nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

マイク用のウインドウジャーマーの作成

2023-10-04 08:29:29 | 録音
今日は保育園の運動会の収録依頼を受けていましたが雨で延期となりました。

マイク用風防のウインドウジャーマーは既に10年以上も前に3つ作成してビデオカメラマイクなどにずっと使っています。


ウインドウジャーマーは屋外などの風が吹いている中での音収録時に「ボコボコ」と風のノイズが入るのを防止できて、屋外収録では必須アイテムです。

ただ、音楽系屋内イベントの別録りでの音声収録専用に使っているマイクは基本的に風は吹かないのでウインドウジャーマーは作っていませんでした。

ところが、このところのコロナ騒ぎで屋内イベントであっても窓を開放して外気を入れたりして開催されることが増えて来て、更に最近運動会などの屋外イベントでも音の別録りをする機会が増えて来ました。

そこで、十数年振りに新たに音声収録専用マイク用のウインドウジャーマーを作る事にしました。
以前に作った際には、若者がオシャレに車のダッシュボードの上に敷くためのファー布がカーショップで売られていてそれを使って自作しました。

でも先日、近辺のカー用品店を回ってもそんな物は最近流行らないのか、売っていませんでした。
どうしようかと悩んでいたら、ぬいぐるみ等を作ったりするのに使うためのファー布が百金に売ってるらしいと云う情報を得たのでセリアに行くと全くなかったのですが、ダイソーに行ったらありました。

しかも、妻が別なコーナーでこんな物も発見してくれました。
ハンドウォーマー

筒状になっていて多分、冬の寒い時に腕に通して寒さを凌ぐために使うのだと思います。
両腕用に2枚セットで200円。

これを使って作ったのがこちら。

マイクの差込口はパンツのゴムを入れてあるので、しっかりホールドできます。

グレーの物は丁度ハンドウォーマーを半分に切って右側4本のマイクにピッタリサイズだったので2枚セットで4本分出来ました。
この4本分は全て共通で使えます。

黒いのも買っておいたので、左端の収音部が長いガンマイクにはハンドウォーマーを縦に切って太さを合わせて作ってピッタリにできました。

この手の物はメーカー専用品を買うと万くらいの値段したりしますが、自分で作った物でも風ノイズを充分防げます。

今回の製作費用はハンドウォーマー2セット400円で5本分できました。
激安でしょ。

これで、安心して風吹く場所での音声収録が出来ます。

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ステレオの音場

2022-10-04 09:35:01 | 録音
昔(40年以上前)のレコードやCDを見ると、STEREOと記載されているのは当たり前ですが、ボーカル以外の楽器はL/Rが完全に分離されていますよね。
久々に聞くとその分離感がとっても新鮮に感じました。

最近の楽曲はナチュラルで、L/Rどちらかからしか聞こえないと云うのはあまり無いと思います。
スタジオ録音は楽器毎に別録りすると云うのは同じかも知れませんが、ミキシング時に極端にどちらか一方からしか聞こえないと云う手法は少ないですね。

私は、殆どがビデオの音声としての録音であって、ステレオマイクまたはシングルマイク2本でステレオにしていますが、ホールなどでの音楽ビデオ収録は5.1CHサラウンド仕上げで作る事が多いので、4本のマイクで完全にナチュラル録音しかしません。

いわゆるLIVE音源ってやつです。

マイクは主に先日コネクタ不具合の記事を載せたRODE社の製品を使っています。

日本製のSONYとかの方がきっと良いだろうとの先入観で過去何本も買いましたが、SNが悪くてどれも満足できませんでした。

ところが10年以上前に、雑誌の記事見て試しに一本買ったRODE社のマイクに出会ってからはもう、使っているのはそれだけです。

先日、NT-4のマイクケーブルの驚きの粗悪品のブログしましたが、マイク自体の性能は格別です。

左からNTG3・NT-4・NT-1A・NT-1000


SN比はSONYの高級マイクよりも更にー10dB以上ノイズは少ないしとにかく音も良くて驚きます。
SONY製品も15年の歳月を経てどう進化したかは分かりませんが、今更確認する必要も無く、RODE社のマイクで満足しています。

録音機材はRoland R-44とR-44E の2台で記録していますが、96kHz・24bitサンプリングでスタジオ録音同等ですし、ビデオとの相性も良いです。

他社の製品ではビデオのタイムカウンターと徐々にズレを生じるものがあったりするので、ディジタルだからみんな同じく録音できると考えているとビデオとの編集時に苦労します。

ステレオの音場の話しからちょっと脱線しましたが、ビデオ同様に録音の世界は奥が深いし、とっても面白いです。
凝り性の方にはもってこいです。

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RODE NT-4 マイクケーブルの不良品

2022-09-30 13:32:12 | 録音
10年以上使っているRODE社のステレオマイクですが、先日の保育園の運動会でも音声収録で使いました。

ところが、PCにデータを取り込んで確認すると、L側の全体の大きく2か所にクリックノイズが頻発していました。
ここ数年、稀に軽微なクリックノイズが入った事が有りましたが、5~6個程度で個々に修復すれば済む程度でした。

ところが、今回は全部で一か所あたり20~30個くらい頻発していました。
途中にも若干ありますが、普通の音声(音)なら上下ほぼ均等に出ますが、上方向にしか出てません。
これは、「音」では無い別物のノイズです。


コンデンサーマイクなので乾燥していると静電気でクリックノイズが発生することがあると聞いていたので、これまではそれが原因だと思っていましたが、今回の事象で、明らかにそれでは無いと判明。

屋外だったので多分、風でケーブルが揺れたのが原因かと・・・

早速家で同じ状態にして実験。
アッ! 同じ事象が再現。
マイクじゃありません。
マイクを接続しなくてもマイク側のコネクタ付近を揺らすと出始めて、暫く出てまた出なくなったりします。

コネクタ部を分解。


酷い状態です。
LとRのそれぞれのアース(裸線)と赤・白の信号線がありますが、上の写真の一番下の線って・・・

被覆がありませんが、これはアース線じゃありません。

本来なら白い(半透明)被覆が被っていなければいけない線です。
(よく見ると根元付近に若干見えてますね)

しかも、アース線が2本程切れて線がはみ出していて(赤い線の所に見える細い銅線)、その線がこの被覆が無くなっている銅線にチビチビと接触していた様です。
この線がL側マイクの信号線になります。

この製品はオーストラリア製ですが、中華製に匹敵するくらい粗悪な半田付け処理です。

同じ製品を2本持っているので、もう一本も確認してみました。
こちらは被覆はちゃんとありましたが、やはり信号線が変に余剰していて半田付けされた端子を覆うための透明チューブがそこから外れていて端子はむき出し状態です。
裸線のアース線がいつ端子に接触してもおかしくない状態でした。

ケーブル2本とも線を切って、新たに綺麗に線の処理をして半田をし直しました。
裸線のアース線(シールド線)には絶縁のために黒いヒシチューブを付けました(一番左側の線)。
この手の半田付けは、必ずアース線を信号線より微妙に短くして信号線が引っ張られたりしない様に保護します。


最後に、絶縁のための元々付いていた透明パイプを半田付けした端子に被せて、そのパイプがそこから外れないようにビニールテープで固定して出来上がり。

MADE IN JAPANなら、きっとこうなるはず。

私が作り直したので、これでれっきとした「MADE IN JAPAN」になりました。
もう、クリックノイズに悩まされることはありません。

なお、クリックノイズは、AdobeAuditionのノイズキャンセラー機能のクリックノイズ専用の除去機能が有って、それで一発で全てのノイズをほぼ解消できます。
ただ、酷い個所はちょっと残りますので、一か所づつ個別に自動修復機能を使用して修復して、完全に修復しました。
L/Rでレベル差があるのは、屋外スピーカーが園庭の左端に設置されているためです。このあと、場面に応じて左右のレベル調整もして行きます。

でも、RODE社のマイクケーブルは他にも3本手持ちがあるけど大丈夫かな?
全数確認してみないといけませんね。

先ずは、今回のケーブルの反対側のキャノン端子側は・・・
凄くまともなしっかりした処理になっていました。

次に一般的なキャノン端子だけのケーブル3本も確認。
こちらもすこぶる丁寧な作りです。

結局、NT-4のマイクに付属していたケーブルのマイク側の端子部だけがド素人の作業の様な状況ででした。

キャノン端子はマイク関係では当たり前に一般的な端子なので、専門工場で処理されていてまともなのではないかと思います。
でも、今回のNT-4のマイク側の端子はステレオマイクなのでキャノン端子では無く専用の端子のため、RODE社のアルバイト諸君がせっせと半田付けしたのではないでしょうか?

信頼のメーカー品が余りのお粗末さにちょっとびっくりです。

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音楽CD作成

2010-06-19 00:03:12 | 録音
多趣味の中の一つにビデオ撮影・編集・音の収録・CD作成までスタジオ的なこともやってます。
今は5月29日に収録したオカリーナコンサートのCDを作成中で、ほぼ完成です。
昨年からマイクをRODE社のNT1AとNT1000と言うマイクに変えていますが、S/Nの良さには感心します。
ネット上にはなにやら文句を付ける方もいますが、オカリナの演奏の録音に関してはなんといってもS/Nの良さが一番です。
なぜかと言うと、ソロ演奏の場合音圧も小さくしかも単音の時間軸変化しか無いので少しの雑音やSN比の悪さも、とても良く分かってしまいます。 ピアノ伴奏などが入るとだいぶ違ってきますが、吹奏楽やオーケストラのような広い周波数帯に渡る混合音に比べるとかなり神経を使います。
実は、今回の会場では天井吊りスポットライトの放熱用のファンの音がかなり大きく、ライトを消す訳にもいかず音編集でだいぶ苦労しました。 今回はライブ収録と云う事で、多少周辺ノイズがあってもそれはそれで臨場感につながるので良いかと思っています。
 ビデオはハイビジョン4カメで撮りましたが、要望が無ければ作品としては出さないつもりです。著作権料が音だけのCDに比べビデオグラムとなると作成枚数にもよりますが、10倍近く高くなります。 料金システム的におかしい様に思います。JASRACに比べ後発のe-licenseはかなりリーズナブルな金額設定ですが、該当曲目がJASRACの管理曲ばかりでどうにもなりません。
明日にも演奏者に作品のチェックをしてもらおうと思います。

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