備えよ常に! 備えあれば憂いなし
韓国経済は財閥経済であり、財閥企業上位
10社の売上高が韓国のGDPの76・5%に相当し、
財閥の国内資産は上位3社でGDP比50%越えて
おり、サムスン財閥だけで22.6%を占める。
このサムスン財閥の中核企業であるサムスン
電子の経営状態がおかしくなって来た。
理由は、経営の柱である半導体。
[サムスンこけたら、韓国こける]と言われる
ほど、韓国経済の母体骨のサムスン電子。
21年末には[10万ウォン乗りも近い]と言われた
絶頂期のサムスン電子の株価は、最近では
[6万ウォン台も下の方]に定着している。
メモリー半導体では、圧倒的な生産・販売力を
有しているが次世代の半導体市場の主役と
なる人工知能(AI)半導体に用いられる高帯域幅
メモリー(HBM)の製品開発で大きく乗り遅れた
技術力の弱さにある。
HBMは、DRAMを8~12枚を積み、中間に
4000個ほどの移動通路(TSV=シリコン貫通
電極)]をあけて作った高性能メモリー。
メモリー半導体市場を制覇したことに浮かれ、
慢心に陥っていたツケが回って来た。
同業であるSKハイニックスが、全世界の
AI半導体市場で90%以上のシェアを持つ
エヌビディア(NVIDIA)のAI半導体に採用
されたのに対して、サムスンはテストで落第。
サムスンは、HBM開発で追いつける技術的
蓄積力を失ってしまっていると手厳しい批判も。
7月10日韓国サムスン電子社内の最大の労組、
全国サムスン電子労働組合(NSEU)が、賃金
体系の透明化と労働環境の改善を求めて
組合員6000人ほどがストに突入する事態も。
サムスン電子は、23年12月に横浜に5年間で
400億円を投資して半導体の次世代パッケー
ジング技術の研究拠点を新設すると発表。
横浜は、かってサムスン電子が日本国内企業が
白物電気製品を発表するとすかさず新製品を
解体・分析して日本の技術習得の拠点の所在地。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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