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ファースト・コンタクト

ーーー決して偶然ではありません。あなたがこの本を手にしたのは…。まさにこの瞬間に、ガーディアン・エンジェル、ガーディアン・スピリット(守護霊)があなたに手をさしのべようとしています。ーーー

昨日紹介した江原啓之さんの著書“幸運を引き寄せるスピリチュアルブック”の冒頭は、この言葉から始まります。




"o(-_-;*) ウゥム… 「胡散臭せ~。」


本屋の“精神世界コーナー”という場所に立ち入るのも初めてだった僕には、ちょっと退いてしまうプロローグ。読み進めてみると、ナニナニ?
守護霊…? ネラ式メディテーション…? 水晶法…?


"o(-_-;*) …… 「ほんまかいな?」


一通りこの本に目を通した感想。「まあ、確かにこんな考え方ができたら人生楽かもねぇ。」って感じで終わってしまいました。普段ならそのまま本棚の奥へ直行! だったでしょう。
なのですが、何故か僕はこの本を繰り返し読み返してしまうのです。

3週間のお休みも終わり、仕事に復帰した僕の鞄の中には、毎日この本が入っていました。
昼休みや移動時間など、ちょっとした暇があると何故かこの本に目を通している僕…。
こんな、自分でも何とも煮え切らない行動を数日続けていました。


そして、ある日の昼休み。
この頃の僕は、長期のお休みを取っていた後ろめたさもあり、できるだけ会社のメンバーと顔をあわせなくてすむ、会社を出てちょっと距離のある公園でひっそりと昼食を取っていました。
おにぎりをかじりながら、また、本に目を通そうとしていると、頭の中に“自分のものではない思考(☆)”が入ってくるのです。



☆『おまえの記憶はどこにあると思う?』

(゜ー゜;)ン? 「なんだ? 今の?」



☆『おまえの記憶はどこにあると思う?』

(゜ー゜;) 「えっ? どこって…。。。脳、だよね?」


☆『違うなぁ。』

Σ( ̄Д ̄;) 「えぇぇ?違うの??」

☆『違うよ。』


(゜ー゜;) 「じゃあ、どこに…?」

☆『魂に。』



|||||/( ̄ロ ̄;)\|||||||



なんだよ、これ?




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変化

こんなタイトルのブログを書いておいて、おかしく思われるかも知れませんが、僕は元来、心霊現象やオカルトには、興味も関心もありませんでした。

どちらかというと、幼い頃から怖いものは結構苦手で、テレビの心霊写真特集やホラー・スプラッター映画なんかはもってのほか。13日の金曜日すら観たことがありません。
宗教にも全くの無関心。勿論、お墓参りや初詣ぐらいはしましたが、お経の意味も、布教活動に励む外国人の話も、右の耳から入って左の耳から出て行く程度。
宜保愛子さんも、サイババも、なんだか胡散臭いな~って感じてて、大槻○○教授や松尾○○さんに近い価値観だったかも知れません。

結婚してからも、妻が楽しそうに観ているテレビの心霊特集や、いわゆる「スピリチュアル系」などとくくられる番組なども、一緒に楽しむ事ができませんでした。確かにブラウン管の向こうにいる霊能者たちは不思議な感じではあるけれど、何とも信じ難い。いくら妻が「この人は凄い!本物だよ!!」とエキサイトしていても、「ごめん、先寝るわ~。」という日々。
(たしか、この頃はまだ“スピリチュアル”という言葉も知らなかったかも…)


そんな僕が、何の根拠もきっかけもなく、なぜかスピリチュアル系の本を購入してしまいました。

「なんでだろう?」

特に誰に勧められた訳でもなく、元々興味のない世界の本。自分でも、どうしてお金を出してまで読みたくなったのかがわからない…。

自分のこの変化は、病気によるものなのか…? それとも、薬の影響?
はたまた自分の病状に、心が弱気になっているのかも…。



色々な思いが巡る中、実はこの行動が僕の守護霊の誘導だったことが徐々に判明していくのです。




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プロローグ

2004年4月某日。その日、僕は生まれてはじめて心療内科の門を叩きました。

自分の記憶が徐々に消えていく…。

随分と長い間、何かおかしいと感じながら、その症状を無視し続けていました。
その結果、病院を訪れる頃には、昨日の打ち合わせ内容を思い出せない程、僕の思考能力は低下していたのです。

「セロトニン欠乏による記憶障害ですね。鬱の症状の一種です。だいぶストレスを貯めていたのではないですか?今の状況ですと、少し強めのお薬での治療が必要になりますね。服用し始めにちょっと過酷な副作用が現れると思いますので、1ヶ月ほど会社お休みしてください。」



翌日。

・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)・・・・・

「やっぱり、何も考えられない…。休み取るしかないのかな…。」
「どうしよう。会社になんて言おう。。。」

僕の仕事は広告制作。肩書きはクリエイティブ・プランナー。
考えることが生業である以上、思考能力が低下しているその状況では、会社を休まざるを得ない状況でした。

とりあえずどうにも自分の脳をコントロールできない状況であるため、今の自分の症状と、病院で告げられた内容をそのまま素直に会社に報告。
会社は「それは大変だ!」と快くお休みを許してくれました。
(ノ△・。)ゥゥ。。。ありがとうございます。

とりあえず、進行している業務の引継ぎを済ませ、間近に迫ったゴールデンウィークから、計3週間の休業となりました。


お休みに入って、いよいよ例のお薬の服用開始。






(|| ×m×)オ、オェ・・

先生…。確かにこれはキツイ…。

車酔いをバージョンアップしたような、吐き気とモヤモヤ。
頭蓋骨を素通りして、直接脳を撫でられるような頭の違和感。
睡眠薬を服用したかのような強烈な眠気。。。

なるほど。確かに先生の宣告どおり、これでは仕事にならない。

自分の脳が、他の誰かの意思でかき回されているような、
なんともつらい闘病生活の始まりでした。


まさか、こんな出来事が発端で、自分の守護霊とコンタクトがとれるようになってしまうとは…。




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