備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ロシアは、ウクライナ侵略開始により、米欧を
軸としたロシア産(ウラル)石油をボイコットする
大規模な締め出し策に遭った。
このため、ロシアは侵略を支援してくれる
中国と武器やダイアモンド原石購入などで
強い繋がりを持つインドを大口販売先とする
ことで在庫量増の苦しみは避けられた。
国内の反政府活動抑圧支援や武器購入で関係が
深いアフリカの国々などへの販売も維持できた。
このため、石油市場の価格上昇により、大きな
利益を享受し、石油収入は減少するどころか、
収入増加により戦費を賄うには問題は無い
との見方が多く出されている。
だが、専門家の分析では、2022年初では
ロシア産石油は、北海ブレントや米WTIの
市場相場と大きな差がない1バレル=80ドル
程度で揃っていたが、1月末ごろから夫々が
上昇に転じた。
2月24日のウクライナ侵略開始時点では、
3種のおよその価格は、北海ブレント115ドル、
米WTI108ドル、ロシア産は90ドル。
その後、石油市場は急騰したが、6月10日頃の
ピーク時の価格は、北海ブレントは128ドル、
米WTIは120ドルを付けていたがロシア産は
88ドルと逆に2月の価格より下がっていた。
更に9月1日現在では、3種とも下落基調に
あったがロシア産だけは75ドルと年初価格
より下がっているが他の2種は1月下旬の価格。
ロシアは、中国には市場価格より3割ほども
低い価格で契約をしているとの噂が流されて
いたが、市場価格より低いことは間違いない。
これらから見れば、ロシアの石油収入の増加は
あり得ず、実態は大きな収入減の状況にあり、
今後の石油余り予測などによる価格下落で
一段の収入減となり、戦費調達に苦しむことに。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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