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nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

卒業式収録2025

2025-03-12 07:53:25 | ビデオ撮影
卒業式のシーズンですね。
昨日は中学校の卒業式の収録をして来ました。


先生方には3年間継続で同じ生徒と共にして来た方もいるでしょう。
3年間一緒に過ごして来た記憶が走馬灯のように脳裏に流れれば、生徒も先生も関係なく涙が出て当然で、はばかりなく涙を流す姿の方が見て気持ちいい。

別れは辛いもの、でもその経験があって次のステップへと成長して行くのだと思います。
とても良い卒業式でした。

今回はビデオカメラ7カメ撮影で音声は2台の録音機でステレオマイク2本、ガンマイク1本体制で撮りました。

ワンマン撮影では、途中で不具合が起きても何も出来ませんし、ましてや1台で撮るなんて無謀すぎます。
その一台が不具合を起こしたら編集も何もできません。
それに、出来上がった作品が視点の変化の無い様な映像では見ていて退屈でしょう。
なので多角的視点の映像を得ることと保証を兼ねて数台撮影にしています。

卒業証書授与場面などは2台の固定カメラ+マニュアルカメラの3台体制です。
絶対に失敗の許されない場面ですからね。
「慣れ」は時として失敗を誘発します。

私のようなハイアマチュアのボランティア的な人間は撮影頻度が少ないので念には念を入れます。

実はこの花束の中にカメラが映っています。
わかりますか?


隠しカメラと云うと聞こえが悪いですが、厳粛な卒業式の場に大々的にカメラが見えていたのでは雰囲気を壊すので、出来るだけ目立たない工夫をしています。
花束の右上に写っていますが、保護者席からでは見ても分からないと思います。

このカメラで至近距離での卒業証書授与場面を録画して、生徒や校長先生の発する声も収録してその音声は担任の先生が生徒の名前の読み上げる声と合わせて音編集して明瞭な音に仕上げます。

特にこう言った場面では「音」が重要です。
遠巻きな寝ぼけた音声では映像までボケてしまいます。
ちなみに上の写真に写っている手前の三脚のような物は校旗の三脚で、右奥に見える三脚は学校側で授与の場面を大スクリーンに映し出して保護者に見せるためのカメラ用の三脚で、私の2台のカメラはどこにも見えません。

編集はこれからの作業になりますが、帰ったその日に準備を始めます。

そうは言っても自分にお疲れ様の感謝をしなければなりません。
帰りがけに刺身を買って帰ります。
ほら、本マグロですよ。


ワサビを乗せて醤油を付けて食べれば・・・
あ~! やっぱりおいしい!

おいしい刺身を食べる時はやっぱり粉わさびを練って作った方が断然おいしい。

今回も何一つ不具合も無く撮影録画完了した事に感謝感謝です。
自分に「ありがとう!」

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SONY小型カメラ用リモコン(JJCのSR-F2)の改良

2025-02-25 08:00:51 | ビデオ撮影
今日はちょっとマニアックな話題です。

この時期は卒業式の収録が近づいてきます。
一ヶ月を切り、緊張感が出て来ます。

2年前の秋頃ブログしたSONYの小型ビデオカメラ用のリモコンの件です。
JJCのSR-F2の改良です。

使い慣れたしっかりしたビデオカメラ用三脚にSONYの家庭用ビデオを乗せてもパン棒の手元でズーム操作などが出来ないのでは意味がありません。

そこで、探しまくって見つけたのがJJCのリモコンで、最新のSONYのMULTI端子に対応したリモコンです。


家庭用ビデオカメラは大きなイベント収録では固定撮影用に使っているので問題は無いのですが、私的な撮影や簡易な撮影で時々使う場合に大きな課題がありました。


上記写真の状態で使うのですが、ボタンは右手親指で押して操作します。
最も使って、重要なのがズームボタン。

ところが、ズームボタンの手前に大きな録画スタート/ストップボタンが配置されていて、押したつもりが無くてもいつの間にか押されていて撮るはずのものが撮れてなかったり・・・・

これほど悲惨な事はありません。
これは使う状況を全く考慮していない製品設計上の不具合です。

そうは言っても、他に選択肢がある訳でもなく・・・
なら、自分でなんとかするしかありません。

操作は手元など見る事など無く、目線は直接の被写体とモニターですから、操作手元は指の感覚だけでやっています。
指の感覚を一歩間違えるとズームボタンの先に有る電源ボタンなども間違って押してしまう事も有ります。

それらを一掃するには指の感触的に絶対的な違いを有する必要があります。
そこで、今回閃いたアイディアは・・・

「段差」

段差で指の感触を明らかにする。
です。

その工作の結果がこれです。


1.5mm厚の透明ビニールマットを切って、両面テープで貼り付けました。
これによって、スタートストップボタンは一段低くなるので指が誤って触れる事を防止。
更に電源ボタンとガイドライン表示ボタンも誤って押さぬようにズームボタンにも同じビニールマットを装着して段差を生じる事で電源ボタンなどを誤って押すことが無くなります。


ハイアマチュアでもいい加減な撮影は許されません。

大きなイベント収録の際には自分で操作するビデオカメラは大型の業務用カメラと三脚でリモコンも信頼のある物を使うので問題無いですが、時として簡易な撮影の場合にこの三脚と家庭用ビデオとリモコンの組み合わせで撮る事もあるので、今回のこの対策は大変重要な意味を成します。

これで安心してこのリモコンを使う事が出来ます。

政府が平気でデマを流すのと一緒で、メーカー品が必ずしも完璧なものとは云えません。
なんでこんなところに、このボタンを配置するんだろう?
と思わざるを得ない状況です。

メーカーに要望するのも一手ですが、手元にある製品が直る訳でもなく自分でミスを無くす工夫をするしかありません。

またもや閃くアイディアに感謝。

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ドローンの高度調整

2024-12-04 08:55:25 | ビデオ撮影
昨日紹介したドローンは地表からの高度は15mまでしか上げられません。
機体の下に付いているカメラセンサーで高度を測っている様です。

でも、ちょっと不足を感じます。

そこでアイディアです。
例えば丘に登って行く時だって人が上に登って行くのを追尾して撮ってくれる訳です。
最初に書いた「地表からの高度」と云うのが味噌です。

なら、騙してあげればもっと高く飛べるのでは?
丘の麓から30m上の頂上まで行けば、最初に居た麓の地面からは30mも上空を飛んでいるのと同じです。

そこで、実験。

まず、3mくらい上昇させてカーポートの上に機体を移動。
そこから更に上昇させていくと・・・

やっぱり・・・

家の屋根より大分高くまで上昇しました。
つまり、カーポートの高さを地面と勘違いしてそこから更に15m上に行ったと思われます。


カーポート上空から外れてもその高さは維持したまま移動できました。
そのまま移動して家と遠景の山並みを入れてみると・・・

それで撮ったのがこちらの映像。
明らかに空撮と思えるような映像になりました。

ただし、電波の届く限界が最大30mなので、いくら下駄を履かせたとしてもそれを超えて上空へは飛べません。
また、航空法に関わるのは100m以上の高さの区域ですので、この程度は全く抵触しません。
あとはマナーを守ればOKです。

昔、ヘリなどで上空から家の敷地全体の写真を勝手に撮って、それを後日売り付けに来る商売が流行って、実家にもその写真があります。
でも、元のフィルムを頂けるわけでも無くA3版くらいの大きさの額に入った写真は色褪せて如何にも歴史を感じる状況になっていますが、新しく写真を作る事もできず、セピア色になって行くだけです。

自分で撮影出来てしまえばその写真データがあるのでそんな心配も必要なく、自由なアングルで撮れますね。

アイディアは無限大。

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12月と一緒にドローンがやって来た!!

2024-12-03 07:57:25 | ビデオ撮影
先日ドローンの話題を挙げましたが、アマゾンのブラックフライデーのセール価格と7%近いポイント還元に魅了されて、12月1日とうとう手元にやって来てしまいました。

HOVERAir X1 Smart さん、いらっしゃい!!

開封!!

開封して引き出しを右にスライドすると、ケース左端端にあるプロペラが回ります。
ワクワクさせる凄い仕掛けに感動。

上に乗ってる本体を取り出すと、その下には箱が敷きしめられています。


これが内容物の全てです。


・取説
・予備のプロペラ
・予備のネジとドライバー
・USBケーブル(TYPE-C)
・本体収納袋
・充電アダプター
・予備電池(電池は本体にも一つ装着されています)
・充電ポート(この中にも5000mAhの電池が入っていてこのバッテリーに充電しておけば、100Vが無くても屋外で飛行用のバッテリーを充電できます。 勿論、モバイルバッテリーをUSB接続でも充電できます。)
・ドローン本体

スマホに制御用アプリをインストールして本体とWiFiで接続すると、最新のファームアップの案内が出たので、はやる気持ちを押さえて早速本体のファームアップ実施。

その後、部屋の中でテスト飛行。
テスト飛行をしないとロック解除できずに一部の機能が使えません。

では、早速外に出て飛ばしましょ。

このドローンはAI搭載で、飛ばす前に顔をレンズに向けて飛ばす人の顔を覚えさせないと飛びません。
その人を認識してその人が移動すると後を付いて来てくれたり周りを回ってくれたり真上から撮ってくれたりと、自撮りに特化した多彩な機能が盛りだくさん。
しかもコントローラーなどでの操縦操作なしで勝手にAIが判断して動画を撮ってくれ、着陸する時には手のひらを上にして見せれば手の上に降ります。

また、腕の表現だけでその人がしてもらいたい動作を理解して回転したり上昇したり戻って来たリも出来る様です。(まだ試していません)

動画だけでなく写真も撮れるので、三脚や腕延ばしや自撮り棒の必要なく自撮り写真が撮れます。
別に高く上昇させるだけで無く三脚代わりにも使えるという事です。
安定したホバリング性能とジンバル機能によって可能になっています。

そして、興味津々なのはマニュアル操作。
スマホ内の操作画面でボタンをタップして操作します。


上昇高度は最大15mまでです。
それでも家の屋根の少し上くらいまで上がれます。


これで、スズメがトヨ内に巣を作ったりしても簡単に状況を確認することが出来ます。

庭のメイン花壇は真上から撮ると小さく感じます。
操作している私も写っています。


庭全体を眺めてみましたが、何度か投稿しているバルコニーからの眺めと、そう違いはない感じに見えますが、やっぱり角度が違うので高さを感じます。


カメラを少し上に向けて遠景を入れるとやっぱり空撮に近い感覚の高い位置からの映像となります。
ちょっと、太陽が視野内に入って逆光になってしまっています。


このドローンは99gの重さしかないため、機体番号の事前登録も必要ありませんし、事前の撮影許可申請も不要です。

ただ、守るべきマナーはありますからそれは充分理解した上で周囲の人に迷惑が掛からない撮影を心がけないといけません。
地域毎に飛ばせない区域もあるので、事前にそれが記載された地図で確認してから飛ばす必要もあります。
また、イベントでの人込みの上空なども不可です。

やたら滅多、撮りまくって迷惑行為をして事故など起こすと、法規制が強化されたりして100g以下で有っても気軽に飛ばせなくなる事もあるので、大人の紳士的対応が求めれます。

しかし、ネットでの評判どおりの凄いドローンです。

風が時折強めに吹く日でしたが、全く動じずしっかり安定したフォバリングをしてくれるし、風で多少揺れてもカメラ部にジンバルが付いていて揺れを補正してくれるので動画も、もの凄く安定した映像で撮れます。

動画は最大2.7K/30Pの高精細画像で撮れます。
あまり動きの無い風景などの映像なら30Pでもなんら問題はないです。
動きの激しい動画の場合ならやっぱりフルハイビジョンでの60P撮影が良いと思います。

静止画は4000×3000(1200万画素) ですから、そこそこ安いデジカメくらいの画像は充分撮れます。

AI撮影でのバックフォローモード撮影では、いくら早く走って逃げようとしてもしっかり後を付いて来て動画撮影してくれます。
ただ、ロードバイクで時速40kmとか出すと多分ついて来れません。

スペック的には秒速7mまでとなっているので、時速約25kmまでならしっかり後を着いて来て動画撮影をしてくれます。

自分がロードバイクで走る姿を上空から撮れたら楽しいですね。

--
なお、先日のブログで解説した電波法に関しては、使用している電波がWiFiの2.4GHzなので、無線免許は必要ありません。
やっぱり、私の持っている無線免許はここでも役立つ事は無さそうです。
生涯不要な免許かぁ。

今ならまだブラックフライデー期間で間に合いますョ。
あなたもお一つ如何?
 

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ドローンと、化けた無線従事者免許

2024-11-24 07:39:33 | ビデオ撮影

最近ドローンが大流行りしています。

用途は多く分けて2通り。

一つはラジコン飛行機同様に飛ばすことが主でその技術を磨きたい人

もう一つは空撮が目的で飛ばしたい人

私はビデオ撮影を40年近くやっているので、10年くらい前に25万円程するドローン講座を受けて民間資格を取ろうかと思った事もありました。

現在法律が変わって、無登録で飛ばせるのは以前200g以下だったものが100g以下のドローンに変更された様です。

撮影目的の私としては安定したフォバリングが出来て最低でもフルハイビジョン以上の動画撮影が安定して撮影出来る物が欲しいです。

100g以下でもそれを実現できるドローンが有ることを最近知りました。

HOVERAir X1 Smart

ただ、AIによる自撮りに特化した機能は豊富ですが、マニュアル操作はあまり得意では無さそうです。

100gを超えると機体番号の国への登録などが必要で、200gを超えると航空法に縛られ、飛ばすのにも申請が必要になるようです。

200g以下でも航空法を全く無視できるわけではありませんが・・・

ドローンを操縦する電波使用に関しては、手元のモニターで画像を見ながら飛ばす際にWiFiと同じ2.4GHz電波を使う物は無線免許は要らないみたいですが、産業用機材だと画像伝送に遅延が少ない5.7GHzが使われ、レースなどでは5.8GHzの周波数を使うらしくその場合、アマチュア無線の免許が必要の様です。

幸い私もアマチュア無線は高校1年の時に取って無線局を運用してたので5.8GHzは扱えます。

でも、5.7GHzの業務用のドローンの操作においてはアマチュア無線の免許ではダメで、「特殊無線免許」が必要なんだそうで・・・

そういえば、学生の時に当時電電公社の屋上に良く有ったパラボナアンテナのマイクロ波の電波運用に従事するために必要な「特殊無線(多重無線設備)」と云う資格を取っていました。

つまり、当時では電電公社に入って、しかもその多重無線設備業務に従事しなければ殆ど使い道のない免許です。

今でもなんでそんなもの取ったのか良く覚えていませんが、当時やたらと様々な資格試験を取りまくっていました。

アマチュア無線とは違って「〜に付いて述べよ」と云った筆記で回答する結構難関な試験(合格率30%台?)だった事を覚えていて、一緒に受けた友人がみんな正解を書けず私だけ書けた一部の出題問題は45年以上経った今でも覚えています。

ところが、前述の様にドローンの5.7GHz電波を扱う上で「特殊無線」の免許が必要との事。

はて?

自分の免許も「特殊無線」だな・・・

調べてみると

昔「特殊無線技士(多重無線設備)」と云っていた名称は現在「第一級陸上特殊無線技士」となっています。

「第一級」ですかぁ。随分と聞こえが良くなりました。

免許を取った当時は確か一級無線技士の配下で働ける存在だったと記憶しています。

現在では・・・

「陸上の無線設備であれば、ほぼすべてを取り扱うことが可能、その中でもテレビ放送局の中継設備や、携帯通信の基地局などの多重無線設備を扱うことができる

とネット情報にあります。
この資格を持って従事すれば年収700万以上とか・・・
まあ、定年過ぎた私を雇ってくれる所はないと思いますが。
これが私の無線従事者免許証。
左が多重無線で、右がアマチュア無線です。
いやー!長髪(当時流行っていた)の46年前の若すぎる写真に驚きです。
結構イケメンじゃん!!?(ぼかしてあるので如何様にも想像してください)

勿論、電気工事士免状と同様に、名称は変わっても現在でもこの免許証は有効です。

一度も使った事無いですが・・・

ちなみに、5.7GHzの画像伝送用のドローンの電波を扱うには一級なんて当然必要なく、「第三級陸上特殊無線技士」で操作可能な様です。

ドローンの操作に関する資格も現在では国家資格があるようですが、国家資格を持ってなくても飛行許可は取れるようです。

今更、そんな大それた自動車教習所の様な講座を高額で受けてドローンを飛ばすだけの必要性は無いので、国家資格は取らないと思いますが200g以下くらいのドローンで空撮はやりたいですね。

趣味の動画作成に幅が出ます。


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一大イベント収録完了

2024-11-03 08:23:32 | ビデオ撮影
昨日は学校祭のビデオ収録があって、私の9台のビデオカメラをフル稼働で収録しました。
その内6台は遠隔によるスマホでの操作可能なカメラなのですが、1台のスマホに接続できる台数が5台までなので、2台のスマホがあると全ての遠隔カメラが監視及び操作可能となります。

また別途ブログしますが、実は先日古い方のスマホを外に置き忘れて雨ざらしになってしまいましたが乾燥させて直しました。

ビデオ収録及び8チャンネルでの音声録音も全て順調にできました。
このイベントが年間で私の最大のビデオ収録イベントとなります。
他人にも云われますが、よくもこれだけの撮影を一人で全て出来るものだと自分で自分に感心します。
私の体は千手観音の様になっているのかも・・・

それを支えてくれるのが、ビデオカメラの進歩とスマホの技術だったりもします。
時代の流れです。

昨夜は収録から帰る途中で買った中トロマグロで疲れを癒します。

こんなの滅多な事では食べらえない代物です。
高級刺身にはわさびもチューブ品ではなく粉わさびを練ります。
絶対このわさびの方が風味があって刺身もおいしく食べられると思うのですが・・・

頑張ったご褒美なので、もう一品プラス!!

幸せなひと時です。

ま、この先大変なビデオ編集もありますが、それも楽しみの作業です。

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古い三脚のグレードアップ

2024-04-19 07:28:41 | ビデオ撮影
私が高校生の時に写真クラブに入ったのを機に三脚を買いました。
当時5千円くらいだったと思いますが、自分にしてはかなり高価な買い物でした。

それがこの三脚です。

プラスチックは取っ手などに使用されてるだけで、他はほぼ金属(アルミ)製で、50年経った現在でも現役で活躍する優れものです。

ただ、この三脚の弱点は水平出しするための水準器が無い事。

まあ、スチルカメラ使用においてはカメラのファインダーやモニターの映像を見てその時だけ水平が取れていれば良くてあまり問題にはなりません。

しかし、この三脚もビデオ収録時にはビデオカメラを乗せて撮る事に使うため、水平出しが出来れば設置時に助かります。
とは云っても固定撮影にしか使わないので横方向のパンをする事は無いので、設置した状態でモニター上で水平(正確には垂直面で合わせます)がとれていればOKですが、設置時間短縮のためには水準器が有った方が良い。

そこで・・・
小型の水準器を買いました。
4個セットで売ってました。


それを、三脚の肩の部分に取り付けました。


雲台を回転させながら、雲台上が完全に水平になる様に三本の脚の長さや角度を調整して別の手持ちの水準器で確認して完全な水平状態にします。

ただ、この三脚の肩の部分は斜めになっています。
そこで、いつものUVレジンである程度水平になる様に硬化させて土台を作ってから、その上にレジンを付けた水準器をバブルが中央に来るように静かに置いてそのまま紫外線を当てて硬化させれば出来上がりです。

この手の内側のステーの無い三脚は、各脚それぞれを自由に開脚角度を変えられるので、簡単に水平出しが出来ます。

これにより、雲台を回転させて違う方向の被写体に向けても常に水平が保たれます。

ごく簡単なアイテムですが、スチルカメラ使用においても利便性が上がる優れもののアイテムです。

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三脚の新調

2024-04-14 08:09:28 | ビデオ撮影
三脚はビデオ専用の物含めて5本持っています。
その内のSONY製のビデオ用の一本が40年くらい使って来て、もうボロボロで先日もまたパン棒の根元が折れて修理しました。

どうしてもプラスチックの部分が多い物は経年劣化で様々な所でひび割れや破損が生じて来てしまいます。

そろそろもう一本買った方が良さそう・・・

ビデオ撮影で自分で操作するドリーに乗せて使っているリーベックの業務用大型三脚はかなり堅牢なので全く問題は無く、固定撮影に使うビデオカメラ用の簡易な物が欲しいです。

そこで調査して行くと、最近流行りの三脚がありました。
「一脚スタンドポッド」と云う三脚です。


普通の三脚と違って、脚が大きく広がらないので、狭い場所に設置したり目立ってはいけない場所に設置したりするにはとっても良いです。


大型スチルカメラを乗せても大丈夫です。
ただ、屋外では風で倒れる危険があるのであまり高くしない方が良さそうです。
屋内でのビデオ収録使用においても無人で固定設置する場合には以前に紹介した砂袋などでの安全対策が必須です。


勿論、クイックシューは必須アイテムです。


このクイックシューはスマホも取り付け可能です。


ただ、弱点が一つ。
屋外などで立てる際に足元が水平でない場合があり、普通の三脚なら足の長さを調整して水平を出せますが、この三脚ではそれは出来ません。
そこで、ビデオ用三脚では当たり前のボールレベラーを買いました。

簡易な物ですが、凄く使えます。


最大で15度まで調整できます。


普通の自由雲台と何が違うかと云えば、水準器が付いている事。
買った三脚のヘッド部はネジ込みなので、それを取り外してカメラレベラーをねじ込みます。


更に、外した雲台を上にねじ込んで取り付けて完了。
水準器を上から覗いてカメラレベラーのバーを緩めて水平を合わせて固定すれば即座に水平出しが出来ます。

手軽に持っていけるので個人的撮影の簡易なビデオ撮影にも使えそうですが、ビデオカメラでは水平方向にパンする事が前提なので、水平が出せていないとカメラを横に回した時に斜めになってしまったり不都合を生じるため、水平出しを如何に早く正確に出せるかはかなり重要な事です。


ちょっとした旅行などに持て行くにもスリムで操作も簡単なので日常使いするのにも使えそうです。
最長に伸ばすと1.7m近くなるのでかなり高位置からの撮影もできますが、転倒防止に充分配慮することが求められそうです。

 
 

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ランタンの卒業式ビデオ収録とブログ訪問者200万人突破!

2024-03-20 08:09:30 | ビデオ撮影
昨日、先日とは違う学校の卒業式のビデオ収録がありました。
式はランタンの灯で始まりました。

丸い物は子供たちが自分で作ったそうです。
その中に色が変わるLEDを入れて光ります。

沢山集まって個々のランタンがそれぞれに違った色に変化して行くとても綺麗な初めて見る卒業式の風景でした。

最後は校庭で風船を一斉に放って、親も子も見えなくなるまでその風船を追っていました。
この学校の卒業式を撮って3年目でしたが今までにない演出に驚きました。

---200万人突破!---

このブログへの訪問者の延べ人数が、先週初めに見た時にはあと5万人で200万人突破と云うところでしたので5月には到達するだろうと考えていましたが・・・
gooブログスタッフさんに選んで頂いて先週6日間に渡ってトップページに載ったからだと思いますが、

今朝気が付いたら、とっくに200万人突破していました。


閲覧数はお一人が10回見れば10カウントですが、訪問者数は何度アクセスしても一日1カウントしか上がらないようになっている様です。

なので、自分で何度も見たりしてそれがカウントされる閲覧数はあまり意味が無いので、過去の総数表示は「訪問者」だけにしています。

でも、2010年から始めたブログですので今年5月で丸14年です。
平均すれば年間14万人以上の方が訪問に来て頂いていたことになります。
始めた頃ではとても思い付く様な数値じゃありません。

200万人都市って、調べると札幌がほぼ200万人だそうで、200万人台の都市は名古屋とか大阪だそうです。
札幌の市民の方全員が見てくれたと思うとワクワクしますね。
でも、所詮「延べ人数」ですからユニーク数は少ないのでしょうね。

何時も訪問頂いている方々、そして通りすがりの方、ご訪問本当にありがとうございます。

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小型ビデオカメラの機動性UP

2023-11-21 07:44:17 | ビデオ撮影
屋内での大規模イベントなどには大型のカメラをメインに小型カメラは固定でのサブカメラとして利用して多角的に撮影します。

ただ、あちこち動き回って撮影するようなイベントでは、家庭用小型カメラが軽いし機動性が有って使えます。
ところが、そうは云っても三脚に乗せて撮影したい状況も有るのですが、私の中では一番新しいFDR-AX55(上記写真の一番右のカメラ)が光学ズーム比も大きくて広角側も広いのでそれを使いたいのですが、最近のカメラはLANC端子でのリモコンでは無くなりMULTI端子でのリモコン端子になってしまいました。

そのため、これまで三脚に取り付けて使っていたLANCリモコンが使えません。

注意しないといけないのは、LANC端子をMULTI端子に変換するケーブルもありますが、HDR-790Vでしか動作しません。
790Vで使っていた物を利用しようとして分かりました。

形状は全く同じ端子なのですが、790Vは過渡期のカメラでMULTI端子ですが、LANC信号で動作します。
しかしそれ以降のカメラは通信信号が違うようです。

また、国内のメーカーで同様な業務用的に使えるMULTI端子対応のリモコンが見当たりません。
唯一SONY純正のリモコン付き三脚は有るのですが、三脚部が今一軟弱に感じるので手を出したくないし、そのリモコンはその三脚専用品で他のメーカーの三脚のパン棒に取り付けて使う事が出来ません。

とりあえず私は小型カメラ用にはDAIWAのボールレベラー三脚を持っているので、この三脚のパン棒に取り付けて使いたい訳です。
ビデオ撮影にはやぱりボールレベラーが無いと使い物になりません。
水平命ですから、水平出しに手こづっていたら撮影チャンスを無くします。


固定撮影なら良いですが、三脚部も堅牢でないとパンする時に画像がヘナヘナしてしまいますし、ヘッド部の滑らかな動きが特に重要で望遠側での撮影には顕著にその差が現れます。
また、SONYのRM-VPR1と云う製品もありますが、クリップ式でちょっと・・・

そこで、ネットで使えそうな製品を探しまくって、JJCのSR-F2と云うMULTI端子対応のリモコンを買いました。
SONYのRM-VPR1とほぼ同じなのですが、GRID LINEの表示の制御ボタンも付いていて、裏面にはネジ穴も付いています。
更に約半額で買えます。


全く外観が同じ製品が他社でも販売されていますが、実は裏面にネジ穴が無い物があるんです。
JJCのは裏側に三脚のネジと同じネジ穴が付いているので何か役立つこともあるだろうとこちらにしました。

ただ、想定はしていましたが、この製品をパン棒に取り付けるのは付属のバネ式のクリップなのですが、ちょっと頂けません。
上の写真の如く、左右にグラグラ動いて安定しません。
更に、取付けた際にリモコン部がパン棒を握った状態ではズームボタンを押そうとすると高すぎて親指の根元の掌が浮いてしまってぎこちなくなります。


これではダメです。

そこで、アイデア炸裂です。
以前に何かに使えるかと、買っておいたゴムのシートがあり、それを見てピンときました。

サクッと作ってみました。
リモコンを乗せる側です。


パン棒側になります。

先ずは、作ったゴムシートの台をリモコンにネジでしっかり取り付けます。

こんな感じで下部のゴムシートが湾曲してパン棒に巻き付く訳です。
ゴムのため滑ったり緩んだりする事も無く、ゴム部とリモコンはネジでしっかり取り付けるのでグラつきもありません。

バンドは何度でも取り外し可能な結束バンドを使いましたので、必要に応じて脱着も簡単に出来ます。


見てのとおり、高さも低くなったのでパン棒を握りながら親指でズームボタンも安定して操作できるようになりました。
なによりも、グラつく事も無くしっかり確実な操作が可能となりました。

使って初めて気が付いた事があります。
このリモコンを買う際に記載も無かったし可変ズームスピード全く期待していなかったのですが、2段階の可変ズームスピードが可能です。
軽く押すとゆっくりで、さらに押し込むと微かに手ごたえが感じられて、ハイスピードになります。

まあ、大型カメラで使っているリモコンはシーソー式で押す深さによって5段階変速ですし、それに比べれば2段階変速は使い勝手が良い訳ではないですが、無いよりマシです。

更に、カメラ側にも手を加えました。
FDR-AX55は、付属での専用フードがありません。
屋外での撮影などではフレアなどの影響でコントラストが下がったりする事もあり、出来ればフードが欲しい所です。

ところが、前述したようにAX55は広角側が広いため、ヘタにフードを付けると四隅がケラれてしまいます。
ケラレない様な薄っぺらなフードでは直射日光を避ける効果が殆どありません。

そこで、55mm径から62mmにサイズアップリングで拡大してそこへ花形フードを取り付けてみました。
残念ながらこれではケラれてしまいました。

次に55mmから72mmへのサイズアップにしたところ、レンズ保護用フィルターを付けた状態でもぎりぎりケラぜずにすみました。
フィルターを付けなければ余裕は生まれます。

ただし、花形フードが斜めについていたりすると最広角で空間手振れ補正で内部レンズが動くとケラレる事が有るのでフードの取り付け角度には注意が必要です。


取り付けた状態での外観はこんな感じになります。


これで、屋外での撮影も完璧です!


 
 
 

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保育園運動会収録とご馳走

2023-10-08 08:42:02 | ビデオ撮影
水曜日実施予定だった保育園の運動会は夜から降り続いた雨で翌日に順延となりました。

そうは云っても翌日も朝からどんより曇り空。
天気予報では「晴れマーク」なんだけど・・・

今年は父兄の来場も制限無かった様で、沢山の観客になりました。

それでもなんとか開催中の雨は無く、助かりました。

事前にカメラにはビニールカバーは着けておきましたが、カメラ8台ですから途中で雨が降ると大変な事になります。
音声も子供たちの声が良く入る様に別取りで録音しました。
勿論、先日作ったウインドウジャーマーが活躍したのは当然です。

ビデオ収録も無事終わって、片付けも終了して車に乗ると間もなくポツポツ来ました。
結構、30分くらい雨が降って路面も濡れました。
さて、ランチはどこにしよう?

ふと脳裏に浮かんだのが、8月にマツさんからのLINEで「中華そば 葵」が開店したらしいよ と云う情報でした。
元々は福島県の白河にあったお店なのですが、今年の春に大田原市に移転しました。

帰り道でもあるし、行ってみよう!!
ほぼピッタリ12時に着きましたが、駐車場は私の車で丁度満車。
軒下には5人くらい並んでいました。
良かったです。
後から来た方は駐車場が一杯で何台か帰って行きました。


ビデオ収録お疲れさん。
ですからここは豪華にチャーシューワンタン麺にして当然でしょう!


チャーシューで中が見えません。


チャーシューを避けながら麺をひとすすり。
わーうめ~!


次、ワンタンを引きづり出しました。
これも、うめ~!


次、チャーシュー!
これも、うめ~!


ただ、チャーシューは白河ラーメン独特の燻製の様な燻った香りはあまりしませんでした。

白河時代のお店には行ったこと無かったのですが、近くに移転して来てもらえて嬉しいです。

完食!!


収録が上手く行った日は何時までもご機嫌が続きます。
帰りがけにスーパーに寄ったらアジの叩きがお値打ち価格でした。

紫蘇の実も食べ頃だし・・・・

紫蘇三昧!!


シソの葉は30枚くらい、シソの実も30本くらい畑から採って来ました。

自分の感の読み通り。
アジの切り身も30個くらい有った様で、シソの葉もピッたり足りました。


紫蘇は葉も実も抗酸化作用が強いですから、疲れた体を労わるのにも最適です。

良い一日でした。
さあ、編集頑張ろう!
---

ところで自分の孫の幼稚園では昨日運動会があって、応援に行きました。
天気が良くて最高の運動会日和でした。

勿論、自分の孫は自分で撮ります。
手持ちの1カメですけど、存分に孫狙いで撮って家族で見ます。
今の小型カメラは空間手振れ補正で、手持ちで充分ブレずに安定して撮れますから手軽で良いです。

以前はこの幼稚園ではずっとビデオ業者が入っていたのですが、今年は居ませんでした。

入場制限が有った昨年までは業者のビデオも必要性がありましたが、みんなスマホや小型ビデオカメラで動画を手軽に撮れる時代ですから、もはや必要無いかも知れません。
でも、依頼要望があれば期待に応えたいと思っていますが、殆どボランティアの域です。
私が依頼を受けている保育園も今年は配布本数が減ると思っています。

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今年度最後の大仕事終わった!

2023-03-18 08:27:13 | ビデオ撮影
昨日は先週に引き続いて卒業式の収録でした。
自分の子供でも無いのに感動の連続でとっても疲れました。

収録は8台のカメラと音声レコーダーのデータをPCに落としながらおよそのチェックして大丈夫でした。
ただ、一人一人が父母への花を渡すシーンを手持ちカメラで撮る際に、うっかり手振れ補正機能がOFFのままだったのに気が付きましたが、途中でどうにもならず最初の数人若干手振れが入ってしまいましたが、Adobe Premiereのワープスタビライザーエフェクト機能で完全に修正出来ました。
その後は機転を利かせて近距離に寄って広角撮影して難を逃れました。

こう云う時のとっさの判断って本当に大切です。

そんな訳で、またもやお疲れ様会を自分で開催!
美味しい水もご用意!

ほら! アップで・・・
豪華絢爛!!


夕ご飯は手作り焼肉丼。

実はこの焼肉丼のタレは卒業生の御父兄から前日に手作り品だと云って一瓶頂いたものです。
瓶には焼肉丼のレシピまで貼り付けてあり、妻がそのとおりに作ってくれました。
チエーン店の焼肉丼より美味しいです。

ありがたい限りです。
ありがとうございます。

今度、このタレのレシピ教えてもらえないかなぁ。

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卒業式ビデオ収録準備と戻りつつある卒業式

2023-03-12 08:48:19 | ビデオ撮影
卒業式の季節です。
今年も昨日ビデオ収録しました。

そんな中、以前から気になっている事が有って使う時になると思い出します。

それは、音声収録用のディジタルレコーダー専用に10年前に自作した電池ボックスです。


エネループ電池(Ni-MH)12本直列接続で14.4Vを2セットをケースに入れて、それを並列接続で容量を稼いでいます。
お陰で10時間の連続録音が出来るのでどんなイベントの録音も電池交換無しで出来るので失敗した事が有りません。

万が一の電池トラブルを想定して、並列接続を解除してセパレートで使える様にスイッチを設けてあります。

これがハイマチュアです。


ところが、この並列接続が厄介なんです。

故障した電池は今までは事前の充電時にエラーになって分かるので、現場での不具合を経験した事はありませんでした。
充電時に全ての電池状態をチェックしてくれる機能はとても助かります。

でも今後も現地で不具合を絶対回避出来る保証は無いです。
勿論、1セット分の予備電池は常に持って行ってはいますが・・・
実際のところ、ワンマンでの撮影なので撮影が始まったらどうにもなりません。

正常な直列電池側はそのまま使うので、新品交換した直列電池側とは多少なりとも電位差を生じます。
つまり、並列接続相互で迷走電流が流れてしまって多少なりとも無駄な電力を消費して良くありません。
実際、充電後にセパレート状態で相互間の電位差を確認すると、0.2Vの電位差が有りました。

これまではそれを防ぐため、充電したら並列接続を切るためスイッチをセパレート側にしておいて、現地に着いてからマルチ側に切り替えて並列接続にして使っていました。

しかし、もし運用中に電池が一本逝かれたりしたら、正常な電池セット側から電圧が落ちた側へ無駄な電力が消費されてシステム全体の電池容量が減ってしまって途中で録音が止まってしまう事も考えられます。

これを防ぐには、ダイオードを入れてやれば良いのですが、ダイオードは0.6V程度必ず電圧降下します。
すると、連続使用時間が短くなってしまうためこれまで、ためらって来ました。


電池ボックスは2台作ってありますが、全数同一時期購入電池だけのボックスでは電位差は全く無く、並列接続相互間での迷走電流も流れませんでした。

更にもう一つの課題はダイオード挿入による電圧降下することで、レコーダー側の12Vの終止電圧に早く到達してしまいレコーダーがこれまでより短時間でシャットダウンしてしまう可能性が出て来ます。

今まで10時間使用できたのが8時間とかになったりすると、長時間運用するイベント録音では余裕が無くなってちょっと困ります。

でも、よく考えたらこのEDIROLのディジタルレコーダーは終止電圧の設定が出来るんです。
その値を0.6V下げてやれば良い事に今更ながら気が付きました。

ニッケル水素電池側にも空っぽになる直前の終止電圧があります。
充電直後は12本直列で14.4Vあります。
そしてその本数では12Vが終止電圧です。
これを無視してこれ以上使い切ると電池寿命が短くなります。

現在のレコーダー側の終止電圧設定も電池の規格に合わせて12Vにしてあります。

それをダイオードの電圧降下分の0.6V下げてやれば良いですが、0.5V単位でしか設定できないので11.5Vにしました。


あとは、ダイオードを電池のプラスの出力部に挿入します。
回路図的にはこんな感じになる訳です。


こんな接続にすれば、電池1<ー>電池2 相互間での電圧干渉は防げます。
スイッチをマルチにした状態(並列接続)で電池2がトラブって仮に10Vになったとしても電池1の電流はD2により電池2へは流れないので、出力端子には電池1だけの電力で14Vが供給される筈ですね。

そのダイオードですが、手持ちのジャンクパーツには1Aのダイオードしか無く、最低2A流せるダイオードが欲しかったので新たに買いました。

IN5408で1000V3Aの物にしました。
販売は20本単位だったので1セット購入です。


これがダイオード接続前。

接続後


改造が終わったので、実験してみます。

電池ボックスの出力には、電圧確認のテスターと実際のレコーダーを接続します。
当然、裏面スイッチはマルチ側にして並列接続運用状態です。


この状態で、電池直の電圧は充電直後なので15.1Vあります。


ダイオードを通過した電池ボックスの出力側は14.5Vです。
確実に0.6Vの電圧降下になっています。


まず、右側の電池セットの1本が逝かれて通電しない想定で抜きます。

その時の出力電圧は当然左側の電池セットからの供給だけになりますが出力電圧の変化も当然なくて、抜く前とほぼ同じ14.4Vあります。


さて、次にその一本が不良により一本分の電圧が減った状態としてみます。
クリップで一本分を直結します。


右側の直列電池直の電圧は一本分(Ni-MHは1本1.2V)減ったので約14Vになりました。

でも、ボックスの出力電圧は14.4Vのままです。


確実にダイオードの機能が働いています。

あとは、実際にこの設定状態でレコーダーが何時間動作出来るかの実証実験を行います。
今まではファンタム電源使用で10時間でしたから同等の連続使用が出来れば良いですが、もし下がっても9時間は最低欲しいところです。

この実験は時間が掛かるので収録が終わってから実施します。
今回の収録は2時間程度なので確認せずとも問題はありません。

--
そして卒業式当日を迎えました。
気温も高くて春本番の様な天気に恵まれ、最高の卒業式でした。

今年は3年ぶりに両親揃っての参加と在校生の参加が許可され、以前の状態に近い卒業式となりました。
校長先生の生徒達への心底からの想いの式辞も感動的でした。

「極普どおりに出来る」事が、こんなにも幸せな事なのかと内心思いました。

7カメ+音声レコーダー2台での収録でしたが、何一つ不具合なく撮影が済みました。

このボランティアを始めて早24年。

独学でのビデオ撮影と編集ですが、技術雑誌からの最新情報と機器とソフトウェアの技術進歩のお陰もあって、素人的な域を超えた作品を作り続けられて来ました。
「自分の趣味を生かせる機会を与えて頂いて大いに感謝している」というのが私の本音であり、「楽しい」ので多くのアイディアも湧き出てきます。
そんな事は周囲に伝えてもいるため何かと協力体制でいてくれます。
中には、私の作品に感動して頂ける方もいる様です。

何度も何度も「何時辞める?」と自分に問いただしてみるものの、幾度かの危機はありましたが先生方や父兄の方々の想いに支えられてこれまで継続してきました。
きっと、辞める時は自然な成り行きで辞める事になるのかなぁ。
体と頭が正常に動く限り続けるんだろうな。たぶん。

家に帰ると妻が「お疲れ様」と、2種類のマグロの刺身を買っておいてくれました。
近年はマグロも年に数回しか食べられませんからね。
ありがとうございます。


今週、もう一つビデオ収録依頼がまだあるので気を引き締めて行こう!

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孫娘のピアノ発表会

2023-02-06 07:55:04 | ビデオ撮影

今回も小学2年生の孫娘と娘の二人でのピアノ発表会での連弾です。
曲は「千と千尋の神隠し」の「♪あの日の川」。

しかし、前回も今回も入場できる家族の人数制限があって、前回は娘の夫が行けなかったので私と妻が行けましたが、今回は娘の夫とその長男が行くので、私達は一番下の孫とお留守番です。

でも、前日に家のピアノで練習したいと云って、二人でピアノを弾きに来たのでその様子を収録しました。
リビングは、即席でスタジオ化してしまいました。


窓ガラスは二重樹脂サッシのため外音の防音効果も充分なので、定刻の時計のチャイムだけ気を付ければ立派なスタジオになります。

10年間も調律していないピアノで、和音とかちょっと汚い音ですが録音自体は96kHz24bitサンプリングの高品質です。
(とは云いながらYouTubeにUPする際に圧縮掛かってますが・・・)
そろそろ調律をしないと限界です。

そんな状況ではありますが、良かったらご視聴してくださいませ。
2分50秒程の演奏です。

今回はコンクールでは無く、発表会なので優劣や順位などはありませんが、親子で千と千尋の衣装を着て出場した様です。
他の子達は全員ドレス姿でしょうから、さぞ受けたんじゃないでしょうか。
帰り掛けに家に寄って、着替えてくれたのでその姿を庭で撮りました。


こんな感じの衣装での演奏だったらしいです。

販売される高額なビデオをあとで見せてくれると思います。

でも最後の終わり方が、なんか中途半端なところで終わるので違和感を感じますが、そう言う曲なんだそうです。
今まで知りませんでした。

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小学校の卒業式ビデオ収録

2022-03-19 17:11:11 | ビデオ撮影
小学校のビデオ収録は15年振りくらいになります。

今回、知人の仲介でどうしてもと言う事で引き受けました。
小学校の卒業式の式台のお花は小ぶりだけど、ビビットカラーの花ばかりで、とっても華やかでした。

注文の際に「鮮やかな花でお願いします」とか云うのか、花屋さんの計らいなのか?

この花の中に授与のシーンを間近に撮るための小型ビデオカメラが隠れているのがお分かりでしょうか?(これでも4Kまで撮れる性能のカメラです)
保護者席の方からはまず分からないと思います。
こう言った式典では目立つカメラワークは敬遠されますからね。

今回は8台のカメラで撮りましたが、全てできるだけ目立たないところでの設置です。
更に、私が操作するカメラが来賓席周辺を時々うろうろするので、事前に来賓の方々にはその旨説明し、了解を得る様にしています。

でも、小学校のビデオは中学校と違って殆どが学校主体ではなく学年部会主体なので、毎年部会役員も変わり、考えも変わるためとっても煩雑です。
時にはビデオ制作依頼先を巡って部会長と保護者間で紛争が起きたりして過去に2回も巻き込まれそうになりました。
私に実害は無かったのですが2回目の時は変更されること無く業者へ無理やり依頼したため部会長に対しての保護者の怒りが半端なく、ちょっと恐ろしくなり自分の本業の仕事が忙しかった事を理由にその騒動を契機に小学校からは手を引きました。

私は趣味のハイアマチュアなので宣伝などせず口コミだけでの依頼のみですが、業者の方はあの手この手と部会長さんにアタックして来て陰の一存で決まってしまったりして、私の作るビデオを望む保護者との間で対立してしまうんです。

中には業者さんのあまりに目立つカメラワークに校長先生が叱ったという話もあります。

最近は見かけなくなりましたが、民生用の上級ビデオカメラと中身は同じなのに「業者用カメラ」(「業務用」でないところが面白い)としてワザと見かけの大きさを大きくしただけのカメラもあったくらいで、業者としての威厳と云うか差別化を図りたいのだと思います。
君たちのカメラとは違うんだぞ~って?
作品の中身が問題だと思うのですが・・・

今回の小学校では卒業ビデオ制作自体が初めてらしく前例がない中での依頼だったので、部会長さんも先生方も校長先生もとっても協力的でしたので私としても、とってもやり易かったです。
今後も、こんな関係のまま続けられたら良いですね。

まあ、その前に良い作品に仕上げないといけません。
頑張ろう!
コメント (2)
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