備えよ常に! 備えあれば憂いなし
韓国ウォンが、対ドル相場で1ドル=1400
ウォン割れ寸前の非常事態に追い込まれている。
9月16日には、取引時間中に1ドル=1399
ウォンを付けて、韓国の通貨当局は大わらわ。
ドルは19日の時点でウォンに対し、年初来で
17%上昇し、外資の逃避でウオン安が続く。
1400ウォン割れとなれば、ウォン安が更に
加速し、企業だけでなく、個人の間でも恐怖
心理が広がりかねない。
この[防衛線]が崩れれば、ウォンは一気に
50ウォン単位で下落するのではと恐怖感が漂う。
韓国銀行は20日、今年8月末現在の外貨預金
残高が882億7000万ドルとなり、前月末に比べ
21億1000万ドル減少したと発表。
この減少幅の大きさが警戒感を強める要因に。
一部の専門家は、韓国などの国から資金が
流出して市場が不安定化した1997~98年の
アジア通貨危機と懸念を示す。
韓国は、ウォン安だけでなく、独自の大きな
問題も複数抱えている。
世界一高い家計債務比率や元利減免の徳政令を
施行せざるを得ない中小企業債務の多さなどで、
中央銀行がインフレ抑制や通貨下落防ぐため、
積極的な金融引締め政策がとれない。
韓国輸出の4分の1を占めている中国経済が、
春以降不振であるため貿易赤字に転落しており、
早期の黒字化は見込めず、外貨準備が減少傾向。
過去には直面しなかった中国経済不振が、
大きなマイナス材料となって来ており、これが
ウオン売りの為替投機筋の狙い目ともなっている。
韓国は、米国との通貨スワップを渇望するが
通貨スワップはあり得ず、ドル借入が精一杯。
日本との通貨スワップは、虚勢を張り、大口を
叩いて継続中止後、再開の糸口もつかめない。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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