キベリタテハ

2014-09-03 | 虫類


表の翅は茶色を帯び外縁部のヘリが黄色に縁どられその内側に瑠璃色に輝く斑点が列をなしている
何ともゴージャスでシックなタテハチョウ科の中型の蝶

本州では1500m~2500m付近の広葉樹林 亜高山帯ではダケカンバ林などに居る
やや敏速に飛翔し樹液 腐果 獣糞や死骸などに好んで集まる
植林による自然林の減少で個体数は減ってきている
食草はダケカンバが主でシラカバなど

ユウマダラエダシャク

2014-09-02 | 虫類


一見蝶々かと思ったほど色彩の綺麗な蛾
シャクガ科のユウマダラエダシャク
シャクガの仲間の幼虫は尺取虫とも呼ばれ主に樹木の害虫が多い

ユウマダラエダシャクに似ている仲間は多いが最も普通に見られる
マサキに発生し昼間も蝶よりは弱弱しく飛ぶ
大きさは3cm位有った 幼虫で越冬する


アンズタケ

2014-09-01 | キノコ


フランス料理で「ジロール」と呼ばれる食材
欧米では缶詰や乾燥食品ににするほど人気がある
名前の通りアンズの実のような香りと味がする
オムレツ バター炒め 乾燥品は炊き込みご飯に合う

傘の裏側に「しわひだ」と呼ばれる原始的なひだがある
その間を横に走るしわ状のものは連絡脈という

夏から秋にかけてマツやコナラなどの樹下に群生する
外生菌根菌