トリからキノコ 自然見て歩き

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サンシュユ

2019-03-04 | 樹木 草花


早春の息吹を感じさせてくれる花だ
サンシュユ(山茱萸)は中国名の山茱萸を音読みにしたもの
別名ハルコガネバナ(春黄金花)は、代わりに牧野富太郎が提唱したもの

ミズキ科の落葉小高木 3m程になる
中国朝鮮半島原産 日本へは江戸時代に薬用植物として渡来した

枝は斜め上向きに生える 若い枝は細くて4個の鈍い稜がある
葉は対生 枝先に集まって付き縁は全縁
花は3~4月 葉の展開前に咲く
短枝の先に2cm程の散形花序を出し、淡黄色の小さな花を多数つける
花の基部にあるのは総苞片で4個ある
果実は核果 1.5cm程の楕円形で10月頃に赤く熟し渋み酸味がある

秋に熟した実を取り、熱湯に暫く浸したのち半渇きにして種子を取り出して果肉だけを日干しする
これでサンシュユ酒を作り2~3か月後に布でこして飲めば疲労回復 強壮に効く

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