<その6からのつづき>
【カントリーショック連発】
念願の北寄貝をしっかり食べ終わったころには、すでに時計は午前11:00を過ぎていた。
予定では朝にホッキ三昧、昼に有名回転寿司という段取りだった。
つまり、この時間に苫小牧にいる時点でそんな夢予定は完全崩壊確定。
なお実のところ正直、漁港では平日だし1時間も並んだら食べられるのではないかという甘い期待もあった。
だから、まさか10:30を過ぎないと朝食が食べられない事態になるとは思わなかった。
だったら、朝ホテルの無料朝食の権利を捨ててこなければよかったという発想は後の祭り。
加えて新千歳空港のルールなのかも知れないのだけど、レンタカーは飛行機の出発時間の90分前までに返さないといけないらしい。
そうなると飛行機の時間は、15:00ちょうどなので13:30までに返さなくてはならなくなってしまった。
(予約では14:20までだったのだけど、それをあっさり否定されてしまったことからも夢予定は崩壊確定。)
ゆえに、ここ苫小牧から残り2時間で札幌市内まで行って用足しをして、新千歳空港近くのレンタカー屋まで給油をしたのち返さなくてはならないという超ウルトラ強行軍になってしまったワケだな。
【予定壊滅も運あり】
札幌では唯一の用足し事案場所、札幌護国神社までは小一時間で移動できたため、とんぼ返りで新千歳空港近くのレンタカー屋に飛び込んだところ、13:25着という超ギリギリの流れになった。
カーナビの案内時間では間に合わない感じだったが、これは道路状況、神社の混雑具合、カーナビゲーションの精度などがいい方に転がってくれたというツキもあったと思う。
あと、なぜレンタカー屋には90分前に返す必要があったのかも現場に来れば納得。
たしかにレンタカー屋群は空港に隣接しているが、道路での移動が結構の距離を要しているのだ。
また、一般的には各空港までの送迎はワンボックスカーが原則だが、送迎車はなんと大型乗合バスだったのでビックリ。
さすが北海道、何から何まで規模が違いすぎると感じた瞬間だった。
でもせっかくの初札幌、神社参詣以外、全く何もしなかったのは悔いが残りすぎる。
それにレンタカーの料金+高速道路代金+ガソリン代だけでも12,000円超だからねぇ。
護国神社への参詣代金が、まさかそんなことになるとは思いもよらないこととなってしまったが、さすがにもっとうまく行程を組めたであろうと大反省、これはいい教訓とするしかないわな。
(ひとまず札幌護国神社まで来られたのは良かったが、すぐさまノータイムで千歳市まで高速を飛ばすことになるなんてなぁ・・・とんだ札幌初上陸ツアーとなってしまった。)
【新千歳空港にて】
さすがに北海道中南部を長時間の行列と急ピッチで駆け回ったおかげで空港についた頃には、完全にヘバってヘロヘロに。
今やJALでは、スマホアプリで座席のアップグレード空席待ちが出来る時代になったので、こうなることを想定してバッチリ予約していたのだけど、あえなくキャンセルが出ず撃沈。
挙句の果てには、遅い昼食を空港で摂る予定が前述のとおり時間がなくて断念したところ、到着便に急病人が出たらしく、その折り返し便に搭乗予定だったことを鑑みると「いやぁ、だったら空港でメシ食えたなぁ」と搭乗口前で嘆いていたという。
(急病人が出たということで遅延も発生した帰りの空港の様子。なかなかの混乱具合で余計に疲れたんだった。のりばも変更になったし、出発時間も結構遅くなった。でもさ、こんなことわかっていた事柄だったわけだからね、もっと早いアナウンスがあってよかったと思うんだけど・・・オレの遅い昼食も、保安ゲートを抜けてしまったことで夢へと消えたという。)
(急病人は仕方のないことだし、人命救助が最優先も理解できる。だけど、この20分はオレにとって大きなロスタイムにもなったんだよね。旅が予定通りにいかないのも旅なんだけどさ。)
<その8へつづく>
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