Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

福島原発、チェルノブイリ事故に迫るレベル

2011年03月29日 15時00分00秒 | Weblog


土壌からプルトニウム微量検出…福島第一原発(読売新聞) - goo ニュース
スリーマイル事故の14万倍 福島事故の放射性物質(中日新聞) - CYUNICHI-WEB


国も東電もホントのことを言わないので、そろそろ自身が知る限りで集めたニュースや情報を集約して、ここでブチまけようと思う。
今日この時点で、すでに福島原発事故とは
「チェルノブイリ原発事故の6割を超える放射線量を放出している」とのニュースが流れているところだ。


このニュースが伝えていることは、たしかに文字だけ読んでいてもコトのデカさがわかるが、もっとリアルに計れる方法がある。
チェルノブイリ原発事故は、広島に落ちた原爆の1000個分(※)の事故と言われているから、単純に考えて、福島に広島型原爆が600個落とされたと言うことと同じことが起きたということになる。
(※→諸説あるので一概に言えないが)


つい先日も、東電が発表した1000万倍だか10万倍だかの話、もうすでにどっちでもいい間違いでギャーギャーやっていたやね。
本当に肝心なことを彼らは伝えていないわけで、東電を始め国も世論に「原爆600個分」と発表したらパニック必死か。


あの誤発表、彼らの茶番劇とは、原爆10発分と1000個分の違いを発表したわけであって、誰がその差を理解できるかという話なのさ。
要は、比べようがないことを誤発表でしたと頭を下げられても、東電の発表など誰がどこまで信じていることやら・・・なのにね。


また、枝野官房長官の発するワード、すでに耳にタコができそうなキーワードがある。
この言葉にも、最初から違和感があって気持ち悪かった。


「・・・・この数字は、ただちに人体へ影響する値ではありません」


これは、たしかに「今すぐ、ただちに」影響する値ではないだろうが、「今すぐ」じゃなかったら影響があると言うことであることが、このワードの中に隠されていることを御理解できるだろうか?
つまり、5~10年もしたら、確実に影響が見られる可能性があることを意味する。


今、その影響として懸念されているのが、「(主に甲状腺)ガン発症率の上昇」である。
チェルノブイリ事故でも、小さな子どもが、事故後の5~10年後に発症しはじめたということだ。


今、放射線のネタと言えば、放射性ヨウ素に注目が集まりがちだ。
甲状腺に影響を与え、甲状腺ガンの発症率が上がると言われている。


だが、放射性セシウムだって無視できない。
半減期が8日のヨウ素-131より、セシウム-137は30年以上必要とされている。


チェルノブイリの時は、一般的にセシウムの放射線量で被ばくの程度を確認していたといい、当時セシウムの測定値が尋常でない数値を指していたが、日本の一部の医師団は、当時被ばくを覚悟で現地へ赴き、診察や治療にあたったという。


現地の人たちは勿論、その医師の中にも経過10年前後で、多くの人がガンを発症したという。
つまり、チェルノブイリや長崎、広島には、まだセシウム-137が存在している事実も我々は知る必要があり、また、この原発事故で被ばくへの考え方を知り、原子力は諸刃の剣であることを要認識しなければならない。


単純な計算式でお粗末だが、チェルノブイリで被ばくして障害や病気をなった人たちの人数×0.6人の日本人もそうなる可能性がある。
従って大人だって、通常の発症ベースではない数値で「がん患者」が増えることは、容易に想像できるということだ。


国は、今後、放射能に対する補償を含め、原爆と同じように被ばく認定も行っていくこととなることは必死。
「日本は強い」と諸外国から、勇気づけられてはいるが、この震災によって失うものって、本当に簡単に計り知れない。


ただでさえ、
こうしている今も借金額が増加していて、世界で最も借金を抱えている本国。
そのすべてをほぼ国債で賄っているため破綻しないと言うが、見えない補償額、復興に掛ける金額などを考えたら、簡単に「日本は強い」という言葉は励ましに遠いのかも知れない。


そうはいっても、いつまでも下を向いていたら、その先もないわけで。
国民ひとり一人が、出来ることを一つづつこなし、国も復興第一で対応していかなければならないことは間違いないのだが。


福島の野菜農家が自殺 摂取制限指示に「もうだめだ」(朝日新聞) - goo ニュース


でも現に、このような悲しいニュースもあったりして、全ての人間が前向きに考えられるわけでもないということを教えてくれている。
国はいまこそ先手先手で打つべき方策、手を打っていかないと、全ての国民にダメージを与え続けていくこととなる。


みな、持っているモチベーションや気持ちの大きさは違う。
だからこそ不公平の無いように、復興への対応に国は尽力すべきだ。

この農家の方の人の死を無駄にしてはならない。
勿論、この震災でなくなられた方、被災された方、その家族の方、液状化に苦しめられた方、経済的に大きな負担を背負ってしまった方、停電に苦しめられている人、みんな背負った者が同じ物差しで一緒に出来ないけど、日本のためだけでなくて、我々自身のために前を見て上を見ていこう、決して一人ではないのだから。


そして自分だけが被災したと悲観してはなりませんぜ。
今も、震災を受けていながら、劣悪な環境で原発処理を行っている人たちがいるということを、
本当に命がけで対応している人がいると言うことも、念頭に置いて下さい。


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PS

日本政府に告ぐ。
「健康に影響のある数値ではない」


じゃー聞くが、健康に影響のある数字が検出される数値はいくつなのか?
また、健康に影響が出たとして、それはどんな症状なのか?


きちんと明確にした方が良いのではないか?
加えて言うなら、福島原発事故の本当の事故の大きさを冷静に報告しなければならないと思う。


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