トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

カネタタキ

2024-09-05 | 虫類


一日中チンチンチンと鳴いている
鐘を叩くような音なので、カネタタキと言う

オスの前翅はとても短く鱗のようになっていて、発音のためにだけ付いている
飛ぶことは出来ない
メスに至っては翅は退化してしまって無い
大きさは10mm程

卵で越冬して、成虫は8~11月にかけて見られる
庭木、生垣、林縁の低木などに住んでいる
食べ物は、色々な植物の葉や小動物の死骸など

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ツヅレサセコオロギ

2024-09-04 | 虫類


朝早く、リューリューリューとせわし気な声が庭一杯に響いている
鳴き声が「早く冬に着るものを綴りなさい」と言っているように聞こえるため「綴れさせ」と名が付いた
少し日が昇って来ると声は止んでしまう

卵で越冬して、幼虫は5~8月、成虫は8~10月にかけて見られる
家の周り、草地、畑などに生息している
石の下に小室を作る
食べ物は野菜や小昆虫の死骸など

単眼は逆三角形に並び、体は淡褐色
目の間の白色線は中央で細くなる
大きさは16mm程
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ホシミスジ

2024-09-03 | 虫類


黒褐色の地に、白い3本の筋が入ったタテハチョウの仲間
コミスジ、ホシミスジ、ミスジチョウ、オオミスジなど4種が居て、みな似ている

ホシミスジは幼虫で越冬して、成虫は6~9月に見られる
上部が白色の点列になっている
疎林、林縁、などが本来の生息地
ユキヤナギやコデマリなどの植栽の影響で、公園や人家などにも見られる
日中、やや低い位置を飛翔し、イボタノキやリョウブなど各種の花を訪れる
路上で吸水したり、獣糞などにも集まる

幼虫は24mm程のイモムシ
地色は淡褐色で黒褐色の斜条が入る
中胸、後胸、第2と8腹節に突起が有る
食草は、ユキヤナギ、コデマリ、シモツケ、ホザキシモツケなど
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アカスジカメムシ

2024-09-02 | 虫類


黒地に縦の赤いストライプが入った粋な模様のカメムシ
カメムシの多くは、強烈な匂いを出すものは褐色や緑の地味な色のものに多い
このカメムシのように、赤黒の目立つ色のものは匂い物質を出さなかったり、匂いも強烈でないものが多い
特徴的な模様と体型で識別は容易

成虫越冬して、5~10月にかけて見られる
草原に居る
食べ物は セリ、ニンジン、ヤブジラミやシシウドなどのセリ科植物の花穂や種子から汁を吸う
ニンジンの害虫としても知られる

赤い縦縞は、濃淡や幅に変化が多い
大きさは1cm程
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トノサマバッタ

2024-09-01 | 虫類


草っ原にトノサマバッタが飛んできた
飛ぶ距離は20m位
ダイミョウバッタとも呼ばれる
ごく普通に見られる大型のバッタ
色彩は変化が多く、褐色型と緑色型がある

卵で越冬して、成虫は7~10月かけて見られる
乾いた草地に居る
食べ物は、色々な植物の葉
出会った褐色型の個体は保護色になっており、暮らす場所によって色が異なる
大きさは、オス約35mm、メス約50mm

時に天地を覆いつくすほどの数が大発生し、農作物に被害を与えることがある
個体が増えて密度が高くなると、翅は長く、後ろ足は短く、頭と胸が大きくなり、長距離を飛ぶのに適した体になり、食料が不足した場所から長距離を移動して新天地へ向かう
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アオモンイトトンボ

2024-08-16 | 虫類


よく見かけるアオモンイトトンボが葉陰で番っていた
4~11月にかけての長期間、水辺回りや草地で良く見られる

羽化水域をあまり離れずにいる
交尾は長く、その後メスは単独で、水辺の植物の生体内に産卵する
雌雄で体色は異なり、オスは第8節が鮮やかな淡青色をしている
メスは未熟時は胸が赤っぽいが、成熟すると緑色になるが、オスに似た色の個体が現れることがある
大きさは3cm程

見かけによらず獰猛で、他のイトトンボを襲うこともある
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オンブバッタ

2024-08-15 | 虫類


大きなメスが小さなオスを背に乗せている姿が、親が子をおんぶしているように見えるのでオンブバッタという

卵で越冬して、成虫は7~10月に見られる
草地で見られるほか、街中の荒地にもいる
オスは交尾のために、メスの背中に乗っていることが多い
バッタ類の交尾はこの姿勢の事が多い
元々あまり餌を食べないオスは、おんぶの間はほとんど何も食べない
食べ物はキャベツ、ヨモギなど色々な植物の葉

目の上と下、頭側面に直線状に並んだイボ状突起が特徴
大きさはオス25mm、メス42mm

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コノシメトンボ

2024-08-14 | 虫類


赤トンボの仲間が飛んでいた
翅の先端が黒褐色の赤トンボ
オスは成熟すると全身が真っ赤になる
メスはムギワラ色になる

胸側面の黒色条は逆U字型
大きさは4cmほど

出現時期は6~11月
河川や湿地、水田、池などの周辺で見られる
羽化後近くの樹林地などに移って生活する
交尾は草の上などで行われ、連結したまま腹先を水面に打つように産卵する

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サトキマダラヒカゲ

2024-08-13 | 虫類


裏翅には黄褐色の地色に複雑な模様がある
大きさは5cm程の中型のチョウ
平地から丘陵地に居て、雑木林の他、都市部の公園でも見かける

蛹で越冬して、成虫は5~9月にかけて見られる
日中、樹林周辺を活発に飛び、クヌギやコナラなどの樹液に好んで集まる
その他、地上吸水、獣糞や果実などにも集まる
訪花性は低い

幼虫は4cm程の黄褐色のイモムシ
日中は落ち葉の裏にひそみ、夜間に摂食活動をする
食草は、マダケ、メダケ、アズマネザサ、ハチク、モウソウチクなどタケ、ササの各種
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ウスバキトンボ

2024-08-12 | 虫類


真夏に最も多いトンボ、ウスバキトンボ
お盆の頃に特に多いことから俗に、「盆トンボ」「精霊トンボ」と言われる
分布域は広く、熱帯から亜熱帯までで、世界一広域に分布するトンボと言われる

毎年5月頃に、沖縄やさらに南方地域から飛んできた成虫が内地に姿を見せる
移動性が強く海をもわたって来る

産卵は連結したまま打水するものや、メスの単独産卵もある
1年に何回も発生し、夏時期には1か月で卵から成虫に育つ
繁殖した子供たちは代を重ね、更に北上を続け、北海道辺まで達する

南国のトンボなので寒さに弱く、4℃以下では幼虫のヤゴも死んでしまう
日本の冬を越すことはできない

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カブトムシ

2024-08-11 | 虫類


カブトムシが樹液に群がっていた
他の種も混じっているかもしれない

カブトムシはコガネムシ科に属し、日本には4種が居て、中でカブトムシと呼ばれる立派な角を持つのはこのカブトムシ1種のみ
メスは角を持たない

オスの角は、木の上で他のオスに出会った時に、相手の腹の下に差し入れて掬い上げ投げ飛ばす
良い餌場を確保し、メスト交尾することが出来る
立派な角で刺し殺すなどは出来ないようで、かなり平和的な武器と思う
角は体の一部が発達してできたもので、食べ物や育った環境で大きさが異なる

メスは夕方から活動し、堆肥、朽ち木など腐朽した植物の中に潜り込み20~30の卵を産む
10日ほどで孵化した幼虫は2~3令で冬を越し、6月に蛹になり3週間後には成虫となる

食べ物はクヌギやコナラなどの樹液や腐った果実
大きさは30~55mm
幼虫は白いイモムシ型
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ツクツクボウシ

2024-08-10 | 虫類


夏だ!なつだー! と騒ぎまくっているような鳴き声
ツクツク法師と聞こえるので、ツクツクボウシという
8~9月に最も多くあらわれる
夏の暑さを実感させてくれる鳴き声だ

セミの鳴き声は2つの意味がある
1つはオス同士のコミュニケーション
もう一つはメスを呼ぶ求愛手段
その為、種によって声も鳴き方も時間も違う
普通は、午後になるほど盛んに鳴き、日没直後が最高潮に鳴く

低地から低山の樹林や、市街地にもいる
卵または幼虫で越冬して、成虫は7~10月に現れる
大きさは3cm程、翅端までは4.5cm
羽は透き通っている

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イチモンジチョウ

2024-07-29 | 虫類


縁に白色点列の有るイチモンジチョウ
表は黒色の地色で、和名の通り中央に1本の白色の帯が見られる中型のチョウ
裏は橙褐色の地色で、白色の帯が表と同様に目立つ

幼虫で越冬して、成虫は5~9月にかけて見られる
林縁部や低木林などの食草が生える場所に居る
雑木林周辺でも普通に見られる
日中やや高い場所から樹冠部までを割合敏速に飛翔し、リョウブ、ガマズミ、スイカズラなど各種の花を訪れる
又、オスメス共に地上で吸水などを行う

幼虫は緑色をしたトゲイモムシ
大きさ25mm程
地色は濃緑色で、全体に白色の微小な隆起がある
亜背部に刺状突起列がある
食草は、スイカズラ、キンギンボク、タニウツギなど(スイカズラ科)
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ヤブヤンマ

2024-07-28 | 虫類


スマートで大型のトンボを見つけた
似ているオニヤンマは、左右の複眼が1点だけで接するので、これはヤブヤンマと思うがどうだろう
オスは黄色の地に黒い条が有り、成熟してくると黒味を増してくるという

6~9月に現れ、オスは複眼が青藍色に美しく輝く大型のヤンマ
全長85~92mm程
メスは黄色味の強いものと、緑色の強い個体が居る

水草が生え、樹陰の有る池や小水域に生息している
日中は林内で過ごし、早朝と夕方に活発に活動する
樹幹の開けた上空を一直線に飛んだり、林内の池を直線的にパトロールもする
交尾後のメスは単独で水際近くのコケや土の中に産卵する
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ショウジョウトンボ

2024-07-27 | 虫類


全身真っ赤かのトンボ、ショウジョウトンボ
オスは成熟すると、顔はもちろん全身鮮やかな赤色になる
大きさは40~55cm程

出現時期は、5~10月
池沼、水田、都市公園の池などに生息している
夜中に羽化して、林縁や草地で過ごした後、成熟すると水辺に戻る
交尾は飛びながら短く行われ、その後メスは打水産卵を繰り返す

メスや未熟なオスは、オオキトンボに似ている
オオキトンボは前胸後縁部に長毛が密生している

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