前回ブログに続いて家のメンテナンスの話題です。
バスルームにある鏡は、新築以来年々見えづらくなって来て最近特に気になっていた。
そう。 水滴の跡が無数に白く残っていて変に水を弾くので、石鹸水を掛けないと殆ど鏡としての機能を果たさない。
今日は朝から天気が悪かったので、外の仕事が出来ないのでじっくり観察してみた。
下の写真を見ると鱗(うろこ)状に白くなっていますが、鏡の下の方はもっと密度が高くて凄い状態になっている。
ネットでも沢山情報を集めてみた。
水垢と云えば水道水に含まれるカルキ分やカルシューム分等のアルカリ成分がガラスに強力に付着したものなので、一般にはクエン酸などの酸性の物で落ちやすくなると言う事になる。
何処の家庭にもある物なら「お酢」なんかも同じ効果が得られるらしい。
早速試して見た。
ティッシュペーパーを張り付けて酢とクエン酸で別々に湿らせて2時間程置いてみた。
確かに多少薄くなった様な気がするが、綺麗になる事は無かった。
また、酢とクエン酸では酢の方が薄くなったように見えたが、大きな差では無かった。
なお、酸性の液体は金属などを傷めるので、ティッシュから液が滴り落ちない程度に湿らせた方が良い。
この状態で、車用のコンパウンドをタオルに付けて試しに擦ってみたが、幾ら擦っても完全に白い輪っかを消す事は出来なかった。
白い鱗部分を爪で擦ると、かなり凹凸になっている事が分かる。
ここで、思いついたのがカッターの刃で削ったらどうなんだろう。
その前にガラスの硬度と他の物質の硬度を調べてみた。
http://www.asahi-net.or.jp/~jh3m-fjym/katasa/katasa.html
ガラスの硬度は「5」、カッターの硬度は同等かそれ以上みたいだ。
試しに廃材のガラスをカッターの刃の先端で強く気切りこんでみたら、確かに傷が付く。
でも、それは切る目的で刃を縦に引っ張るから傷が付く訳で、ガラスの平らな面に刃を横にスライドしても傷が付く事は無かった。
その実験結果からある程度確信をもって鏡の表面の白い鱗部分に試して見た。
力をさほど入れなくても、見事に白い粉となってカッターの刃に付着して、数回擦っただけで白い鱗は綺麗に取れた。
その粉を手で拭ってみると、一部分だけでもこんなに取れていた。
ただし、やっぱり鏡が傷つく恐れが無いとは言えないので、力を入れたりせずに少しずつ白い鱗を削り取って行くべきだと思う。
慎重に10cm四方位をやってみたが、鏡に傷が付く事は無かった。
カッターの刃を横にスライドする時に白い鱗状のものが残っているとザザザザと手に感触があるが、無くなると滑るように動くので鱗が落ちたかどうか見なくても分かる。
更にネットで調べて行くと、アルミ箔で擦ると綺麗に取れると言う情報もあった。
アルミの硬度は3以下らしいので、ガラスより柔らかい。
確かにアルミ箔を丸めて擦ると取れるが、結構時間が掛かる。
そこで、酢を少し付けて擦って見ると、それなりに綺麗になった。
正面から鏡を見ても、もう殆ど鱗状のものは見えないが、斜め横から見てみるとうっすらとまだ鱗の輪郭が残っていた。
カッターナイフの刃で落とした方は綺麗に無くなっていた。
この2通りの方法を適時使って、鏡は全面綺麗になった。
最後に水を上から流すと水はセロテープを剥がすが如く綺麗に流れ去って水滴は一切できなかった。
これって凄いね。
新品の時ってこんな状態だったのだろうか? 殆ど記憶に無い。
下の写真見ても白い鱗は完全に無くなってるでしょ。
全面をここまで綺麗にするのに2時間位掛かった。
暫らくは綺麗な鏡で髭剃りをすることが出来そうだ。
でも、鏡によってはこんな事しちゃいけない物もあるかも知れないので、真似は自己責任でやってください。
午後は天気が良くなったので、スイカの苗の植え付けと庭や畑周りの雑草の除草を行ったが、気が付いたら7時になっていた。
いつの間にか日が長くなったものだ。 妻に言われなければ気が付かずにまだ仕事を続けていた。
明日は除草の続きと、先日の庭木の剪定が途中なのでそれも終わさなければならいし、サイクリングも行きたいし今日は早く寝よう。
マツさん。星見にお付き合いできなくてすみません。